東洋魔術とは?東洋の魔法系統について詳しく解説!

 「東洋の魔法系統」は、ファンタジー世界の重要な要素の一つです。なぜなら、「西洋の魔法系統」に比べて登場頻度の少ないだけに、より個性的なファンタジー作品を作るための要素が、「東洋の魔法系統」にはふんだんに残されているからです。

 そこで本記事では、「東洋の魔法系統」の定義や、「東洋の魔法系統」の種類についてまとめました。ファンタジー小説を作る際の資料として、ぜひ本記事をご活用ください!

東洋における魔法系統とは?

 魔法と聞くと「西洋」のイメージが強いと思いますが、「東洋」にも魔法の系統(魔法の分類)は数多く存在します。特に日本で有名な魔法系統と言えば、陰陽師の「陰陽道」や、仙人の「仙道」です。

 ただし、東洋の魔法は絶対数が少ないため、ファンタジー世界ではあまり登場の機会がありません。逆に言うと、東洋の魔法系統を上手く利用すれば、オリジナリティーに溢れたファンタジー世界の構築に役立ちます。

次項では、東洋の魔法系統の種類について詳しい解説をしますので、ぜひファンタジー小説の世界観設定の参考資料としてお使いください。

東洋の魔法系統の種類について

それでは東洋の魔法系統の種類について解説します。

仙道(Taoism

 「仙道」とは、「仙人」になるための修行のことを指します。ちなみに仙人とは、山に入って「不老不死の術」を得、「神通力を持つ」とされる人物のことです。仙人の力として具体的な例を挙げると、「食べ物を食べずに何百年も生き続ける」「気と呼ばれるエネルギーを自在に操り超能力を使う」などがあります。

 つまり「仙道」とは、仙人のように「気を操れるようになるための修行」のことであり、「不老不死に至るための道」と言えるでしょう。

陰陽道(おんみょうどう)

 「陰陽道」とは、古代中国で誕生した自然哲学や陰陽五行思想を起源とした、「天文道」や「占術」を指します。つまり、元々「陰陽道」とは科学的な側面の強い学問と言えるでしょう。しかし日本では宗教的な影響もあり、「呪術的な要素」が強く前面に押し出されています。

 そうした「陰陽道」の使い手が、日本の「陰陽師」です。陰陽師は主の命により、「式神(陰陽師が使役する鬼神)」を使って「除霊」や「悪霊退治」を行い、場合によっては「人間に式神を憑りつかせ苦しめる」などということもやっていたそうです。日本では特に「安部晴明」が有名ですよね。

奇門遁甲(きもんとんこう)

 「奇門遁甲」とは、「遁甲士」を使い手とする、中国発祥の占術や方位術の一種です。

 先天的な未来を知った上で、「その運命を自らの望む方向に改善したいとき」や、「難問を解決したいとき」に、専用の遁甲盤を用いて術が行われます。三国志に登場する諸葛亮公明も使用したと言われるほど、有名な術です。

 また、日本の戦国時代において、日本の風土に合わせて改変された「奇門遁甲」が多く生み出されており、軍の指揮を執る軍師らによって使用されたと言われています。

方術(ほうじゅつ)

 「方術」とは、不老不死の実現や、人々の禍を取り除く目的とした、「祈祷・占い・気功・瞑想・医術」などの術を指します。また、方術の使い手は「方術師」と呼ばれ、古代中国(特に秦・漢)では、王室に封禅するなど、政治権力にかなり接近しています。

 中でも有名な方術師が、「徐福」と呼ばれる人物です。徐福は始皇帝に「東方の三神山に不老不死の霊薬がある」と進言し、旅に出る許可をもらっています。

 結局、旅立った徐福が中国に戻ることはありませんでした。しかし、この一件を見るだけでも、「方術」にいかに「不老不死」への期待が込められていたかが、十分に伝わってきます。

修験道(しゅげんどう)

 「修験道」とは、山へ籠って「厳しい修行」や「呪術的な儀式」を行い、悟りを得ることを目的とする、日本古来の山岳宗教のことです。そしてこの修験道の実践者を、「修験者」あるいは「山伏(やまぶし)」と呼びます。

 修験道の聖地はもちろん「山」です。神仏の霊験が著しい場所として、「霊場」と呼ばれています。ちなみに、現在の霊場として有名な山には、出羽三山の「羽黒山」「月山」「湯殿山」や、「高尾山」「恐山」などがあります。

煉丹術(れんたんじゅつ)

 「煉丹術」とは、古代中国の「道士」が用いた、「不老不死の霊薬(仙丹)」を作る術のことです。

 煉丹術の霊薬には、「硫化水銀」や「液状化した金」なども、薬として調合されました。もちろんこれらは人体に有害です。

 そのため、煉丹術の霊薬のせいで命を落とした皇帝が、何人も存在します。つまり、煉丹術の目的である「不老不死」は、完全に失敗に終わったと言えるでしょう。

蠱毒(こどく)

 「蠱毒」とは、古代中国で行われた、「壺に入れた毒虫を共食いさせ、生き残った虫を料理や飲み物に混ぜ、人に危害を加える」という呪術のことです。ちなみに、「蠱毒」の別名には「蠱道」「蠱術」「巫蠱(ふこ)」などがあり、これを扱う者を「術士」と呼びます。

 この恐ろしい呪術の概念は、作品づくりにも応用されています。つまり、「複数の人間を争わせ、最後の生き残った者を強者とし、さらなる特定目的を与え使い潰す」という、バトルロワイヤルの仕組みです。

ヨーガ(Yoga

 「ヨーガ」は、古代インドの伝統的な宗教的行法を指し、「心身や感覚器官を鍛錬によって制御し、精神を統一・止滅させ、古代インドの最大目標である輪廻からの『解脱(モークシャ)』に至ろうするもの」とされています。

 現代における身体的エクササイズのヨーガも、源流は同じです。ちなみに、ヨーガの術者は「ヨーギ」と呼ばれています。

 フィクション作品に使われるヨーガは、「瞑想の疑似体験」や「ヨーガを使った武術」など、現実に即した使われ方が多いと言えるでしょう。ただし、人気ゲーム「ストリートファイター」に登場する「ダルシム」のように、ヨーガによる効果を誇張し、作品に活かしているケースもあります。

呪禁術(じゅごんじゅつ)

 「呪禁術」とは、古代中国の呪術的医療の一つであり、「体に侵入した病の根源を退散させる」「病の根源を体に近づけさせない」という2つの目的を持った術のことです。また、呪禁術の使い手のことを、「呪禁師(じゅごんし)」と言います。

 しかし、呪禁術は体系的にまとめられていない部分が多く、上記の2つの目的に関しても、はっきりと断定することができないのが正直なところです。呪禁術が早い時期に衰退し、やがて陰陽道などに吸収されていったのも、そうしたところに原因があるのかも知れません。

密教(Esoteric

 「密教」とは、「すべてのものは大日如来が姿を変えたもの」という考え方が基本となる仏教の一つです。つまり、「仏も人も本質的には同じ」という思想であり、密教において修行を行うのは、「仏と一体であることを実感すること」が目的になります。

 一方、同じ仏教でも「顕教」の考え方は大きく異なります。顕教の考え方は、「修行を積まなければ成仏できない」というものであり、「修行を積む以前から仏も人も本質的には同じである」という考え方を持つ密教とは、ある意味正反対の思想です。

 ちなみに、このような仏法を広める者や僧侶のことを「法師」と呼びます。

まとめ

 今回は東洋の魔法系統について紹介しました。

 内容を簡単にまとめると以下の通りです。

  • 「東洋の魔法系統」とは、陰陽師の「陰陽道」や、仙人の「仙道」を指す
  • 「東洋の魔法系統」はファンタジー作品に使われることは少ないが、それだけにオリジナリティーを作品に反映させやすい要素でもある
  • 「東洋の魔法系統」は、「西洋の魔法系統」に比べ、現実的なものが多い

 「東洋の魔法系統」について詳しく知り、ファンタジー小説の世界観設定に活かしましょう!

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