【泉のようにアイデアが出る】物語の雛形3パターン紹介

2019年6月25日

物語を書きたいという想いはあるけど、どう書けば物語が書けるのかわからない。

と、手が止まっている方もいらっしゃるかもしれません。
そんなあなたに朗報です。

このエントリーでは『物語とは何でしょう?』という前提からご説明させていただき、物語の雛形を3パターンご紹介します。ここで紹介した雛形を使えば、今までよりもスムーズに物語を書くことができますよ。

ではさっそくいってみましょう。

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物語とは何でしょう?

大前提の話からしていきたいと思います。物語ってなんでしょうか。
文字で書かれたストーリーのことを物語というのでしょうか。では、詩や歌は?小説と物語は何が違うのでしょうか。

私は、大前提が違うと考えています。つまり物語には、物語たる要素があるということです。

もったいぶらずにお伝えしましょう。物語とは、『何かが変化するお話』です。

終わらない日常が続くラブコメなんかでも、キャラクターたちは変わっていきます。高校1年生から2年生になって後輩ができたり、ヒロインとの関係が友達から恋愛にステップアップして、キャラクターの細かな心情の変化がおきたりしますよね。

変化のない物語というのは単なる報告書だと思います。〇〇は〇〇です、と説明するだけの報告書を積極的に読みたいとは思いませんよね。

ですので是非みなさんも、『何かが変化するお話』を書いてみてください。

このエントリーでは、物語を書こうとしている皆さんの力になれるよう、物語の雛形(変化のパターン)を3つご紹介します。

どれも物語の基本形として使えると思いますので、ぜひ参考にしてみてくださいね。

Case1:旅に出て、帰ってくる。

気持ちが変わる様を描く。

物語の王道パターンですね。もとと同じ場所に帰ってくることがミソで、最終的に同じ場所にいるけれど、感じ方が違うというのが大事です。

キャラクターの成長を示しますし、気持ちの変化も描けます。

最初と最後で同じセリフなのに違った意味で捉えられる、なんてのもいいですね。

個人的にはるろうに剣心の京都編なんか、Case1の傑作だと思いますね。悲しい覚悟で神谷道場を出て行った剣心が、笑顔で神谷道場に帰ってくる。感慨深いですね。

もちろん道中が長ければ感慨もひとしおかと思いますが、身近な旅でも気持ちの変化が感じられたら読者は気持ちいいですよ。そして読者以上に、書いている作者は気持ちいい。

あ、私こういう物語が書けるんだーとか、こう考えていたんだなとか、頑張れたんだって思いにもなるから。

※普段モヤモヤと考えていた悩みを小説にしてみると、作中のキャラクターが答えを出してくれたりね。

だから気軽に。買い物に行って帰ってくるレベルの短いものからでも、物語を書いてみてください。旅に行って、帰るを意識すると、簡単ですよ。

Case2:過去を捨てて新しい場所で生まれ変わる。

役割が変わる様を描く。

役割と言われてもピンと来ないかもしれませんので補足しますね。役割というのは、ある目的を果たす上での自分のロールのことです。ただし職業や職位とは違います。

例えばドラクエであれば魔王を倒すという目的のため、戦士や賢者といった職業のキャラクターを連れていくわけですが、この戦士とか賢者は職業ですよね。

役割というのは、『みんなを守る盾』とか『急所狙いのプロ』とか、目的達成のためにパーティの中で自分がどう振る舞うか。つまり、二つ名みたいなもんだと考えてもらえば結構です。

これは職業とは関係なくて、賢者なのに『急所狙いのプロ』がいてもいいんです。むしろ面白い笑

では、役割(目的に向けて、自分がどう振る舞うか)の意味がわかったところで、過去を捨てて新しい場所で生まれ変わるの真意へ。

これはつまり、物語で伝えたいテーマに対しての、キャラクターの振る舞いを変えよう。という意味です。

例えば『子供の可愛さ』を作品のテーマにするならば。

物語当初は主人公の役割を『子供に恐れられるのが怖いから子供嫌いを演じる小学校の先生』にしておき、物語が終わった時には『子供好きを表明する保育園の先生』にしてみる。

間に何があればこの役割の変化が生まれるんだろうな?を考えるだけで、物語ができてきませんか?是非お試しあれ。

Case3:旅先で目覚め、なぜここにいるのかを思い出す。

状況が変わる様を描く。

旅先というのは比喩でして。主人公ならびにメインキャラクターの一部が最初から最強状態&悟り状態(つまり旅を終えている状態)で始まり、それなんで?を主人公が探っていくイメージです。

例えば夏目漱石のこころであれば、先生は旅先で目覚めた人、主人公が先生の過去を思い出す人です。

ファンタジーな物語にするなら、山奥で育った戦士が都会に出てきたら、街中の人間から勇者と讃えられる。なんでや!をひたすら描いていくとか(それなんてバーフバリ?)。

魅力十分なキャラクターができた!と思ったら、そのキャラクターを目覚めた人としてに位置づけて、物語を書いてみるといいかもしれませんね。

まとめ

以上、変わることを基本形として、3つのケースをご紹介しました。

Case1:旅に出て、帰ってくる。(気持ちが変わる)
Case2:過去を捨てて新しい場所で生まれ変わる。(役割が変わる)
Case3:旅先で目覚め、なぜここにいるのかを思い出す。(状況が変わる)

ぜひ小説を書くときは、この3つの変化を意識して書いてみてください。
皆さんの物語ライフの手助けになれば幸いです。

ここまで読んで頂きありがとうございました。
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