「リアリティがない」という批判を真に受けない。リアリティは作るもの。

 物語を考える上で、役に立つ考え方がTogetterにまとまっていたので、シェアします。

創作で「主人公が毎回勝つのはリアリティがないのでは」という考えを真に受けそうになったらこう考えると楽になれます

 「主人公が毎回勝つのはリアリティがない」に対する回答は、「毎回勝つキャラクターを、主人公に選ぶ」考え方だという話です。

 

 

リアリティとはなにか?

 「説得力」あるいは「納得力」と考えます。

 リアリティがないと、作品世界に没入できません。ゆえにリアリティが大事なのですね。

 例えば、下記の画像のような牧歌的なファンタジー世界に、なんの説明もなくコンクリートの四角いビルがあったら、いやいや、周囲と技術レベルが違いすぎるでしょ?となるでしょう。

http://www.marcinsobas.com/index.php/en/home.html

 ですが、そういった有り得ないことを書くのが物語だ、という開き直りが必要なんですね。
 冒頭の気づきの本質は、この、『開き直っていい』というアドバイスです。

 「主人公が毎回勝つのはリアリティがない」→そういった有り得ないことを書くのが物語だ。だって「毎回勝つキャラクターを、主人公に選ぶ」んだから。

 「牧歌的なファンタジー世界にコンクリートビルがあるなんてリアリティがない」→そういった有り得ないことを書くのが物語だ。だって「ギャップのある風景を舞台に選ぶ」んだから。

 同じことですよね。

 

 

リアリティというのは、作品の魅力を伝えるための「手段」

 『有り得ないことを書くのが、物語だ』と開き直るのは、作家にとって必要なメンタリティです。

 ですが、有り得ないことを書くのが物語だと開き直って、根拠の積み上げを怠ると、独りよがりの作品になります。

 

 リアリティというのは、作品の魅力を伝えるための「手段」だとも知っておきましょう。

 例えば、先程の牧歌的なファンタジー世界に、コンクリートビルがあるという世界に対して。『コンクリートの四角いビルは、先進国の貴族の住処で、牧歌的な世の中を植民地化するために立てた要塞だ』と説明すれば、多少の「説得力」が出ます。

 その上で、植民地支配に抵抗する主人公たちの物語を書けば、読者も作品世界に没入できるのではないでしょうか。

 それと同じように、「主人公が毎回勝つ」ことにリアリティを足してみるのがいいですね。努力シーンを足したり、新しい技を身につけるシーンを足したり、相手の弱点を分析するシーンを足したりしてみましょう。そうすることで、「主人公が毎回勝つ」ことに説得力がでてきます。

 これを、「物語のビリーバビリティー」といいます。

 もっともらしさ……つまり「真実の根拠をどれだけ積み上げているか」ということですね。詳しくは下記の記事を見てください。

深い「テーマ」と大きい「テーマ」とは?ポイントは視点・視野・視座

 

 

リアリティを高めるための経験

 「作家は経験したことしか書けない」という言葉が一時期話題になりました。この話題に対する見解は、下記の記事に書いています。

「作家は経験したことしか書けない」に対する見解と、経験を増やす2つ方法

 なぜここで、この記事を紹介したかというと、リアリティを高めるために、経験が必要だからです。

 チャラ男を書きたいと思ったら、チャラ男になってみるか、チャラ男と呼ばれた人の考え方を学んで疑似体験してみるといいです。※つい最近、チャラ男と呼ばれた方の自伝が出ましたね。

 作品の魅力を伝えるための「手段」として、武器を蓄えましょう。

 「毎回勝つキャラクターを、主人公に選ぶ」のだけれど、毎回勝つキャラクターがどういう特徴をもっているか?他の漫画や小説や映画から学びましょう。

 そうすることで、「毎回勝つキャラクターを、主人公に選ぶ」という自分の好みを貫きつつ、リアリティを高めて読者の没入感を高めることができます。そうなれば、読者も作家もどちらも嬉しいですよね。
 ぜひ、意識してみてくださいね。

ここまで読んで頂きありがとうございました。
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