どうすべき?執筆中の自分の作品に似ている作品を見つけてしまった!
執筆中、ふと自分の作品設定に似ている作品を目にしてしまった。そんな経験はありませんか?自分としては完全にオリジナルだし自信がある、でももし盗作だと思われたらどうしよう。こんな場合、世の中の小説家はどう対処しているのでしょうか?盗作疑惑が心配なあなたのお役に立てたら幸いです。
小説の設定とは「すべての要素」
設定を指すものは多岐に渡ります。小説を構成するほぼすべての要素といってもよいでしょう。たとえば、時代背景、場所、キャラクター、人間関係などのことを指します。
キャラクターであれば、最初から最後まで出番のある主役級の人から、わずかしか出番のない人であってもしっかりと設定を作りこみます。それを基準として物語を構成していくもの、それが設定です。
設定が似ている?!そのときどうする?
もし設定が似ている!という作品に出会った時、小説家のみなさんはどのように対処しているのでしょうか?実際の声を見ていきましょう。(Twitterより抜粋)
・書き切る。私はこう書きたいから書いたといえるくらい書き込む。
・基本は気にしない。似ている作品を見れば見るほど影響されるので見ない。
・気にせず書く。同じ設定でも実際の内容や展開までは違うと思うから。
・ストーリーをずらせる所までずらして、視点が違うように書き換える。
・自分の得意分野を分析して、それを軸に書き換える。
・他にもネタはあるので書き直す。
そのまま書き抜く派もいれば、一旦立ち止まって書き直す派もいるようですね。どうしても気になって仕方がない!という人は、思い切って書き直してしまった方が早いかもしれません。では、その他のベストな方法を知りたいという人は、どうしたらよいのでしょうか。
深追いは禁物。我が道を行こう!
似ている!と思うと、どうしても答え合わせするように読み進んで深追いしてしまうかもしれません。でもそれが一番危険です。読めば読むほどちらの作品に引っ張られてしまうからです。まずは似ている!と思った瞬間が肝心。その瞬間に読むのを辞めましょう。
また設定が似ているといっても、最初から最後まで全く同じということはありえません。キャラクター1人の設定が違うだけでも全く違って感じられます。「ヒーローが敵と戦って地球の平和を守る」これだけの設定を考えてみても、世の中には数えきれないほどの作品がありますよね。そして大ヒットしている作品は数知れずあるわけです。盗作とはけしていわれていませんよね。
やはり「自分を信じて書き切る。」これがすべてではないでしょうか。「こう書きたかったから書いた」といえる理由が、すべての設定において明確であれば、どこかの誰かと全く同じことを書くということは奇跡でしかありえません。我が道を行く、それがベストです。
まとめ
これだけ情報に溢れた現代においては、自分の作品と似ている!と思う瞬間はこれからも多々あるかもしれません。ましてや自分のオリジナルだと信じている作品でさえ、自分の遠い記憶の中にある他の作品が影響している可能性もありえます。しかしそこまでいくともう誰にもわかりません。
大切なことは、「似ている!」と思ったら深追いをしないこと。そこからまた自分の道に戻れば、おのずと他の作品とは道を分けることになります。自信を持って、我が道を進みましょう。応援しています!
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