旅の書き方(登場人物と展開を押さえれば簡単!)

2019年6月27日

こんにちは、杞優橙佳です。

こちらのエントリーで物語の雛形として、旅に出て、帰ってくる。パターンをご紹介しました。

それはわかったけどさ、旅の書き方がわからないんだよ、という方がいらっしゃったので、どうすれば旅が書けるのかを具体的に書いてみたいと思います。

そういったコメントやメッセージは大歓迎です。あなたも何か気になったことがあればコメントをくださいね。

旅を描くためには登場人物と展開が必要です。

登場人物についても、だいたいこういう役割の人がいれば物語が動き出すよーという例がありますので、一例ですがご紹介したいと思います。

Step1 登場人物

まずは登場人物から書いていきます。

物語を動かす上ではこういったキャラクターが必要ですよという雛形をご紹介します。

主人公  :主人公

協力者  :主人公の友人、師弟関係なし

先生    :師匠

賢者    :主人公に魔法の力を与える存在

王        :主人公の所属組織の長

敵対者  :主人公に敵対する存在

切り札  :絶望的状況を突破する鍵となる存在

              主人公の別人格の場合もあり。

例えばハテの世界では下記のようなキャラクター配置でした。

主人公:エスカリョーネ

協力者:ミストルティン、エンドラル

先生:イプシロン、サイトウ

賢者:フレスヴェルグ

王:アイン、ビスマルク、ライロック

敵対者:プルスラス、マルバス、ルミナス

切り札:イプシロン

注意点としては、この役割も一定ではなくて、物語の途中で変わったりもします(その変化を描くのも物語の醍醐味です。例えばルミナスは当初協力者ポジションでしたが、それがある場面を機に敵対者に変わります。物語としても一番面白い場面だと思っています)。

created by Rinker
¥600 (2024/11/20 23:09:58時点 Amazon調べ-詳細)

Step2 展開

展開についても書いてみます。
旅の基本パターンとして使いやすい展開の一例をご紹介します。

1.家①から出発。

2.主人公が賢者に出会って魔法を授かる

3.協力者と出会い、敵対者と対峙する。

4.先生に出会い救われ、王を紹介される。家②ができる。

5.王から何かを依頼される。

6.依頼を果たす中でキャラクターの内面に変化。

7.家①または家②に帰る途中で、敵対者が現れ戦闘。

8.勝利して家に帰る。

この1〜8ステップ。

ハテの世界!の場合はステップ7で家②に帰るパターンでしたね。

上の展開を丸々コピーして二次創作を行なっていただいても問題ありません。結局のところ、各展開の動機部分が作者のオリジナリティにつながってきます。

例えば1.家①から出発。とありますがその動機は多種多様なわけです。ハテの世界!の場合は異世界から怪物が現れて両親の命を奪ったからという悲しい動機でした。

『境界を超えて!』では主人公アインは天才である弟の果たしたであろう夢を果たすため、家を出たのでした。

このように動機によって物語は全然違ったものになりますから、雛形は丸コピしていただいて大丈夫なんです。

それより第一歩を踏み出して、あなたが素敵な物語を書けることを願っています。ぜひこのエントリーを参考にしてみてくださいね。

ここまで読んで頂きありがとうございました。
このホームページは創作者支援サイトです。
創作者の方向けの記事を発信しています。