楽々動く!キャラクターの設定項目4点
みなさん、こんにちは。杞優橙佳です。
小説、書いてますか?
いざ小説を書こうとPCに向かってもなかなか筆が走らないなーという方は、もしかするとキャラクターの作り込みが足りないのかもしれません。
この記事では、小説を書く際に最も重要なキャラクター設定について書いていきたいと思います。
キャラクターを設定しよう
キャラクターを設定する、ということはどういうことでしょう。
みなさん、イメージついていますか?
例えば
・容姿を固めるためにイラストを作ることかな?
・喋り方を決めることかな?
そんなふうに思われる人もいらっしゃるかもしれませんね。
けれど実際は、上記の2点を押さえただけでは、物語を書いていく中で手が止まることが多いのではないでしょうか。容姿が決まっていても、絶望の淵に立たされた時このキャラクターはどう動くのか、想像できていないとだめですよね。
私がキャラクターを設定する際は、基本設定、家族構成、精神的特徴、肉体的特徴の4点を押さえることを意識しています。
つまり下記の内容を詰めていくということです。
《基本設定》
【名前】
【性別】
【生年月日】
【趣味】
【略歴】
《家族構成》
【父親】
【母親】
【兄弟】
【配偶者】
【子供】
《精神的特徴》
【思想】
【性格】
【口癖・口調】
【短所・弱点】
【好きな場所】
【夢】
【好き】
【嫌い】
【好きな言葉(座右の銘)】
【学力】
【宗教】
【音楽】
【小説・雑誌】
【交友関係】
《肉体的特徴》
【容姿】
【外見】
【身長】
【体重】
【肌】
【健康状態】
【利き手】
【視力】
【握力】
【服装】
【髪型】
【運動】
【所持品】
実際にやってみた
基本設定、家族構成、精神的特徴、肉体的特徴の4点を実際に考えて設定すると、下記のようになります。
ヴォルター・K・グイン
《基本設定》
【名前】ヴォルター・K・グイン
【性別】男
【生年月日】西暦4209年3月22日
【趣味】釣り
【略歴】オースティア国エル・クリスタニアに生まれる。幼い頃から聡明で、フォルクスコール、ギムナジウムを常に学力トップで走ってきた。同時に破天荒でもあった。
彼はギムナジウム卒業の年から2年間放浪の旅に出、2年後にクリスタニアアカデミーへ進学することになる。クリスタニアでもトップの成績を収めた彼は、閥徒として政治家の活動を始める。オースティア最大の派閥であるマルルト派に属し、マルルト・ストラトスの右腕として信頼を得ながら、独立するための布石を打ち続けてきた。
《家族構成》
【父親】エル・クリスタニアで有名な建築家。
【母親】専業主婦。料理が上手。
【兄弟】兄が2人。4つ上の兄は建築家、3つ上の兄は税理士として働いている。
【配偶者】クリスタニアアカデミーの頃のクラスメート(2つ下)。レコードの輸入業を営みながら、喫茶店を経営。
【子供】29歳の時に息子が生まれた。母親似。
《精神的特徴》
【思想】オースティアの学歴ヒエラルキーのトップに立つ人物。どうすればオースティアで評価されるかを理解しており、理解しているからこそ彼は、人と同じことをしていては社会の歯車として使い捨てられるだけだと考えた。
【性格】破天荒。
【口癖・口調】四字熟語を好んで使う。
【短所・弱点】タバコがやめられない。
【好きな場所】コーヒーとタバコの臭いが充満した喫茶店。
【夢】オースティアの人々に、現実と正面から向きあう勇気を与えること。
【好き】タバコ、コーヒー、釣り
【嫌い】泥臭い魚、嵐
【好きな言葉(座右の銘)】人に魚を与えれば一日生かすことができるが、人に魚釣りを教えれば一生養うことができる。釣れない時は魚が考える時間を与えてくれたと思えばいい。
【学力】全教科得意だが、特に論理学、地理、古典に秀でる。
【宗教】信じない。
【音楽】デロメア・テクニカから輸入されたジャズミュージックを好んで聞く。
【小説・雑誌】歴史書を好んで読む。
【交友関係】派閥の中では波風を立てぬよう振る舞う。マルルトに取り入り、彼の機嫌を取る。しかし腹の中ではマルルトと戦うための準備を進めていた。※マルルトは、自らが国王になるためには、国民から政治への不満が溜まることも辞さない考えであったのに対し、グインは政治家としての尊厳・誇りを保ち続けたいと考える人物であった。
《肉体的特徴》
【容姿】男らしい顔立ち
【外見】がっしりとしていて、肩幅も広い。頬が痩けている。
【身長】184センチ
【体重】72キロ
【肌】少し肌黒い
【健康状態】健康。あまり寝なくても大丈夫な人。
【利き手】左手
【視力】2.0/2.0
【握力】左右45キロ
【服装】普段はオースティアの正装で活動。釣りをしているときは黒一色の適当な格好。
【髪型】前髪を一部かきあげている。
【運動】毎週末釣りに出かける。釣りは海上のスポーツだと主張している。
【所持品】常にタバコを携帯している。タール量は15ミリビーンズ。
このキャラクターは「境界を超えろ!」1~3巻の中で、主人公アイン・スタンスラインの序盤の最大の敵であり、後半では最高の師匠となるキャラクターです。【略歴】に記載した内容など、本編中ではほぼ触れられていません。
それでも設定しておくことでキャラクターに深みが出てくるんですね。
「境界を超えろ!」1~3巻に登場するすべてのキャラクターについて、上記のキャラクター設定が実施されています。気になる方は下記を読んでみてくださいね。
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まとめ
この記事ではキャラクターを設定する時に、これを設定しておくといいよという内容を説明しました。
正しい努力は裏切らないという格言もあります。キャラクターを設定するという目的に向けて、まっすぐ向かってみてくださいね。
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