続きを読みたくなる小説の書き方!ポイントは11の区切り方
Web小説家のみなさまこんにちは。
突然ですが、小説家になろうやカクヨムに投稿するとき、
ある程度の文字数で1話を区切りますよね。
※一話あたりの適切な長さの考察は下記をご覧ください。
その際、『区切り方』は気にしていますか?
例えば、ある話を投稿した後、読者さんが減ったとしたら。
続きが気にならない終わり方だったのかな?
切りがよすぎて満足しちゃったのかな?
そんな不安を覚えるかもしれません。
本エントリーは、続きを読みたくなる小説の書き方として、続きを読まれる11の区切り方について書いていきます。
いかに読者を飽きさせないか。いかに読者を繋ぎ止めるか。いかに驚きのストーリーを展開させるか。物語を書く誰もが悩む疑問を解決します。
続きを読まれる11の区切り方
1.対立が予見される
例.主人公のもとに、暗殺者が姿をあらわした。
→次の話では主人公と暗殺者の対立が描かれるのだろうなと、ページをめくたくなります。
2.明かされない秘密
例.彼は彼女の耳元でこうささやいた。
→何をささやいたのか気になって、ページをめくたくなります。
3.大きな決断あるいは誓い
例.彼は生涯をかけて復讐を誓った。
→どうやって復讐をしていくのか気になって、ページをめくたくなります。
4.ショッキングな出来事の知らせ
例.大富豪が借金を代替わりしてくれる約束を取り付けた彼は、ほくそ笑んでいた。だが次の日には彼は青ざめる。大富豪が死んだ、というのだ。
→借金はどうするのか気になって、ページをめくたくなります。
5.感情が高まる瞬間
例.なぜだ、なぜ彼女は死んだ!俺はどうして、それを止められなかった!
→感情の高ぶった主人公が何をしでかすか気になって、ページをめくたくなります。
6.ストーリーを逆転させる事実の発覚やサプライズ
例.彼の初恋の人は、姉だった。
→恋はどうなるか気になって、ページをめくたくなります。
7.新しいアイデア
例.たったひとつの冴えたアイデアが思いつきました。自分にしかできない戦い方を。
→うまくいくか気になって、ページをめくたくなります。
8.答えが提示されない疑問
例.「ここに来るのは初めてなんです。案内してください」主人公は案内人からひととおりの説明を受けると、スタスタとまわりをあるき出した。ひとしきり歩き回ると、彼は案内人に頭を下げた。案内人は軽く頷いて、こういった。
「それで?君は本当に初めてここに来たのかい?」
→君は一体何者? 初めてと言ったのは嘘だった? 気になって、ページをめくたくなります。
9.謎めいたセリフ
例.ボクは二度とこの地を踏むことはないだろう
→ボクはどうなる? 気になって、ページをめくたくなります。
10.なにかの前兆
例.空に、金色のアークがでていた
→何の前触れか気になって、ページをめくたくなります。
11.ターニングポイント
例.主人公が地方の侯爵に引き取られていく
→これからの生活はどうなる? 気になってページをめくりたくなります。
終わり方のバラエティが大事
続きを読みたくなる小説の書き方として、11の区切り方を紹介しました。重要なのはバラエティをもたせることです。例えばWeb小説プラットフォームで、毎日更新している作品。終わりが一辺倒だと読者がだれてきますよね。たまにはあっと驚かせてほしいというのが、読者の本音でしょう。
そういう意味では、私は若干反省です。1話1話を綺麗に終わらせたい気持ちが強すぎて、切りがよくなる傾向があります。
「続きが知りたい!」と思われて読者のクリックが止まらない、そんな終わり方を心がけたいですね。
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