小説を書こう!【投稿前後の心構えと常識、マナーへの考え方】
ここは物語の書き方、面白さや楽しさの追求を目指すサイトです。本エントリーでは、小説を書こう!と思い立った方に向けて、小説を書く際の段取りを説明します。
書く前の心構えから投稿を始めたあとの心構えまでを書いています。小説を書こう!と思っているあなたの手助けになるはずです。
さあ小説を書こう!
基本の心構え~小説を書きたい気持ちを大事に、おめでたくいこう~
まずは基本の心構えです。
小説を書きたいと思い立って、このサイトを開いてくださったあなた。
すでに小説家としての一歩は踏み出しています。
多くの人は、読みたいと思うことがあっても、書きたいとは思いません。また、書きたいと思うことがあっても、実際に書く人はいません。つまり、一文字でも実際に書いてみた時点で、あなたは多くの人より先に進んでいます。
ですから、自分に自信を持ってください。私の「作品なんか~」と謙遜するのは、謙虚に見えるかもしれませんが、作品が可愛そうです。私の自信作です!といい切っていいんですよ。(以下、私のツイートです。参考にしてみてください。むやみやたらに、自信たっぷりです笑)
これに関しては、最近響いた言葉も紹介しておきます。
「世界にばっかり目をむけて、今日も元気に生きられるか。徹底的に、自分のものを好きになる。そういうお目出たさが大事だと思うのだ。」
あかしゆか (https://note.com/akyska/n/n980728a555c4)
徹底的におめでたくなって、自分のものを好きになってみましょう。自分の作品が大好きになれたら、心構えはバッチリです。
小説を書きたい気持ちを大事に育てていきましょう。
マナー はなるべくまもった方がいい。
これは少し細かな話ですが、小説を書きたいのであればマナーを意識すると良いですね。
「おいおい、あんたも『正義マン』や『マナー警察』だったのか。マナーはもう聞き飽きたよ」と思わせてしまったらすみません。
正直にいうと、私はマナーを掲げて他人を指導するのは嫌いです。細かな体裁よりも光るアイデアが大事だと考えているタイプですからね。
ですが、『正義マン』や『マナー警察』は必ず存在します。
そういった人から不当に貶められて、もしくはひと目見て体裁が整っていないからと立ち去られて、読者を逃すのって嫌じゃないですか。『正義マン』や『マナー警察』のひとだって、読んでみたらあなたの作品を愛してくれる可能性もありますからね。
そういった人を逃さないために、下記9点を意識してみましょう。
①改行後の行頭は1文字、字下げする
②「…」(三点リーダー)や、「―」(ダッシュ)は2つ、または偶数個セットにして使用する
③句読点や伸ばし棒「ー」などの記号を行頭に用いない
④会話文中に疑問符・感嘆符を用いる場合は、直後に全角スペースを空ける(○ 「おお! いいね」)
⑤閉じカッコ直前の句点は、省略する(✗「はい。」)
⑥括弧の中に括弧を用いたり、他者の発言を引用する場合は、二重鍵括弧『』を用いる(○ 「おー『いいね』」)
⑦縦書きでは漢数字、横書きでは算数字を用いる(横書き:2000年、縦書き:二千年)
⑧二重表現は避ける(✗ 危険が危ない)
⑨文が閉じ括弧で終わる場合は、その後に句点を打つ(○ 明日は「どっちだ」。)
常識 はくずしていい。
マナーを意識したら、次は小説界隈で言われている常識についても知っておきましょう。
・女主人公は不人気
・小説は戦闘描写に向かない
・現代舞台はバトルに向かない
・「よくまとまっている作品」よりも「とがった作品」
・文字数が多いほうがいいわけではない(濃く短くムダなくがセオリー。投稿サイトは逆の場合も)
・第1話で主人公はどこの誰でどんなやつかを示す
・世界観と目標は序盤で示す
・作品の楽しみ方は序盤で示す
・大部分の読者が欲しているのはラブコメ、成りあがり、ざまぁ、無双。
・視点移動を多用してはいけない
・スキルやステータスのあるゲームっぽい世界観が好まれる
・ダブル主人公はNG
・SFはNG
・小学4年生にもわかる文章で書く
・投稿は1日2回以上
しかし、ここでお伝えしておきたいのは、常識は崩してもいいと言うことです。
マナーと常識は違います。マナーは読者への配慮ですが、常識は世間一般に言われているだけで正解ではありません。ですので常識はあくまで参考に。常識にあえてあらがって、オンリーワンを目指すのも立派な創作活動です。
メモはとろう。
最低限のマナーと常識を叩き込んだら、次はネタをしこみましょう。これにはメモが有効です。
手書きでメモをとってもいいですし、アプリやスマホ、PCで書いていっても構いません。
ですがこの時に大事なのは、Twitterでリツイートやいいねしただけでは、「アイデアはあなたのものになりませんよ」ということです。
※これはアイデアをパクってはいけないという話でありません。
アイデアは組み合わせて発展すれば、あなたのものになります(例えば、同じアイデアを元にしていても、小説に書き出してみると、文体表現テーマ全て違ってくるはずです。それは、あなたのオリジナリティです)。ここで私が書いているのは、脳にちゃんとインプットされていますか?という話です。
いまや情報は流れるように入ってきて、抜けていきます。
いいアイデアをTwitterで見つけたら、手書きやアプリやスマホ、PCなんでもいいのでメモしましょう。そしてそれを「見直し」ましょう。
見直しをすることでアイデアが記憶に定着し、新たなアイデアの温床になるはずです。
この下準備は長い時間がかかるかもしれません。
プロットを起こして、知識をどう並べるか、整理することも重要です。(必ずしも詳細まで書かれたプロットがなくてもいいと思います。私なんかはプロットを細かく書きすぎると情熱が失われます)
十分にアイデアを溜め込み、アイデアの温床でアイデアが醸成されたら、いよいよ収穫の時です。次のステップに進みましょう。
Web小説プラットフォームに登録しよう
いまの時代、沢山のWeb小説プラットフォームがあります。
私が注目しているのは下記の5サイトです。この5サイトはそれぞれに強みがあり、しばらく残っていくと予想しています。
どれでも構いませんので、登録してみてください。
■小説家になろう
→先行者であり最大手
■カクヨム
→小説の表示が美しいし作家への収益還元有り
■アルファポリス
→作家への収益還元有り、書籍化が多い印象
■ノベルアップ
→のべらちゃん中心につくっているコミュニティが魅力的
■エブリスタ
→文学寄りタイトルが非常に多い小説投稿サイト
下記でも特集していますのでご参照ください。
勇気を出して投稿しよう、投稿し続けよう
Web小説プラットフォームに登録ができたら、勇気を出して投稿しましょう。
大事なことは完結まで投稿し続けることです。
物語は終わる時に完成します。美しい終わり方なのか、切ない終わり方なのか、ハッピーエンドなのかバッドエンドなのかはあなた次第ですが、終わらせることによって読者から沢山の反応をいただけるはずです(途中を見ても、深い感想は書けません)。
物語を改善するアイデア(伏線をどうすればよかったかとか、どうやって修正しようかとか)は、完結した時の読者からのコメントにあります。批判を受けるかもしれませんが、めげずに前向きにいきましょう。
最後に一つ、勇気をもらえるひとことを紹介します。
こぴーらいたー作家@風倉さんが紹介されていたこの言葉です。
「どんな人間でも、必ず一本はベストセラーを書くことが出来る。それは自分の人生を書くことだ。どんな人間も、必ず波乱万丈の人生を送っている」
端的にいえば、
あなたの人生は傑作である。
それを文字に起こせば、人生に一つは傑作を書ける。
ですね。
あなたの人生には何がありましたか? そのときに何を感じましたか? さあ、あなたの傑作を小説サイトにぶつけましょう。あなただけの、あなたの大好きな自信作をね。
※このサイトには、小説家になりたい人にとって、参考となる記事を投稿しています。ぜひ他の記事も読んでみてください。
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