若者の中二病離れについての考察

2019年9月13日

こんにちは、杞優橙佳です。

本日、「中二病でも恋がしたい!」の映画を見ました。かつて中二病患者と言われた僕でも、今この映画を見るのは辛かったです。とにかく主人公たちの言動が恥ずかしくて感情移入できませんでした。

これは、僕も大人になってしまったということなのですかね。

そんな中ネットを漁っていると、2017年くらいに若者の中二病離れというキーワードが注目されていたのを見つけました。

https://news.livedoor.com/article/detail/13653280/

若者の中二病離れ、どうして起きているのかな?そんなことを思い、自分が子供だった頃の思い出と照らし合わせて、考察してみたのがこのエントリーです。

結論だけ言うと、若者頑張れ!と言いたくなりました。

どういうことか、順を追って説明します。

言葉の定義

辞書によれば、中二病とは「(日本の教育制度における)中学2年生頃の思春期に見られる、背伸びしがちな言動」を指すようです。

例えば

  1. 洋楽を聴き始める。
  2. 旨くもないコーヒーを飲み始める。
  3. 売れたバンドを「売れる前から知っている」とムキになる。
  4. やればできると思っている。
  5. 母親に対して激昂して「プライバシーを尊重してくれ」などと言い出す。
  6. 社会の勉強をある程度して、歴史に詳しくなると「アメリカって汚いよな」と急に言い出す。

ような言動のことですね。

僕は、若者の背伸びした行動を
面倒くさいと思った上の世代が、
彼らに中二病というレッテルを貼り始めたのが
中二病の始まりだと思っています。

空気を読んだ子どもたちは
「僕たち中二病ですから―」を免罪符にして、
邪気眼系のように、
一般から見ても痛いやつを演じるように
なったという想像です。

今日の社会で邪気眼系の想像力を発揮して
クリエイターとして成功している人は別として。
中途半端に邪気眼系に向かって、
戻ってこれなくなった人は、
はっきりいって上の世代の犠牲者だと思います。

※基本的に下の世代は、上の世代が望んだ痛いやつを演じていただけ。やたらと人間を格付けして他人を貶め格下に見たがる上の世代が、下の世代の演技を見て中二病ってのはこういうやつだよーって指差して煽っていたのが現実だと思っています。

なぜ中二病患者が減ってきたのか

ではなぜ中二病患者が減ってきたのか。

それは、今の子供達は知っているからです。

何を知っているか?
それは思春期に背伸びすることは正しいこと
という真実です。

今の世の中を見渡していただければ、中二病患者のようにイキった子供がそのまま大人になったような芸人やYOUTUBER(例えば西野亮廣さんや日野湧也さんをあげさせていただきます)が成功して、社会にインパクトを与えていることがわかります。

それに比べて、何の努力もしないで現状維持に努めているサラリーマンがいかにかっこ悪いか。そんなところを子どもたちは全部見抜いているのでしょう。

子どもたちは、これまでの日本人のメジャーな価値観『斜に構えて現状維持を望むこと』が、日本をダメにしている原因だと気づいています。

上の世代に目をつけられたら面倒くさいから黙っているけど、本当はチャレンジしないと日本が沈むことくらい、彼らはとっくにわかっているわけです。

そして彼らは、痛い中二病患者から卒業していった。上の世代の貼ったレッテルなんかに縛られる必要はないからです。

そのかわりに、イキったことをいいながらも、地に足のついた努力をし、着実に力をつけるという現実的で建設的な歩みを始めたのでしょう。

こうした動きに僕は、「上の世代の言うことなんて聞いてられるか!上の世代のレッテル通りの道化を演じるような余裕なんて、今の日本にはね―んだよ!」という魂の叫びを感じます。

中二病最盛期世代の生き残りとして

中二病の最盛期は、今30代後半を迎える世代(まさに僕もそうなのですが)が子供だった頃ではないでしょうか。

エヴァンゲリオンが流行り、中二病という言葉が流行りだした頃、僕らは上の世代のレッテルを演じる道化をしていなかったか?

それは上の世代が下の世代をコントロールしようとする圧力ではなかったか?

上の世代のコントロールにより、中二病患者を痛いと思わされた僕らは、イキるのをやめ、『斜に構えて現状維持を望む』ようになっていかなかったか。実はこれが日本を悪くしている原因だとも気づかずに。

そう、僕が若者頑張れ!と言いたいのは、
中二病最盛期世代としての後悔の念からです。

僕らはバカみたいに道化を演じて、それによってもたらされる不利益にも気づかずに日本をダメにしてしまった。多分僕らは政治のことをもっと真面目に語らなければいけなかったし、上の世代に呆れられるほど仕事に真面目に取り組んでよかったし、中二病と言われながらもアーティストやミュージシャンをもっと目指してもよかったのです。

上の世代からの同調圧力に屈したのが、僕の世代のうだつの上がらない人々だと思っています(僕も含めて)。もちろんそういった同調圧力はいつの時代でもあります。ですが若者はそんな中で自分自身の可能性を信じ、戦おうとしている(小説でも絵でもYOUTUBEでも、今の若者は上の世代より上手くやる人がいっぱいいます)。

だから僕らは若者の感性を大事にして、彼らにレッテルなど貼らずに、彼らのやることを応援してあげないとダメなんです。

それでいて若者から格好いいと思われる大人になるため、自分自身の努力も怠らないようにしなければいけません。そうしないと若者と同じ目線で物事を話せなくなりますから。

つまり何がいいたいのかと言うと。

このエントリーを読んでいる若者は今後も自分を信じて頑張れ!
そしてこのエントリーを読んでいる上の世代は自分がまず頑張れ!
ということです。

この10年で世の中は大きく変わっています。
僕らの感性なんて今どき何の役にも立ちません。

ただ、全力で前を向いて進むこと、
それだけが閉塞感を打破する力です。

もしそれが誰かから中二病と呼ばれるなら喜んでなりましょう。だってそれは、上の世代が貼ったレッテルに過ぎないんだから。

以上です。
最後まで読んでくださり
ありがとうございました。
もしよろしければ、
私の作品も見てみてくださいね。

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