なろう式追放モノテンプレート解説。守破離の精神でレベルアップ

2020年8月10日

 先日下記のツイートを見ました。

 面白いことを考える人がいるなーと感心したので、このエントリーを書くことにしました。

 もしかしたら多くの方の意見と異なるかもしれませんが、こういう意見もあるよと参考にしていただければ幸いです。

テンプレートとか、天才かな

 先程のツイートで紹介されていたなろう式追放モノテンプレートですが、私は肯定派です。

 なぜなら、小説家にとって1番難しいものは第1話の冒頭……これだと思うのですよね。第1話の冒頭以上に難しいものってこの世にないです。

 これは、書き上げた小説を世に発信するときに、第1話の冒頭をどうしようかと悩むだけでなくて……そもそも小説を書こう!となったときに第1話の冒頭が書けなくて手が止まるなんてこともザラにあります。

 また、第1話が独特なせいで、2話以降を読んでもらえない名作って山ほどあります(RTした人の小説を読みにいく取り組みの中でも、そういうケースがありました)。

 テンプレートって、こういった悩みを全て吹き飛ばしてくれます。

 だから私はテンプレート肯定派です。

守破離の精神でレベルアップ

 第1話がテンプレートなのに、第2話以降で独自性を出したら読者が離れちゃうんじゃ……と気にされる方がいらっしゃるかもしれません。

 ですがジャンプ作品だって、第1話と最終話で毛色の違う作品がいっぱいあります(ドラゴンボールしかりハンターハンターしかり)

 読者は作者の思うより、柔軟なのかもしれません。物語の途中で毛色が変わっても、読者が受け入れてくれるとするなら、第1話で親近感をもってもらって、次を読み進めてもらうことが肝心じゃないでしょうか。そのためにテンプレートは有効です。

 ですのでまずは、守破離の精神でテンプレートを学んでみてはどうでしょう。

 『守破離』は、物事を学ぶ時の姿勢として昔から受け継がれている言葉です。
 この姿勢は仕事で物事を実行するために最も大切な基本姿勢であるとの事。修行を積む過程での順序を表す言葉で、独自の境地を拓く道筋として師の流儀を習い学ぶ事の教えだそうです(茶道や武道が由来みたいですね)。

師匠に言われたこと、師の流儀・型を習い『守る』こと。
師の流儀を極めた後に、他流も研究すること。その型を自分と照らし合わせ、自分に合ったより良いと思われる型をつくることにより、既存の型を『破る』こと。
自己の研究を集大成し、独自の境地を拓いて一流を編み出すこと。師匠の型、そして自分自身が造り出した個人は、自分自身と技についてよく理解しているため、型から『離れる』こと。

 つまり第1話はテンプレートをつかって読者に受け入れてもらいやすく配慮し、徐々にテンプレートを破壊して、いつしか自分の物語に変化させていく……この『守破離』の精神をスタイルとして取り入れて、レベルアップを目指すのも、一興だと思います。

なろう式追放モノテンプレート解説

 冒頭で紹介したなろう式追放モノテンプレート、冒頭の7行解説を書いてみました。冒頭が書けないと悩んでいる方も、これを参考に冒頭さえ書ければ、筆が勝手に進んで、今までにない追放モノの物語がかけるかもしれません。

「〇〇、お前のような無能/クズ/役立たずはクビ/国外追放/不要だ」
★主人公が組織から追放される。

 どこどこのどこどこ
★場所を説明する。

 □□である俺は、△△である✗✗からクビ/国外追放/解雇を言い渡される。 
★自分の肩書と状況を説明する。

「ど、どうしてですか? 俺なにか失敗しましたか?/一緒にやってきたじゃないか?」
★一方的な話であることを示す。

「なにか失敗しましたかじゃない。結果を出せないからクビ/国外追放/解雇なのだ」
★成果だけをみて、主人公を切り捨てたことを示す。

「そ、それは……」
★うろたえる。主人公に弱い部分があることを示す。

 ✗✗の指摘は正しい、なぜならば俺は□□のくせに□□で必要な仕事が苦手なのだ。
★主人公が実際に役立っていないことを示すとともに、主人公に能力があり、適切な場所で使われていないことを示唆する。

まとめ

 テンプレートは、小説を書く際の最大の悩み事を解決してくれます(第1話でどうやって読者に興味(親近感)をもってもらうか)。ですので私は、第1話に関しては、テンプレートを使うことに肯定派です。読者も話に入ってきやすいと思います。

 独自の文章を書きたいという方もいらっしゃると思いますが、長く物語を書いていれば、勝手に独自性はついてくるものです。テンプレートを上手く活用するのは、Web小説で読者を増やす上で有効なテクニックだと考えています。

 仕事でも趣味でも、守破離の精神でレベルアップしていきたいですね。

ここまで読んで頂きありがとうございました。
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