『プロローグの書き方』冒頭ポエムはNG?適切な長さとは?

2021年7月10日

 プロローグ(英:Prologue)とは、小説や物語における冒頭のエピソード(導入部分)です。

 そしてプロローグは小説の最重要ポイントです。読者に読んでもらえるプロローグを書くために、重要なポイントをまとめました。

 



プロローグ〜冒頭のエピソードの長さとは〜

 プロローグと聞くと何文字くらいのストーリーを思い浮かべますか?

 500文字?2000文字?5000文字?

 小説仲間に聞いてみたら、幅があるのではないでしょうか。読者に読んでもらえるプロローグを書くためには、この文字数がポイントとなります。

 では何文字を目安に考えれば良いのか?

 私は、最初の3000文字〜4500文字がプロローグだと考えます。

  

 

冒頭ポエムはプロローグではない

 小説を書く人間は、冒頭ポエムが大好きです。例えばスターウォーズのオープニングクロールのような文章です。

時は内乱のさなか。凶悪な銀河帝国の支配に反乱軍の秘密基地から奇襲を仕掛け帝国に対し初めて勝利を収めた。

更にその戦闘の合間に、反乱軍のスパイは帝国軍の究極兵器の設計図を盗み出すことに成功。それは”デス・スター”と呼ばれ惑星をも粉々にするパワーを持つ宇宙要塞基地だった。

凶悪な帝国軍に追われながらレイア姫は盗み出した設計図を手に故郷へと急いだ。人類を救い銀河に自由を取り戻すために…

「スターウォーズ エピソード4:新たな希望」より

 こういった文章を書いてしまう原因は、壮大な物語を演出したいからでしょう。私も電子書籍版の『境界を超えろ!』で壮大な物語を演出するための冒頭ポエムを載せました。

 ですが、これこそが失敗の原因です。

 榊一郎さんはプロローグの要不要については、『それ、一章の冒頭ではいかんの?』と尋ねた上で、物語の世界観提示、主人公の人となりの確定など、物語冒頭で押さえておくべき流れを疎外するなら、『序章に隔離しろ』と教えているそうです。

 冒頭ポエムの何が悪いかというと、主人公が出てこないことです。

 読者は主人公に感情移入しながら本を読み進めます。主人公が出てこないまま文章だけで説明が行われる冒頭ポエムは最悪です。

 私は最初に、プロローグとは「冒頭のエピソード」だと書きました。「冒頭のエピソード」に書くべきものは、榊一郎さんの書いている通り、物語の世界観提示、主人公の人となりです。それらを書こうと思うと、500文字は少なすぎます。2000文字でも表現できるかどうか・・・となったときに、一息で読める文字数が参考になります。

 

 私は下記の記事で、Web小説の1話として適切な長さは、3000文字〜4500文字だと書きました。これがプロローグの適切な長さだと考えます。

 

プロローグで書くべき要素

 プロローグで書くべき要素としては下記があります。

  • 主人公の欲求を示す
  • ヒロインの登場(ラブコメの場合)
  • 弱い者を助ける(良いやつであることを示す)
  • 主人公が天才、または最強であることを示す
  • 主人公が仲間や家族から愛されていることを示す
  • 最初の挫折を書く(マイナスからスタート)

 最初の挫折を書く方法については、下記のエントリーが参考になります。

 また、戦闘シーンから始まるような本も多々ありますが、最近の傾向ですといきなりアクションシーンから始まっても、唐突な印象を与えて、読者が離れるという傾向もあるようです。

 それから、主人公の名前を明かさずに、『銀髪の男が〜』といった表現のまま数ページ引っ張る冒頭……あれも良くなくて、読者はこのキャラクター誰だっけ?となり、離れてしまいます。

 つまりプロローグのNGシーンは下記となります。

  • 主人公がでてこない
  • 唐突な戦闘シーン
  • 主人公の名前が明かされない

 これらを意識して書くことで、あなたの物語のプロローグはより良くなるはずです。ぜひ、試してみてくださいね。