文章の読みやすさがアップする20のヒント | 小学生でもわかる小説の書き方
文章を書く際に、より読みやすくなるような工夫をすることは重要です。この記事では、文章の読みやすさを向上させるための20のヒントを紹介します。
ぜひ、この記事を参考にして、読みやすい文章を書いてみてください!
- 1. 主語と述語、修飾語と被修飾語は近くに置く
- 2. 漢字は基本、開く
- 3. 一文は、短くしよう!
- 4. 難しい漢字に、ルビを振る!
- 5. 読みやすくするために、改行する!
- 6. 明らかなことは、略す!
- 7. ひらがな同士を繋げない!
- 8. 代名詞は減らす!
- 9. い抜き言葉・ら抜き言葉は、カジュアルのときに使う!
- 10. 読点は、強調したい時に使う!
- 11. 助詞「の」の連続は避ける!
- 12. 列挙の際は、品詞を揃える!
- 13. 受け身表現をしない!
- 14. 接続詞は多用しない!
- 15. ト書き「~と言った」は、書かなくていい!
- 16. 「が」を削る!
- 17. 設定の説明は、リピート!
- 18. 声に出して、読んでみよう!
- 19. できる限り断言表現!
- 20. 最後は心構え
主語と述語、修飾語と被修飾語は近くに置く
日本語は、主語と述語、修飾語と被修飾語が近いと読みやすくなります。
つまり、「私は歩く」という文の主語「私」と述語「歩く」。「美しい山」という文であれば、修飾語「美しい」と被修飾語「山」の位置が近い位置にあるほど読みやすいということです。
漢字は基本、開く
不必要に漢字を使うと、読みにくくなります。できるだけ開きましょう。以下はたられば@tarareba722さんのツイートに書かれていた、とてつもなく有益な情報です。
- 更に → さらに
- 殆ど → ほとんど
- 下さい → ください
- 事 → こと
- 物 → もの
- 1人・2人 → ひとり・ふたり(一人・二人は可)
- そう言う → そういう(実際に声に出していれば漢字)
- お早う → おはよう
- そんな風に → そんなふうに
- あちらの方 → あちらのほう(人物の「方(かた)」は漢字)
- 出来るだけ → できるだけ
- 恐る恐る → おそるおそる
- 何時か → いつか
- 何処か → どこか
- 何故か → なぜか
- 良いよ → いいよ(「よい」との混同回避)
- 捗る → はかどる
- 後で → あとで
- あの人達 → あの人たち
- 電話を掛ける → 電話をかける
- ひと通り → ひととおり
- ご免なさい → ごめんなさい
- 丁度 → ちょうど
- 時間が経つ → 時間がたつ
- 使い易い → 使いやすい
- 何でも → なんでも
- 言って頂いた → 言っていただいた
一文は、短くしよう!
簡潔な文章を書くための最良の方法は、文章を短くまとめることです。長い文章は、読者の集中力を削いでしまうので、1つか2つの独立した節からなる文章を目指しましょう。可能であれば、不要なフレーズを削除してください。
難しい漢字に、ルビを振る!
ルビ(ふりがな)とは、漢字の読み方をあらわす表記法です。ルビを降ることで難しい単語でもスムーズに読むことができ、読者は文章を読みやすく理解しやすくなります。
読みやすくするために、改行する!
改行や余白は、文章の読みやすさを向上させます。文章を短い段落やセクションに区切ることで、読者は内容を読みやすく、理解しやすくなります。
また、テキストが多すぎると、読者が圧倒されてしまうので、ページを埋め尽くさないようにすることも重要です。文章を読み進めるうちに、文章を短くしたり、見出しをつけてセクションを区切ったり、すべての読者にとって適切なフォントサイズにするよう心がけましょう。
明らかなことは、略す!
長い文章を書く場合、読者にとって明白な単語を省略することが有効です。まずは1つの文章の中で、同じ単語が出ることを避けましょう。
「私は私の好きな色をした私の靴を、私の家の私の靴箱に入れた」なんてのは、私を連呼しすぎですね。明確なことは略して、「私の好きな色をした靴を、家の靴箱に入れた」でいいでしょう。
ひらがな同士を繋げない!
ひらがなをつなぎ合わせると、文章がわかりにくくなることがあるので、注意が必要です。読みやすくするために、ひらがなが続く場合は読点で区切り、まとめないようにしましょう。もしくはどちらかを漢字の言葉に置き換えましょう。
代名詞は減らす!
「彼ら」「彼女ら」などの代名詞の多用は、読み手の集中力を削ぎ、文章を迷わせる原因になります。代名詞を減らし具体的に書くことで、読み手は文章をより理解しやすくなります。
い抜き言葉・ら抜き言葉は、カジュアルのときに使う!
口語は一般的に、読み手にとってよりカジュアルで会話的な雰囲気を作り出します。しかし、"い抜き言葉 “や “抜き言葉 “を使いすぎると、俗語の使いすぎで文章がついていけなくなることがあるので、注意が必要です。口語的な言葉と正式な言葉のバランスをとることが目安です。
読点は、強調したい時に使う!
句読点は、文章中の特定のポイントを強調するのに有効な手段です。しかし、句読点を使いすぎると、文章が途切れ途切れになって読めなくなることがあるので、注意が必要です。可能な限り、1つの文に感嘆符と疑問符を1つずつ入れる程度にとどめることをお勧めします。また、新しい文章は必ず大文字で始めることも大切です。
助詞「の」の連続は避ける!
助詞の「の」は、英語の中で最もよく使われる接続詞の一つで、文章を読みやすくするために重要な役割を果たします。しかし、使いすぎには注意が必要です。「の」を連続して使用すると、文章が読みづらくなります。
列挙の際は、品詞を揃える!
何かをリスト(列挙)するときは、同じ品詞をそろえるようにしましょう。そうすることで、文章が構造的に見え、読みやすくなります。 例えば、名詞、動詞、形容詞は可能な限り同じように揃えましょう。 そうすることで、文章を読むという作業が、簡単な練習に変わります。
受け身表現をしない!
受動態の文章を使うと、文章が読みづらくなったり、理解しづらくなったりします。末尾まで読んでから冒頭に戻って(最初に出てきた主語を)再度理解したくなるケースもあるでしょう。
文章を書くときは、可能な限り受動態を避け、能動態を使うようにしましょう。能動態の文では、文の主語が動作を行っており、前から後ろに読むだけで内容をスムーズに理解できます。
接続詞は多用しない!
接続詞は「また」「そして」や「しかし」「ところで」など、フレーズや節をつなぐために使われる接続語です。接続詞はアイデアとアイデアのつながりを作るのに役立ちますが、使いすぎないことが重要です。接続詞が多すぎる文章は、読者が理解しにくく、ついていけなくなる可能性があります。特に「しかし」「だが」などの逆説の接続詞が連続すると訳がわかりません。文章の組み立てを考え直した邦画良いでしょう。
ト書き「~と言った」は、書かなくていい!
ト書きとは、台詞のあとに「~と、〇〇はXXした」と補足するコメントのことです。
台詞の後は「~と言った」と書かなくても分かるので略してよいです。誰の言ったセリフであるかは、口調や、話し手にセリフの中で話し相手の名前を呼ばせることで、示すことができます。例えば登場人物が2人しかいないシーンで、片方にもう片方の名前を呼ばせれば、誰がその台詞を言ったかわかりますね。
「が」を削る!
接続助詞の「が」がある場合は、文を分けて短くしましょう。「AはBをしたが、CはDだった」という文は、「AはBをした。CはDだった」と分けられます。この時に使っている「が」は、実は文章をつないでなかったりするので、取り去ってしまって、文と文が無理なくつながっているかを確認すると良いです。
設定の説明は、リピート!
設定について書く場合、読者が忘れた頃に同じ言葉や描写を繰り返し、記憶に留めるともに、一貫性を持たせることが大切です。読者の中に設定のイメージが定着することを目指しましょう。
声に出して、読んでみよう!
文章の読みやすさを向上させる最善の方法のひとつは、声に出して読んでみることです。そうすることで、不明瞭な単語やフレーズをキャッチすることができ、また受動態の例にも気づくことができます。また、長すぎる文章や複雑すぎる文章も、声に出して読むことでよくわかります。
できる限り断言表現!
私は○○だと思いました。~~の可能性があると思われます。など、曖昧な表現は避けて断定表現にしましょう。ただし、ビジネスメールなどでは、印象を柔らかくするためにつけたほうが良いケースもありますので、ケースバイケースで使い分けましょう。また、「という」と「こと」は文章をもたつかせる原因となります。削って文章を綺麗にするといいでしょう。
最後は心構え
最後は心構えです。小説を書きたい気持ちを大事に、おめでたくいきましょう。自分の文章は読みやすいと自信をもつこと。そうすればもっと上手くなりたいと学びますし、上手な人の良いところを取り入れようとも思えるはずです。
さあ、小説を書こう!以下のエントリーでも基本の心構えについて書いていますので、ぜひ読んでみてくださいね。
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