ラノベ作家の収益化をAmazon Kindleで実現する

2019年10月12日




先日Twitterに下記のツイートを投稿しました。
個人アカウントにしては、
多くの人にリツイートされいいねをいただきました。
ありがとうございました。

今回の記事では、先日ツイートした内容に触れながら、ビジネス戦略の面から、ラノベ作家の収益化をAmazon Kindleで実現する方法について書いてみたいと思います。

ツイートした内容について

小説プラットフォームが乱立する状況にNOを突きつけ、
真にユーザーのことを考えるサイトなら
こうなるべきだという考えを述べました。

ここにも画像を貼りますので、
よろしければ読んでみてください。

現状に不満を述べるだけでも、
絶望しているだけでもなく、
希望はあるという意見です。

頂いたコメントについて

勉強不足な点や言葉遣いが適切でなかった点もあり、
いくつかコメントを頂きました。

コメントいただいた皆様ありがとうございました。

例えばプラットフォームが統一された場合、
ランキングが一瞬で流れていくことが
予想されるため、良策が埋もれないための
システムが必要だというコメント。
大変共感しました。

また、プラットフォーム統一が
一番だという私の意見に対し、
寡占独占は問題だとコメントを頂いて、
確かにおっしゃるとおりだと感じました。

私としても寡占独占により
ユーザーが損をするのは絶対に認められません。

しかしユーザー全員がこれは利益のある仕組みだと
思えるサービスがあった場合、そのサービスが
市場を独占していく流れは避けられないと
考えております。
(運営者には誠実な運営を期待したいです)

つまりインターネット検索エンジンで
Googleが行ったようなことが
小説プラットフォームでも起こってほしい
という思いが強くあったために、
こういった言葉足らずな表現になってしまいました。

※新しいプラットフォームが生まれている
→真似できる仕組みで運用されており技術革新が足りない
→誰もが望むものができれば自然と統合される
という発想でした。

こういった意見を表明することでコメントを頂けて、
勉強ができるのはTwitterの素敵な一面ですね。

個人的な理想小説プラットフォームは現状Kindleで揺るがない

私としては、
現状理想の小説プラットフォームは
Kindleで揺るがないという気持ちがあります。
※2019年10月以降カクヨムロイヤリティが始まりますので、その結果次第では意見が変わるかも知れません。

私がKindleをおすのは
作家に支払う報酬の面で
とても面白い仕組みが
取り入れられているからです。

それが、KDP セレクト基金からの分配金です。

Amazon Kindleでは、
Kindleストアに本の独占販売権を提供することで、
KDPセレクトというプログラムに参加できます。

このプログラムに参加すると、
電子書籍の著者は、
読んでもらったページ数に応じて
分配金を受け取ることができるようになります。

その原資となるのが
世界各国のKindleユーザから集められた
KDP セレクト基金です。

これを活用できたら非常に面白いんですよね。

ラノベの市場拡大の2つの方向性

KDP セレクト基金の面白さを解説する前に、ラノベの市場拡大の2つの方向性についてお話しましょう。

市場拡大の方法は大きく3つに分けられます。

・新規顧客の獲得
・既存顧客により多くのお金を払ってもらう
・市場内でのシェア拡大
です。

世間に乱立する小説プラットフォームが目指しているのは、新しい作品を創出して新規顧客を獲得したり、既存顧客により多くのお金を払ってもらう取り組みでしょう。

しかしながら新規顧客が上手く定着するかはわかりませんし、既存顧客により多くのお金を払ってもらうといっても、既存顧客のお財布にも限りはありますから、無限に拡大はできません。結果としてラノベ市場内でシェアの奪い合いが発生するでしょう。

さらにいえばプラットフォームが乱立していることにより、プラットフォームあたりの売上は減少し、結果として作家への支払い金額が減少する可能性が高いです(少額を多数の作家に振り分けることになるわけです)。

その状態でプラットフォームは運営していけるのか?というと、広告収入がありますので問題ありません。

プラットフォームはPVさえ集められれば成り立つ商売です。広告収入を作家に還元するサイトも出てきていますので、多少の希望はあるかと思いますが、ラノベ市場が拡大しない限り、作家が増えれば、分配金が下がる状況は変わりません。ではラノベ市場は拡大しているのかというと?

Matsuさんの調査によれば18年の「ライトノベル」(BOOK+文庫)ジャンルの推定総売上金額は、前年比5.2%減の280.3億円、売上部数は同7.4%減の3387.4万部で、市場規模は3年連続で縮小とのことでした。

もちろん複数の情報源を見比べて判断しなければなりませんが、ラノベ市場が急激に拡大しているということは無いと思います。ラノベ市場としてはここ数年同じような金額で推移しているのではないでしょうか。

同じ市場規模の中でプラットフォームが乱立し、書籍化作家が増えればひとりあたりの報酬が減ってしまいます。

Kindle Unlimitedにラノベの新たな市場を開拓する

ここでAmazon Kindleに話を戻します。

Kindleの話をしますので、電子書籍の市場規模の話をします。

電子書籍の市場規模は2,479億円 (2018年)。前年度から11.9%の増加とのこと。(そのうち8割にあたる1,965億円はコミックです)

https://www.ajpea.or.jp/information/20180125/index.html

ほとんど漫画の売上ですが、よく見ていただきたいのは2,479億円 – 1,965億円 = 514億円という部分です。

つまり日本の電子書籍は、ビジネス書・自己啓発書・ラノベ等々含めて514億円の市場規模があるということです。電子書籍だけでもラノベ市場の300億円より多くのお金が動いています。

私が取りに行こうというのは、このビジネス書・自己啓発書といったラノベ以外のユーザを取りに行こうということです。

そしてその方法がAmazon Kindleです。

Kindle Unlimitedにラノベの新たな市場を開拓することで、書籍化作家の収益アップを目指すのです。

Kindle Unlimitedに小説を自費出版し、KDPセレクト基金のラノベシェアを上げることで作家の収益アップを実現する

KDP セレクト基金は2019 年 8 月分で 27億6,131万円でした。

12ヶ月で考えると300億円超の市場規模があります。

これは全世界の合計であり、ビジネス書・自己啓発書、漫画といったラノベ以外のジャンルも含めた全てのユーザの支払った金額の合計値です。

このなかで日本のラノベがどの程度のシェアをもっているかはわかりませんが、トップということはないでしょう(Kindleではホリエモンの本や、コンサル出身者のノウハウ本といったビジネス書が人気です)。
なので私の希望としては、日本のラノベユーザーでKindleのシェアを奪ってみたら面白いんじゃないかという提案をしたいです。

つまりKDPセレクト基金のラノベシェアを上げることで作家の収益アップを実現するという構想ですね。ビジネス書・自己啓発書、漫画に支払われているお金をラノベ側にもってくるんです。

例えば私のこの本をKindle Unlimitedでダウンロードして一通り読んで頂くと、私に数十円入ります。

同じくらいのボリュームの本をラノベ作家の人々が発表して、自己紹介代わりに読みあえば、ビジネス書・自己啓発書、漫画市場からラノベ市場にお金がどんどん流れてきます。

こうして市場規模を拡大することでAmazon側がKindleのライトノベルが流行ってきたな、日本のKindleが盛り上がってきたなと感じてもらえたら、新しいランキングを作るとか、カテゴリを細かくするとか、同時にダウンロードしておける本の数を10冊から20冊に増やそうとか、そういった新しいことをやってもらえる可能性が高まります。

作家にとっても「RTした人の小説を読みに行く」によってお金が得られる仕組みが整います。

お金ばかりを求めるのは良いことではありませんが、誰かに何かをしてあげたいという気持ちが自然とお金につながる仕組みはあるべきだと考えます。
清貧に生きることは素晴らしいですが、行いが清らかで豊かである、「清豊」な人生をもとめても良い時代だと思います。

私は全てのWeb小説家にそんな未来が来れば面白いと考えています。Kindle Unlimitedに小説を自費出版し、KDPセレクト基金のラノベシェアを上げることで作家の収益アップを実現する。これが小説家全てが幸せになる取り組みになると信じています。
興味があれば下記のエントリーからAmazon Kindle Unlimitedを始めてみてくださいね。

そして下記のタグをはやらせましょう。
#RTした人のkindle小説を読みにいく
私も読み手として感想を書かせていただきますね。

ここまで読んで頂きありがとうございました。
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