ゆたぼん が おっさん になってしまった | 早咲きクリエイターの罠

2021年9月26日




 衝撃的なニュースを見てしまいました。
 Youtuberの少年革命家ゆたぼんが「小学生の時におれより稼いでた?」とアンチを挑発したそうです。

 私はこのニュースを見て、ゆたぼん が おっさん になってしまった……?と心配しました。このエントリーでは全てのクリエイターが陥るかもしれないおっさん化について書きます。

 

ゆたぼんとは

 少年革命家ゆたぼんは、Youtubeで「不登校は不幸じゃない」「人生は冒険や」と発信されていた元小学生YouTuberです。

 10歳の頃に「不登校の自由」を主張してYoutuberとなりました。誰もが当たり前のように通っていた小学校を「行かなくてもいい」と主張するセンセーショナルな言動に多くの人が注目し、賛否両論を巻き起こしました。

 2021年3月24日に小学校を卒業し、卒業証書を受領します。校長先生から「髪の毛染めてたら卒業式には出れません」と告げられて黒髪に染めるかを問われたところ、ゆたぼんはこれを拒否し、校長室で卒業式をしたそうです。その後、Youtubeで卒業証書を破り捨てる動画を発信し、これも賛否両論を巻き起こしました。

 現在は小学校に続き、中学校も通わないことを宣言し、Youtubeで動画発信を続けています。

 

「小学生の時にこんなに稼げたりしてなかったやろ」と言い出してしまった

 この元小学生YouTuberゆたぼんですが、2021年9月22日に配信した動画の中で、過去の企業案件の実績を例にあげながらこう主張していました。

「企業案件で1時間で30万円稼いだ。またアンチが嫉妬してくるんやろな。実際こんな感じでアンチよりおれの方が稼いでるねんな。だってアンチコメントしている奴とか小学生の時にこんなに稼げたりしてなかったやろ」

 おっさん になってしまった。
 過去の成功体験に執着して、誇るのはおっさんなのです。※おっさんの定義は下記といわれます。

(1)古い価値観に凝り固まり、新しい価値観を拒否する
(2)過去の成功体験に執着し、既得権益を手放さない
(3)階層序列の意識が強く、目上の者に媚び、目下の者を軽く見る
(4)よそ者や異質なものに不寛容で、排他的

社会の害悪「劣化したオッサン」が量産される理由

 ゆたぼんは島田紳助の再来と言われるほどの喋りの達人です。そんなゆたぼん選手でも過去の成功体験を語りだして、おっさん化してしまう。小説みたいなことって本当に起きるんですね。「時給30万円稼ぐオレ、おっさんに生まれ変わってスローライフ」

 

人はなぜおっさんになるのか

 早咲きの人ほど、おっさんになってしまいます。早咲きとは、同じ年齢の人よりも飛び抜けてデキる人たちのことですから、同世代と比べて成功体験がたくさんあります。
 ゆたぼん選手の場合、小学生で30万円稼げる人なんていませんから、大成功していますね。社会人であれば、働かなくてもお金がもらえる年休システムがありますが30万円はもらえないので羨ましいです。

 過去の成功体験……特に人から羨ましがられる成功……これは人をおっさんにする魔力があります。私たち小説家も、公募で大賞を得たとか、初版10万部発行したとか、ランキングで1位になったとか。いやそれは誇っていい素晴らしい実績ですが、だからといって小説家を目指す若者にあーだこーだそーだと小言をいうと、老害扱いされかねません。

 

 では、おっさん化を防ぐためにはどうすればいいのか?これは人生を遅咲きに近づけていくことが大事です。

 

人生を遅咲きに近づけていくほうが良い理由

 人生で得られる幸せポイントの量が同じだった場合、

  • 早咲きの人生は段々悪くなります(10代50ポイント、20代40ポイント、30代30ポイント、40代20ポイント……)
  • 遅咲きの人生は段々良くなります(10代10ポイント、20代20ポイント、30代30ポイント、40代40ポイント……)

 人はそんな昔のことまで覚えていられませんから、人生の満足度を決めるのは直近の幸福度です。だとすると、遅咲きのほうが最後は良い人生だったなと感じるのではないでしょうか?
 また、早咲きだと先程あげたように成功体験にとらわれて老害になり、周囲から疎まれてしまう可能性もあります。

 それでは、幸せな人生だったなと思えるよう、人生を遅咲きに近づけていくためにはどうすればいいでしょうか?

 答えは簡単で、考え方を変えれば良いんです。

 人が感じる幸福度というのは、過去と比べて今が良ければ幸せ、過去と比べて今が悪ければ不幸という単純なモノサシでできています。

 だから良い人生とは「常に良くなり続ける人生」ということができるでしょう。例えば子供を生むのはとてつもなく大変ですが、子供が無事に成長してくれて、一人前となって一緒に旅行や食事をして考え方を語り合えたなら、親としては子供を生んでよかったと感じるのではないでしょうか。

 「常に良くなり続ける人生」を目指すと決まれば、考え方を変えることが出来ます。

 

早咲きは、能力=生まれつき固定と考えている

 自分が早咲きだと思う人は、能力を生まれつき固定と考える傾向があります。

 与えられた能力は生まれつき固定だと考えるから、努力もしません。人と比べて自分がどの順位にいるかを気にします。そして順位が下がるとショックを受けます。

 確かに人は、今できていることができなくなったときに、過大なショックを受ける性質があります。これをプロスペクト理論といいます、人が利益より損失を過大に評価すると明らかにしました。

 私も高校1年生で持病により運動ができなくなったときはショックでした。他のあらゆる幸せを奪い取り、たった一度の高校生活を楽しむ余裕をなくする程度にショックでした。
 ですが先ほども書いたとおり「できなくなった」ことは過大に評価してしまいますから、「できるようになった」ことに焦点を当てるほうが人は幸せになれます。

 早咲きの小学生がどんなに才能に恵まれていたって、その子が高校生になったときと比べたら、アホでしょう? 誰でも歳を取るにつれて賢くなっていくものです。そう考えると、早咲きを嘆く人は、単なるペシミスト(悲観論者)に見えます。そこでこれからは考え方を以下のように変えましょう。

 

能力=努力次第と考える遅咲きとなる

 自分が遅咲きだと思う人は、能力を努力次第と考える傾向があります。
 というより、努力をしている人が遅咲きとなる=成功は努力次第と考えるようになる論理です。

 努力さえすれば「常に良くなり続ける人生」が得られると考えれば希望がありますし、自分は早咲きだからと悲観する悲観論者と比べて努力しやすくなるので、実際に人生が良くなります。

 さらなる効果として、努力して小さな成功を積み重ねると「いま辛い人生」が「これから良くなる人生」に変換され、不幸や困難に前向きに対処することができます。

 いずれは「そうさ、世界の問題を解決し続けた先に、全人類が求める理想の世界がある」などと、のたまうようになるでしょう。こうなれば人生は幸せでしかない。幸せ狂いの人生が待っています。

 ここでもう一度おっさんの定義をおさらいします。幸せな人はおっさんに成り得ないですよね。

(1)古い価値観に凝り固まり、新しい価値観を拒否する
(2)過去の成功体験に執着し、既得権益を手放さない
(3)階層序列の意識が強く、目上の者に媚び、目下の者を軽く見る
(4)よそ者や異質なものに不寛容で、排他的

 

ゆたぼんはここからが勝負

 翻ってゆたぼん選手。ここまでの人生は大成功じゃないでしょうか? 能力を生まれつき固定と考えて立ち止まってしまうのか、努力をして大きく羽ばたくのか。ここからが人生本番ですね。

 早くして社会に出た小学生として、現役小学生の憧れで居続けられるよう、頑張って欲しいです。ポテンシャル持ってますからね。

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