悪い妖精(モンスター)について詳しく解説!

 「悪い妖精」は、ファンタジー小説において欠かせない要素の1つです。特に「正義と悪」が分かれる作品づくりにおいては、「悪い妖精」というイメージが、読者に根付いているキャラクターが存在することは、非常にありがたいと言えます。

 ただし、それだけに「正しい知識」はより必要でしょう。なぜなら、読者のイメージとかけ離れた「悪い妖精」が登場すると、読者は「間違い?」と首を傾げてしまうからです。

 もし「悪い妖精」を本来とは違う形で登場させたいなら、キャラクターの説明書きをするなど、上手く「読者のイメージとのギャップ」を無くしてあげないといけません。

 そこで本記事では、「悪い妖精」の特徴はもちろん、「悪い妖精」の種類についても詳しく解説します。本記事を読んで、「悪い妖精」についての正しい知識を身につけてくださいね。

悪い妖精とは?

 「悪い妖精」は、創作作品では「ヒューマノイドモンスター(人間型怪物)」として登場します。こちらも、「指輪物語」の影響がかなり大きいと言えるでしょう。なぜなら、オリジナルモンスターであるはずのオークが、あちこちの作品に登場しているからです。

 ちなみに、妖精とは「神々の零落した姿」とも言われています。つまり「悪い妖精」とは、感覚としては日本の「妖怪」に近いものがあるでしょう。妖怪も妖精と同じように、「自然界に住む神が、人々の生活スタイルの変化の中で、信仰を失い零落した姿」とも言われているからです。あるいは、ファンタジー世界では「モンスター」と呼ぶ方がしっくりくるかもしれないですね。

悪い妖精の種類について

 それでは悪い妖精の種類について見ていきましょう。

 下記の表にまとめましたので、小説づくりの資料としてお使いください。

名称説明
ゴブリン(Goblin)邪悪な小人の妖精。ヨーロッパの伝説などに、小鬼の姿で登場する。イギリスの民間伝承では、洞窟などの地下に住み、身長は1mくらいで、見た目は醜く、性格も意地悪。ちなみに、ドイツの「コーボルト」や、フランスの「ゴブラン」も、「ゴブリン」と同じ生物を指している。また、「指輪物語」の姉妹作である「ホビットの冒険」では、オークはゴブリンと言う名前で登場する。ただし、他の多くのファンタジー作品では、「オーク=ゴブリン」の方式を採用していない。
ホブゴブリン(Hobgoblin)本来、「ホブ(良い妖精と言う意味)」が付くので、民間伝承では「良いゴブリン」だった。しかし、「ダンジョンズ&ドラゴンズ(1974年発売の世界初のRPG)」の影響によって、「ゴブリンの上位種族」「ゴブリンより強く大きな怪物」というキャラクター設定が主流。魔法的な超能力を有する場合もある。ちなみに、ボブゴブリン単体で作品に登場することはほぼない。
オーク(Orc)外見が醜く、人間より背は低めで、手足は歪んでいる。知能はあるが、鈍くて繁殖力旺盛で、性格は歪んでいる。太陽の下では目がくらみ、よく見えない。このため、もっぱら夜に活動する。「破壊するだけの存在」として描かれることが多い。
オーガ(Ogre)フランスの民間伝承では、人間より大きく、「力の強い怪物」とされ、人間を取って食べる。頭はあまりよくないが、変身能力がある。シャルル・ペローの童話「長靴をはいた猫」に出てくる巨人がオーガである。大きな城に住んでいたが、猫に騙されて鼠に化けた瞬間に、猫に食べられてしまうという、頭の悪い役回りになっている。最近の創作作品でのオーガは、さらに愚かで、「ただでかい図体と腕力で人間を襲うだけのモンスター」であることが多い。ただ、あの有名なアニメ映画「シュレック」など、「心優しいオーガ」として描いている作品もある。ちなみに、女性のオーガは「オーグリス」または「オグレス」と呼ばれる。
コボルト(Kobold)ドイツの伝承に登場する鉱山に棲む妖精で、鉱石を腐敗させて無価値なもの(コバルト)にしている。また、彼らはミルクや穀物などと引き換えに「家事をしてくれる」という一面もある。もし贈り物をしないと、逆に住人へいたずらをして遊ぶ。外見は、「ダンジョンズ&ドラゴンズ」において、イラストが犬面だったせいもあり、「犬面の小さく邪悪な生き物」として描かれることが多い。
巨人(Giant)巨人の伝説は、世界各地にある。「巨体を持つ神あるいは人間」であったり、「愚かで力だけの怪物」だったり、「人を食べる巨人」もいたりと、特徴は様々。多くのファンタジー創作では、地水火風に対応する四種の巨人のように、その世界の元素分類に合わせて、複数の種類の巨人がいることが多い。ちなみに、現実世界での「巨人の存在」は、科学者の間でも賛否が分かれている。

悪い妖精の登場する有名作品

 「悪い妖精」の登場する有名作品を3つ紹介します。

転生したらスライムだった件

 「転生したらスライムだった件」は、スライムに生まれ変わった主人公が、「スライムの能力を活かして国づくりを始める」と言う斬新なファンタジー作品です。

 主人公自身が、本来倒されるべき「スライム」であるため、本来は雑魚キャラとして倒されるだけの存在である「ゴブリン」と共闘することにも、違和感がありません。

 このように、「転生したらスライムだった件」は、大胆な世界観設定が可能な「ファンタジー世界の強みを存分に活かした作品」であるため、小説づくりの参考資料としておすすめです。

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進撃の巨人

 「進撃の巨人」は、「人間対巨人」を描く人気漫画(アニメ)です。人類は、圧倒的な力を持つ巨人たち(人類の天敵)から身を守るため、巨大な3つの壁を築き、100年の平和を手にしていました。しかしある日、体長50mを超す「超大型巨人」の出現により、壁が破壊されてしまい、人類の平穏は奪われてしまいます。

 謎だらけの巨人。しかし人類は、戦いの中で巨人の真実に知ることで、「世界の真実」についても触れてしまうことになります。

 このように、「進撃の巨人」は「巨人」をテーマとして前面に押し出した珍しい作品です。「巨人」を軸に、かなり壮大な世界観設定が組まれているので、ファンタジー小説の資料としても参考になるでしょう。

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シュレック

 「シュレック」は、2001年の「アカデミー賞長編アニメーション賞」を受賞している、人気アニメ映画です。

 本来のオーガは「人間を襲う怪物」として登場することがほとんどですが、「シュレック」では「心優しいオーガ」として登場しています。

 オーガの本来の特徴である「人間を襲う怪物」というイメージを利用して、「シュレックの優しい心」をより際立たせているのです。

 このように、「悪い妖精」という世間に定着したイメージを逆手にとって、ファンタジー小説に活かすこともできます。他のファンタジー作品との差別化を図りたいなら、ぜひ「シュレック」を観て、その手法や考え方を参考にしましょう!

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まとめ

 今回は悪い妖精について紹介しました。

 内容を簡単にまとめると以下の通りです。

  • 「悪い妖精」は、創作作品では「ヒューマノイドモンスター(人間型怪物)」として登場する
  • 「悪い妖精」という定着したイメージを逆手に取り、「より素晴らしい妖精」として登場させることも可能

 悪い妖精について詳しく知り、ファンタジー小説の世界観設定に活かしてくださいね!

ここまで読んで頂きありがとうございました。
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