感想とは?感想を書くための【感想の書き方4STEP】も紹介!これで誰でもハードル低く感想を書けます!
こんにちは。
杞優橙佳です。
小説家になろうとはじめとした「小説プラットフォーム」は、読み手と作者の交流が図れるように設計されています。その一番重要な機能は、投稿された小説に「感想」を送れるシステムでしょう。
本エントリーではWeb小説の交流のかなめ、感想について書いていきます。
感想を書いてみたいけどどうやって書けばいいの?とか、ハードル高くないの?という疑問にお答えできるエントリーとなっています。
感想を書くハードルについて
最初にお伝えしてしまうと、感想を書くハードルは、高くないです。あくまで自分の思ったことを書いてみるのが感想です。書かないほうが良いことは後々触れますので、まずは前向きに。読んだ作品全てに感想を書いてもいい……(Twitterでイイネ!ボタンを押すくらい感覚)と考えてみてはいかがでしょう。
ハードル高く考えるのは、レビューです。レビューを書くには、下調べや考察など、感想よりも一歩深堀りした作業が必要です。
次からは具体的な感想の書き方について述べます。
感想ではなく、所感を書いてみよう
小説プラットフォームに感想を書いてみようと思えた方は、ぜひ感想ではなく所感を書いてみてください。
感想
ある物事について、感じたり思ったりしたこと。
例:つまらない、面白い、凄い、楽しい、〇〇っぽい、わからない
所感
感想から一歩踏み込み、自身の意見を加えたもの。
自分の意見を加えると書くと難しく聞こえますが、感想に対して、下記のような理由を書けば意見になります。
・作品を読んで楽しいと感じたのはなぜなのか?
・〇〇っぽいと感じたのはなぜなのか?
なぜなぜ?と深堀りして理由を書ければ大丈夫です。
特にネガティブな感想を書くときは、理由をあわせて書きましょう。
つまらない……面白くない……こういった感想は書かれがちですが、作者はそれだけではどこが悪かったかわかりません。改善もされませんので、お互い無駄な時間を過ごすことになりますね。
※逆にいうと、作者も読者から「つまらない」と一言言われてショックは受けないでください。ただ一言「つまらない」って会話になっていませんから。「つまらない」「面白くない」は自分の辞書から取り除いていいです。
ネガティブな感想でも、理由が述べられて、具体的な改善案が提示してあったら、作者にとって珠玉の感想となります。
読者はぜひ、作者に感謝される感想をかけるよう心がけてみてください(初据付プラットフォームに感想を書くのはしんどい……という読者は、ポジティブなひとことを作者のTwitterに投げてあげてください。それだけで十分作者は喜びます。あなたのことが好きになります)
書かないほうが良いこと
当たり前のことですが、誹謗中傷はやめましょう。
「誹謗」 – 他人を悪く言うこと。 そしること。 作者への人格攻撃がそうですね。
「中傷」 – 根拠のない事を言いふらして、他人の名誉を傷つけること。根拠のないことは書かないように。パクリとかね。
画面の向こう側にいるのが生身の人間だということが想像できれば大丈夫です。
感想文の書き方
それでは具体的な感想文の書き方を述べます。
4つのSTEPで感想文を書いていきます。各STEPでメモをとると良いですね。
感想文の書き方STEP1:内容要約
まずは素材あつめです。小説の中で発生した「事実」、客観的な「数字(何回感情を動かされたのか、文字数、読んだ時間など)」「エピソード(キャラクター同士のやり取りなど)」に目を向けましょう。
感想文の書き方STEP2:どう感じたか
つまらない、面白い、凄い、楽しい、〇〇っぽい、わからないなど。自分の心と向き合ってみましょう。もやもやした気持ちをキモチワルイと表現してしまったりするかもしれませんが、そういった言葉にならない気持ちも書き留めてみてください。STEP3で深堀りする種となります。
感想文の書き方STEP3:なぜそう感じたか
感想を所感に進化させるための深堀りですね。〇〇っぽい……という感想であれば、どこの展開が似ているのか、キャラクターのどの仕草が似ているのか。そういったディテールを具体的に書いてあげましょう。そういった読者の感想によって、作者が自分のキャラクターをつかめる(深く理解できる)場合があります。
感想文の書き方STEP4:締める
「全体を書き終えた感想として、そもそもなぜこれが書く動機となったのかに思いを馳せながら、書いてみて思ったことを書く」
「これからも頑張ってください」とエールを送る。
「ありがとうございました」と感謝を述べるなど。
美しく終わるのがよいかと存じます。
最初は短くてもいいので、練習がてら書いてみましょう。
特に関係はありませんが、私の作品は感想大募集中です!
感想文の具体的な例
感想文の具体的な例として、下記の小説に感想をつけてみます。
https://ncode.syosetu.com/n6130gd/3/
46話目に死ぬアイン・スタンスライン 第3話感想
3話目にしてすでに物語が収まるところに収まった美しさを感じました。
アインたちの躍進を拒んでいた神様が消え去り、混乱が街を支配するのかと思えば、「アインと15年間を共に歩んできた村の若者たちは、既に新しい世界を受け入れる勇気を携えていた」という帰結。確かにアインと一緒に育てばそうなるよね、美しい。ただひとつ、ピーキューは可哀想なので幸せになってほしいと感じました。これからも頑張ってください。
自分の小説に自分で感想つけるんかい!というツッコミは置いておいて。感想はこれくらい短く、サラッとかいていいものです。それだけで著者は十分嬉しいですから。
みなさんもぜひ、お気に入りの作品に感想をかいてあげてくださいね。
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