出版編集の「売れる感覚が狂い始めている」問題

以下のNoteが面白かったのでシェアします。書籍化を目指して執筆している作家さんにも、他人事ではない話です。

出版編集の「売れる感覚が狂い始めている」問題

ざっと内容をまとめると以下の通りです。
・ネット書店とリアル書店の売れ方に乖離の兆候がある
→新聞広告やテレビでの露出があると、今まではネット書店が反応した後で、リアル書店も反応していたが、2022年からは全く動かなくなった。

・コロナ禍でライフスタイルが変わった?
→リモートワークで通勤時間中に本を読むこともなくなり、TiktokやYoutubeを見るのが当たり前となり、電子コミックの利用者が増えたりしたためか、読書にあてる時間が減ってしまった(かもしれない)。

・30〜40代の読者層が減った!?
→男性も含め実用書、ビジネス書の売れ行きを支える30~40代向けの本がシャレにならないほど売れなくなった。

・70代以上の層をターゲットにしたベストセラー企画が増加
→安定して売れる確率が高いことからターゲット年齢を引き上げる傾向になったが、将来的には先細ることが見えている対処

・何かを変える時が来ている

※別の引用元から参照しますが、ライトノベル自体も売れなくなってきています。特にコロナ以降の売上低下が顕著ですね。出版社つまり紙の本の業界は、変わらないといけない時代に入っていると思います。

22年の「ライトノベル」(BOOK+文庫)の推定総売上金額は215.9億円(前年比13.3%減)、売上部数は2314.8万部(同15.7%減)。2年連続で10%台の減少となった。

https://twitter.com/Matsu23/status/1651891455903023106?s=20

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典型的30台の意見

私は典型的な30台で、実用書やビジネス書、ライトノベルを紙の本で買いまくってきた人間です。その人間の意見を載せておきます。
まず実用書やビジネス書……買わなくなりました。一番の理由は仕事に対する向き合い方が変わったからです。

仕事で自己実現することが人生をよくするたった一つの方法で、必死で働いて金を稼ぐことが成功者だというブームは、終わりました。
意識高い系ブームをけん引してきた箕輪厚介さんも、当時の自分が怖いって言っちゃってますからね……。
【意識高い系ブーム終了】箕輪厚介が「“努力すれば誰でも人生変わる”は間違いだった」と反省と考察を語る

 

私の意見ですが、ブームが終わった理由はコロナ禍でリモートワークが広まったことです。リモートワークで家族と過ごす時間が増える中で、家族と過ごすのってこんなに幸せなことだったんだと気づく人が多かったのだと思います。
ほどほどに働いて、家族との時間を大切に過ごすのが人生を豊かにすること……多くの人がそう気づいちゃったんですね。
※逆に言えば、それに気づかせないために、経営者はこれまで家と職場を切り離してきたのかもしれません。

だとすると、実用書やビジネス書はもう売れませんね。いまは流行っている趣味や、お金をかけず家族と遊ぶ方法という本の方が売れそうな気がします。

ライトノベルに求めるものも変わる可能性

30~40代でライトノベルを買っていた人は、日ごろの抑圧から逃れるためにライトノベルを読んでいた人もいるでしょう。
そうすると、家族を大事にすることに気づき、お金よりもワークライフバランスを優先し、現実に満たされる人は、ライトノベルを買う動機がなくなるかもしれません。
独り身の人でも、30~40代はまだ考え方を変えられる年齢ですから、多くの人は自分の環境を少しはマシにしていくことができ、抑圧から解放されていくかもしれません。
 
 
それでは最後に残ったのは……?
もしかするとそれが……恋愛ものを読む人たちなのでしょうか。コンプライアンスが厳しくなっていく時代、抑圧された人々の欲求を満たせる物語が望まれるのでしょう。現代の抑圧について考えると、次のヒット作のヒントになりそうです。

※さらに若い人たちは恋愛に全く興味がない人もいるそうです。そうした未開の欲求・興味こそが今後のライトノベル業界を変えていくと思います。読者の皆様。もしよかったらどんな欲求・興味があるかコメントいただけると嬉しいです。

ここまで読んで頂きありがとうございました。
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Posted by QTK