RTした人の小説を読みにいく 感想その1

2019年9月27日

9/24に#RTした人の小説を読みにいく タグをつけてTwitterで小説を募集しました。想像以上にリツイート&コメントされ、沢山の方が創作を楽しんでいるんだなと実感しております。

今日から少しずつ、読んだ小説の感想をこちらに書いていきます。
一度に複数の小説の感想を書くのは、自分の好きな作品だけじゃなくて、いろんな作者さんの物語に興味を持っていただけたらなという想いからです。

RTしてくださった方へ。
小説家になろうユーザの方に対してはブックマーク&評価等も順次させていただきますので宜しくお願いいたします。リツイートのみの方の作品は読むのが少し送れるかもしれません。Twitterで表示されたコメントの順に読んでいます。

それではまずは3作、感想いってみましょう。

当世退魔抜刀伝

https://ncode.syosetu.com/n3879ey/

大澤伝兵衛様著
主人公は高校1年生鬼越修。
ヒロインは幼馴染の太刀花千祝。
共に武道の達人。
※ヒロインはなぎなた使いのイメージ。

二人はもはや家族のような安定した関係になっており、小さな子供でもない男女が、一つの布団に入って平然としている場面も描かれていました。
どちらもストイックで強い主人公なので、感情移入して物語を読むのではなく、一歩引いて展開を読む形で物語を追いました。

すると、物語の最初から示される5年前の事件。
この最大の謎がどう物語に関わってくるんだろうと興味を抱き読み進めているうちに、37話まで読んでいました。

設定が作り込まれていて、主人公の流派がどこから来ているのかも説得力がありました。ヤトノカミという蛇頭の怪物に対し、銃より布津御霊剣がダメージを与えられる理由も納得です。

展開としても無理がなく、柔道部とのやりとりや他流試合に立ち向かう中で2人の強さが徐々に明らかになっていきます。
この主人公とヒロインなら、血で血を洗う戦いも乗り切れそうだという信頼感が芽生えます。

敵には敵なりの信念があり、その目的のために悪事を起こします。登場人物全員に信念がある作品です。

まさに武道家同士の戦いが描かれており、作品としての完成度が非常に高いです。描写も丁寧でわかりやすいです(文章がプロ級に上手です。文庫で読むレベルでしょうこれはと感じました)。

世界のためとかそういう大きな物語を好む人には合わないかもしれませんが、自分の信念を貫く武道家同士の物語を読んでみたい方はぜひ読んでみてください。

※第1部のみの感想ですので、第2部以降で世界をどうこうする話に展開していく可能性もあります。そうなるとさらに多くの人が惹きつけられるでしょうね。

私は落ちこぼれの女子高生ですけど、降臨された女神様は優しくて酷いです!

https://novelup.plus/story/191960784

ミクサ様著
021 2-14 進路決定(勝手に)まで読みました。
主人公は稲月 奈苗。
神の眷属になることが誉れとされる世界で、神様に取り憑かれた女子高生。

初っ端から様々な事件に巻き込まれ、
013 2-6 何それ?時点で神様が頭の中に居て、妹がいきなり出来て、父親の友人は戦争中。

なかなかのプロフィールです。
魔法を使うための魔力量が多く、かわりに魔法のコントロールが致命的なまでに出来ないという設定も含めて、主人公の特別性が際立ちますね。どんな物語にも展開していけそうな奥行きを感じます。

そこからナナエの学校生活が描かれていきます。僕は暴れん坊の女神さまとそれに振り回される主人公を見て楽しむ物語だと考えて、その目線で読みました。

しかし!ですよ。
2-14まで読んで考え方が変わりました。
あ、これドラえもんだと。

実力はあるけど冴えない主人公が神様の助力を得て、徐々に成長していくシンデレラストーリー。これは刺さる人に刺さりますね!

・設定の見どころ
現代社会風の世界観で、二十歳以下は五百人に一人程度の割合で魔法を使うための魔力を持っているという設定。
魔術と魔法に差をつけており、魔術は一般には魔法とも呼ばれるという点が面白いです。ミスリードから物語を始めることもできますね。

また神降ろしをした時に神は依り代の魂を食べるという設定があり、ナナエと神イナンナの関係に緊張感を生み出しています。この対立状態からドラえもん展開へ向かうなかで2人の関係が変わるところが2-14までの一番の見どころだと感じました。面白かった!

灰笛の愚か者は笑う1 ~魔法使い的少女と王様じみた馬鹿野郎~

https://ncode.syosetu.com/n4585ew/

ハルハル(春a裏)様著
第三章、遅刻は社会的制裁をもって罰する
時刻は海を指さしている まで読みました。

上まで読んだ私のオススメは、独創的な世界観を楽しむこと。

『複数の区によって構成されるこの都市には、世界でも有数の傷がある』というプロローグの一文に惹きつけられ、時刻は海を指さしている まで読んでしまいました。

『町の上に海が浮かんでいる』
『空に浮かぶ不可解な生傷』

それらの魅力的な設定が小出しに語られ、灰笛今昔物語でそういうことか!と納得するのが楽しかったです。

一方で、まずは世界観からということで、キャラクターの物語(心情や関係性の変化)はあまり感じられませんでした。キャラクターの物語を期待して読むと脱落するかもしれません。

まとめ

まずは三作の感想をお届けしました。
このような感じで感想を書いていきますのでどうぞ宜しくお願いいたします。