「伏線の回収」でより面白くなる!小説の伏線の回収方法2つをご紹介




 小説の「伏線」は、あえて見せないことで読者の「推測」を促して、物語に面白みや楽しみを与える効果があります。ではそのような伏線を張ったはいいけれど、どうやってその展開や終わりを迎えればより面白いものになるのでしょうか?この記事では「伏線の回収方法」を2つご紹介します。

伏線とは?

 伏線とは、ある事を「ほのめかす」ことによって、読者に後々の展開の「推測」を促して、物語に面白みや楽しみを与える技です。

 伏線は基本「ほのめかす」ものではあるのですが、もう少し厳密にいうと「あえて見せる」ものと「隠す」ものの2タイプあります。

「あえて見せる」伏線

 あえて「ここが伏線だ」とわかるような「お決まりのフレーズ」を使う伏線です。読者に先の展開を期待させたり、どれだけまずい状況かを伝え、場の緊張感を高めるなどの効果があります。

【例】
伏線:夢の中にでてきた男の子が「僕が助けてあげる」と言った。
展開:妊娠が発覚、後に性別は「男の子」だとわかった。

 人は「お決まりのフレーズ」を目にすることで、「これは伏線だな」「これは何かあるな」と期待しながら読みます。これは話の内容に惹きつけられている理想の状態です。

「隠す」伏線

何かが先にありそうとやや感じさせる小道具やシーンを使う伏線です。後に種明かしすることで読者の感動を引き立てる効果があります。特に読者も気づかないようなサラッとしたシーンを伏線として使えば、展開を迎えた後の読者の驚きは大きくなり、感動も倍増します。

【例】
伏線:昼時の食堂。右手で箸をもつ自分の肘と隣の人の肘が当たった。
展開:ある事件の犯人は左利きであることが判明

伏線を回収する方法2つとは?

「回収する」とは、伏線の「のちの展開を書くこと」です。伏線で仕込んでおいたものが実り、読者の驚きや感動を呼び起こす部分を書くことです。ではどのように回収したらよいか見ていきましょう。

「あえて見せる」伏線の回収方法

 「あえて見せる」伏線によって読者が推測した展開までの「途中経過」がわかるようにします。ポイントは「急に回収しない」ということ。何となく予測できていただけに急に回収すると読者は冷めてしまいます。

 あえて中継ぎとなる伏線を設けることで、読者の興味をひき続けていきます。

【例】
伏線:夢の中にでてきた男の子が「僕が助けてあげる」と言った。

中継ぎ伏線:子どもは作らず、キャリアウーマンとして生きていくと意気込んで仕事をしてきたものの最近はなぜかうまくいかず、鬱々と自分の生き方に迷う日々を送る。

展開:その後妊娠が発覚、後に性別は「男の子」だとわかった。(→この後、結婚・出産。仕事も辞め違う生き方を選ぶことに。)   

「隠す」伏線の回収方法

「隠す」伏線は、当然のことながら「隠しすぎ」てわからない、またそれを忘れ去られるような印象の薄い描写では意味がありません。でも内容によっては、あまり露骨に描写しても陳腐になってしまう。

 そんな時によく使われる方法が「フラッシュバック」などの方法です。伏線部分を頭の中によぎらせるシーンを設けることで、読者に伏線を思い出させ、展開をより面白くさせます。

【例】
伏線:昼時の食堂。右手で箸をもつ自分の肘と隣の人の肘が当たった。

展開:ある事件の犯人が左利きであることが判明

フラッシュバック:ある男が左手で箸を使って食べており、右利きの自分と肘がぶつかった。

 このようなフラッシュバックを入れることで、展開を迎えた後にさらに勢いがつき、驚きや感動が大きくなる効果が望めます。

 

まとめ

 伏線の回収方法は、伏線の性質によって変わります。「あえて見せる」伏線の場合は、読者が途中で興ざめしてしまわないように、中継ぎの伏線を入れてから最後の展開を設けます。

「隠す」伏線の場合は、読者が思い出せるように、最後の展開を迎えてから「フラッシュバック」などで読者に伏線を思い出させると効果的です。

 一度張った伏線は回収しなければ後味の悪い小説になってしまいます。小説の中に伏線をたくさん仕込めば仕込むほど回収し忘れるということはよくあることです。ぜひ、伏線・展開・中継ぎ伏線・フラッシュバックなどを一覧表にして、最後に書き漏れがないかチェックしてみましょう。回収漏れがなくなり大変おすすめです!

ここまで読んで頂きありがとうございました。
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