戦闘には迫力とスピード感が不可欠!小説のアクションシーンの描き方

2021年10月17日

 小説のアクションシーンで最高のスピード感と迫力を出すには必要な要点がいくつかります。これらを確実に高いレベルで描写することが大切です。アクションシーンに必要な要点とは?どんな風に描けば迫力とスピード感が確実に伝わるのか?ご紹介します。ぜひアクションシーンを思い浮かべながら読んでみて下さい。

 

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感情移入できるキャラに戦わせる

 戦うキャラが数名いる場合は、少なくとも1人は応援したいと思える人物を入れ込んでおきます。

 なぜかというと、そのキャラがやその戦いの行く末がどうなるのか?という点に興味を持たれなければアクションシーンをわざわざ描く意味がないからです。
 では、どんなキャラならその先が気になると思いますか?

「先が気になる」わけですから・・
・まだ未熟な人物の成長を描く
・多くの人が共感できるありきたりな悩みを抱えている
・(+@で)ギャップがある人物に人は惹かれやすい!

⇒キャラクター設定についてはこちらの記事も参照

シーンに合った文体・短い文章・地の文で描く

 そのシーンに合った文体、例えば

「~である」
「~アスファルトのにおい」(体言止め)
「~が悪い」(形容詞)

 こういった語尾をいろいろ使いわけ、なるべく同じ語尾を連続させないようにすることで、文全体にリズム感が生まれ、読み手にスピード感を感じさせます。

 また文章は短めの方がリズム感がよくなります。地の文が多めで、会話文や心の声を少し入れるという感じがおすすめです。その際もスピード感が落ちないように短い文にしましょう。

 また必要のない描写は極力削ります。もし文の量が足りないと思う様な時は、無駄な文を入れずに戦闘シーンを二点三点させて戦いの内容を増やしましょう。

 

「動き」を頭と体で想像しながら書く

 漫画やアニメにはない小説にしかできないことをしましょう。みたままを絵で表すのではなく、目に見えない所を言葉で表現します。

例えば、

●キャラクターの心の中

 まるでゴキブリと相対した時のように、目の前のそれが敵であると、虚の本能が警笛を発していた。

引用元:『元世界最強の暗殺者』だけど、異世界化した現代では『最弱魔導士』です。〜攻撃適性0の情報系魔法で成り上がる〜

●感覚の描写

(剣を握ったり、つばぜりあいの感触、高鳴る鼓動、生々しいモンスターの動きなど)

「グウゥゥゥ……グッチャ、ゴウゥゥゥ」
響いて来るのは事切れた女性の肉を食らう生々しい咀嚼音と、地獄の奥底から響くような、低いうなり声。

 もし細かい動きの描写がわからない場合は、実際に体を動かしてみましょう。自分でそのキャラクターになりきって「動いては書く」を繰り返してみましょう。自分が動くことで動きの描写だけでなく、新たな心情の描写も生まれやすくなります。しかしなかなか特殊な動きの連続です。できれば誰もいない部屋で1人で試すのをおすすめします!

キャラクターがすばやく動く

 キャラクター達が縦横無尽に動く姿を描写すると「迫力とスピード感」がでます。また短い文章の方が、読者の頭の中で明確に映像が流れやすいものです。このような描写をするためにも、アニメの戦闘シーンをたくさん見て学びましょう。もしアニメを見て勉強するなら、動画配信サービスが大変おすすめです。大量のアニメが見放題プランがありますし、スマホでいつでも見られて便利です。

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熱いセリフを言わせる

 「これはちょっと恥ずかしくない?」と思わずツッコミをいれたくなるくらいやりすぎの熱いセリフを叫ばせてしまいましょう。ポイントは、1であげたような感情移入できるキャラクーに言わせることです。感情移入できないキャラクターが熱いことを言うと読書はいっぺんに冷めてしまいます。よって、やはり1のキャラクター設定が大切になってくるわけです。まずはキャラクターをしっかり練って、そのキャラクターにあった熱いセリフを考えていきましょう。

まとめ

 アクションシーンの描写を上達したいのであれば、ここにあげた要点を確実に1つずつ押さえていくのはもちろんですが、もう一つ「第三者に読んでもらう」ということもとても効果的です。作品の良し悪しを決めるのはいつも読者です。特に特殊なアクションシーンは難しい描写が並びます。なるべく自分以外の誰かに読んでもらって感想を聞いて何度も練り直しましょう。珠玉のアクションシーンができあがります!

ここまで読んで頂きありがとうございました。
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