「味方のフリをして背中から切る存在」を許せない
本エントリーでは「味方のフリをして背中から切る存在」を許せない!という感情について書きます。JBA(日本バスケ協会)の公式ツイッターのツイートに酷く苛ついたのでこのエントリーを書きました。
「人の性格を知るためには、その人が何に怒るかを見ればいい」とよく言います。今回の記事は私の性格がわかる記事になっています。
JBA(日本バスケ協会)の公式ツイッターは何を言った?
バスケットボール日本代表に対してJBAが行った所業は下記にわかりやすくまとまっています。こちらをお読みいただいてからエントリーを読み勧めていただければと思います。
FIBAバスケットボールワールドカップ2019が行われ、日本は1次ラウンドおよび17-32位決定ラウンドで、5戦全敗で大会を終えた。アメリカでプレーしている八村塁や渡邊雄太も招集し、「史上最強」とも言われたチームだったが、この残念な結果にバスケファンからは落胆の声が聞かれている。そんな中、日本バスケットボール協会(JBA)のあるツイートが物議を醸している。
問題となっているのは、JBAが公式ツイッター上に、9日午後10時頃投稿したあるツイート。この日、日本は17-32位決定ラウンド最終戦でモンテネグロに65-80で敗れ、全32チーム中31位という順位が決定してしまっていたが、JBAは「『FIBAワールドカップ2019』最終戦 モンテネグロに65-80で敗れ、史上最強チームは史上最低の31位で敗退」とこの結果を伝えていた。
しかし、このツイートについてバスケファンを中心に、「ファンもピリピリしてるのに、逆撫でするような言動しないでください」「なんでこんなに悪意のある書き方をする?」「言い方がひどすぎる。選手たちに失礼」といった批判の声が殺到した。
リアルライブ
味方のフリをして背中から切る公式団体
私が一番気に入らないのは、
味方のフリをして背中から切る存在です。
JBAは「代表が弱いスポーツを、国民的とは呼ばない。」なんて挑戦的な全面広告を朝日新聞に出していました。
この煽り自体、選手に無駄なプレッシャーを掛けているし、世界で結果を出しづらいスポーツで頑張っているアスリートをバカにしているようで、私は嫌いです。
そして、史上最強チームは史上最低の31位で敗退というツイートは輪をかけて酷いと思います。
なぜ公式団体が選手の健闘を労わないのでしょうか。
金やるから結果を出せという精神
結局のところ公式団体がこういう発想に陥るのは、選手を一段下に見て、金あげるから結果を出してこいという精神でいるからだと考えます。公式団体の中では選手はあくまでも下っ端共であり、団体の方が偉いという考えなのでしょう。
クラウドファンディングで選手を純粋に応援するファンから資金調達ができる時代に、封建主義的な上下関係を持ち出す公式団体は、嘲笑の対象だと僕は思います。時代錯誤しすぎですね。
勝ちだけが正義であり価値だという価値観
そして何より危ないと思うのは、勝利だけが正義であり価値あるものだという価値観です。これって第2次世界大戦中の日本と酷似していませんか?「この世界の片隅に」で見たやつだってなりませんか。
負けを見つめ、何が原因だったのか、課題だったのかを明確にし、それを解決するためのアイデアを出し、実際に実践して結果を分析、良いアイデアと悪いアイデアを選別し、より強くなるための戦略や教育につなげていく。
これが今の時代のトレンドのはずです。
・勝ったら称賛。
・負けたら知らない(弱いやつとは縁を切る)。
では世の中から取り残されるだけです。そりゃあ世界でも勝てなくなりますよ。戦略がないんですもの。例えばバスケットボールであれば、今は誰でも3ポイントシュートで点を取りに行く時代だそうです(バスケはあまりわからないので間違っていたらすみません。僕のよく知っている野球で言えば、メジャーリーグは今1番から9番までホームラン狙いってのがトレンドです。日本の野球のイメージと随分違いませんか?)。
そんな時代に昔ながらのバスケットボール観を振りかざし、背の低い人はドリブルで突破、背の高い人は背を生かしてディフェンス、太ってる人はパワープレーとか言っていたら、3ポイントでひたすら点差を広げられるだけです。
伝統文化なら過去の戦略に立ち止まっていてもいいけれど、世界と競争するつもりが少しでもあるなら、最新のトレンドは追わなきゃ駄目でしょう。
それにも関わらず、頭の凝り固まってしまった人々の支配する公式団体はきっと昔ながらのバスケ観を嬉々として語り、自分の感覚に合わない人間ははじいていくのでしょう。だけどはっきりと言えるのは、そういう頭の固い人間の作り上げた伝統チームなんかじゃ世界は戦えない時代になっているということです。
時代はものすごい勢いで進んでいます。
これはどこのジャンルでもそうです。
そんな時代に大事なのは、プレイヤー自身が現場を見て分析し、振る舞いを改善していくことです。マネージャの指示を待っていては間に合わない時代になっているのですから。
この時代、マネージャの役割なんて、お金を払うことしか無いわけで、偉そうにするのがお門違いだと思います。
冒頭書いたように、味方のフリをして背中から切るなんてもってのほかでしょう。選手がいい気分で試合に臨める、そういう環境を作り出すのがよいマネージャの仕事ではないでしょうか。
そういう意味でJBAの振る舞いは、公式団体として最低だし改めてもらわねばならないと思う次第です。
「人の性格を知るためには、その人が何に怒るかを見ればいい」
私は権力者が嫌いです。具体的には手を動かさない権力者が嫌いです。実際に手を動かしている人たちに敬意を払わず、手を動かしている人たちの働きやすい環境づくりもしない権力者が嫌いです。
これはスポーツ団体に限りません。マネージメント能力の欠如した管理者というのはどこにでもいます。そういった人々全般が嫌いなのです。
不正を嫌い、隷従を嫌い、禍根を嫌い、最強でありたい。
こういった反骨の精神、気に入らない精神が物語づくりの原動力になっています。もしよければ私の書いた物語を読んでみてください。同じ怒りを持つ人に刺さると考えております。
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