小説は「テーマ」が命!「テーマ」がなぜ必要か、その決め方まで解説

 小説を書く時「テーマ」を決めて書き始めていますか?それとも特に意識をせずに書き始めますか?テーマは「主題」や「核」とも呼ばれ、小説においては大切な要素です。ここでは「テーマ」とは何か?なぜ必要か?「テーマ」の決め方を解説していきます。

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「テーマ」はいちばん大切な要素

 「テーマ」とは、この小説で「読者に伝えたいこと」、要するに小説にとって「いちばん大切な要素」です。自分が小説を書く時を思い出して下さい。今回はこんな話にしようかな…という淡いイメージからスタートして、「この場面は残そうかな」「どんな順番でイベントを起こそうかな」と『要素の取捨選択』を繰り返しながら結末までの物語を組み立てていきますよね?その取捨選択の際に判断基準としていく要素が「テーマ」です。

 わかりにくい人は、「テーマパーク」という言葉を思い出してみて下さい。例えばディズニーランドの「テーマ」とはどんな事でしょうか?遊びにくるお客さんに何が伝えたいか?それは「ディズニー映画の世界観」ですよね。これがまさに「テーマ」であり、ディズニーランドにとっていちばん大切な要素です。

 

「テーマ」はなぜ必要か?

 もちろん、テーマなくして要素だけをただ詰め込んだ物語でも成立はします。でもその物語は、読者の心にささって「おもしろい!」と思わせられるでしょうか?読後に「これが伝えたかったんだな」とわかって印象づけられること、それが人におもしろい!と思わせるという事です。「これ=テーマ」がなければただの「伝わらない小説」で終わってしまいます。

 またテーマはストーリーを「濃くする」役割も持っています。おもしろい小説には「深み」が必要です。この「深み」は、いろんな角度からテーマをみて、あらゆる形で表現した小さなエピソードをちりばめる事で、おのずと感じられるものです。例えば「努力は報われる」というテーマをもとに、「トップ俳優を目指す女性が、辛い若手時代を乗り越え、最後は主演映画の監督と結婚する」という話の場合、そのままシンデレラストーリーを描くだけではありきたりなものです。そこに「女性はトップ俳優になった今でも、俳優の勉強のために一般人に溶け込んで暮らしている」など女性の仕事や結婚以外の「努力エピソード」を加える事で、物語に「深み」がでて、ストーリーが濃くなり面白くなっていきます。

 

テーマはどうやって決めればいい?

 「普段から自分が好きなこと」をテーマにするのがおすすめです。なぜなら特に長編の小説となると、結末を迎えるまでに自分自身が飽きてしまうことがあるからです。でも、「自分が好きなこと」って何?とわからなければ、例えばお気に入りの小説や漫画を手にした瞬間、どんな言葉が浮かんできますか?「爽快感」「非日常」「色鮮やかな町」「海が好き」…どんな事でもいいのです。もし「オンラインゲーム最高!」と思いついたら、それは「オンラインゲーム」がすでにテーマです。

 それでも難しければ、「●●とは何か?」や「もし●●だったら?」と空想法を用いることでテーマを編み出す事もできます。ポイントは疑問形にしてみる事です。

 そして、小説を書き出す前にどうしてもテーマが決まらずあやふやでスタートしたとしても、書いている途中で徐々に固まっていくこともあります。特に思いつかない時は少し書き進めてから考えてみるのも1つの手です。あまり悩み過ぎずに直感を大切にしてみましょう。

まとめ

 テーマなくしては「伝わらない小説」になり、伝わらなければ意味がない。という事を肝に銘じましょう。また、テーマがどうしてもわからない!という人は、とにかくたくさん小説を書くことをおすすめします。本数が増えるごとに、最初からテーマが伝わる小説が書けるようになります。テーマがわかるようになるまでくじけずに書きましょう。

ここまで読んで頂きありがとうございました。
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