「ネタ切れ…」を解消!『ストーリー作家のネタ帳 イベント編』シリーズで物語力アップ
ライトノベルを書いてみたい――でも、いざペン(またはキーボード)を前にすると「何を書けばいいか…」と固まってしまったりしませんか?
そんな悩みを抱える創作初心者に強くおすすめしたいのが、『ストーリー作家のネタ帳 イベント編』シリーズ(全4巻)。王道プロットを「イベント」を軸に凝縮した、電子書籍形式のネタ資料集です。プロの作家やシナリオライターも愛用する、実用性の高いツールです。
本の概要:全4巻・テーマ別で網羅する“王道プロット集”
中村あやえもん氏(あやえも研究所)による『ストーリー作家のネタ帳 イベント編』は2015年から2016年にかけて、以下の構成で発売されました。
- イベント編1:キャラクターの王道プロット15種(2015年7月~18日発売)
- イベント編2:世界観・状況の王道プロット15種(2015年8月)
- イベント編3:人間ドラマ・人間関係の王道プロット15種(2015年10月)
- イベント編4:緊迫・駆け引き・ミステリーの王道プロット15種(2016年2月)
それぞれ15種類、計60イベントが、「王道」と呼ばれる構造を抽出し、キャラや世界観に左右されずにどこでも使いやすい形式でまとめた内容です。
なぜ初心者にぴったり?3つのメリット
①王道イベントが分かりやすく整理されている
各イベントは「メイン/サブ」「コメディ」「シリアス」などの用途別に分類されているため、「どんな場面で使うか」が明確です。これにより、自分の作品に合ったテンプレートを迷うことなく選べます。
②実践的な“使い方”の解説付き
イベントごとに「構造」「使いどころ」「バリエーション」を記載。たとえば、キャラ系なら「ヒーローvsライバル」「裏切り恋人」など、実際の起承転結でどう展開させるか、具体的に説明されています。
③素材集としてそのまま使える
単なるアイデア集ではなく、「即使えるプロット素材」。ランダムに引いたネタで、プロット草案や冒頭シーン練習ができるため、「書き出す」練習にもぴったりです。映画や小説を読み込むよりも少ない時間で「書くための訓練」が可能です。
初心者にオススメの活用法
- ネタ3つ引きプロットゲーム
キャラ/状況/出来事を各1つずつランダムに選んで、30分でプロットを構成。スピード力と構成力が鍛えられます。 - 冒頭1ページ練習
「物語の始まり方」イベントから1つ引いて、第一話を書く練習に。初期構成への抵抗感を減らせます。 - キャラ深堀りワーク
「嘘をつけない姫騎士」「電波を乱す少年」など、個性的な性格イベントをもとに、キャラの口癖や背景を考える訓練にも◎。
シリーズ全巻レビューまとめ
Kindle版(各260ページ前後)で、価格は800円~1,100円台。Prime Reading対象のこともあり、お手軽価格で入手可能です。利用者の感想では「構造化されたテンプレートが使いやすい」「コメディやミステリーなど派生の幅も網羅されている」と高評価されていますが、一部では「分類が細かすぎて、頭に入りにくい」との声も。ただし、慣れてくると60パターンの組み合わせが自由に扱えるようになるとのことです。
まとめ:創作初心者の“書く力”を飛躍的に伸ばす一冊
- プロットの“型”を知りたい
- ネタが枯渇して書き始められない
- 書くことで上達したい
そんな初心者に、イベント編シリーズは「型」「使い方」「練習方法」まで含めて提供してくれる理想的な教材です。
テンプレートに頼りつつ、自分ならではの味を乗せていくことで、書き進める楽しさを覚える――。まずは電子書籍で1冊手に取り、ネタ帳として活用してみてはいかがでしょう?
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