ライトノベル作家の平均年収は?本当の収入や印税、小説家として成功するには?

2023年4月27日

 本エントリーでは、印税や原稿料などの小説家の平均収入と、売れっ子小説家になるために必要なことをご紹介します。物語を書くことに情熱を持っている人であれば、小説家としてどれくらいの収入が期待できるのか、成功する小説家になるには何が必要なのか、気になるところでしょう。小説を書くのは簡単なことではありませんし、成功する小説家になるには継続的な努力、そして出版界のことをよく理解することが必要です。

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小説家の収入

日本において、小説家の収入は大きくばらつきがあります(アメリカでは平均5万ドルと言われています)。

テレビでライトノベル作家の年収が8,085万円と紹介されたことがありましたが、あれは最も稼げている小説家の例です。というより、取材対象が偏りすぎです……。

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現実には小説家歴20年のベテラン作家でも「年収は700万円程度」と言われています(なおかつ内訳は過去の刊行物の印税や、過去のヒット作の電子書籍印税が主で、新刊は年に2〜3冊)。作家歴1,2年目の若手では年収200万円程度と言われています。

 

小説家の収入は経験や執筆内容、契約条件、書籍の売り上げによって大きく変わります。書籍の売上については、多くの経営者と同様、商品の販売量によって給与が変動します。また、出版する本の種類によっても印税率は大きく異なります。

例えばWeb小説初の単巻の書籍化だと、収入は50万円〜100万円。出版前に編集・改稿期間も数ヶ月ありますから、月収にすると新卒社会人の給料程度です。

改稿作業もありますから、執筆がよほど好きじゃない限りは、楽して稼げる職業にならないでしょう。

小説家の印税

印税は、小説家の収入として非常に重要なものです。本の1冊が売れるごとに出版社が著者に支払う収入です。印税は通常、本の販売価格に対するパーセンテージで計算されます。出版社との契約内容にもよりますが、本の販売価格の5%から25%の範囲で設定されています。また、デジタル版の書籍の印税、電子書籍の印税、オーディオブックの印税は、通常、印刷された書籍の印税とは異なります。

代表的な電子書籍であるkindle unlimitedの印税率は最大70%です。興味のある方向けに、以下のエントリーでメリット、デメリットを紹介しています。

紙の本の印税は概ね10%です。例えば1000円の本を3000部出版するとしたら、1000×10%×3000部で30万円が入金されます。

 小説家が受け取る印税の額は、販売部数によっても異なります。販売部数が多い小説は、一般的に販売部数が少ない小説よりも高い印税が支払われることになります。

印税の率が上がるポイントをブレイクポイントと呼びます。つまり、1万部までは本の売り上げに対して8%の印税が入るかもしれませんが、1万部を超えると、あなたの本が出版社にとって価値があることを売り上げで証明したので、報酬として10%の印税に上がるのです。

小説家の原稿料

印税に加えて、小説家は原稿料と呼ばれる1回限りの支払いを受けることがあります。この原稿料は、通常、出版社に原稿を提出する際に著者に支払われます。これは、出版社と著者の間で事前に交渉される固定料金です。原稿料は、通常、本の売り上げ見込みを考慮するため、あまり変動しません。

原稿料は契約内容や著者の力量によって、幅があります。売り上げが見込めることから、経験豊富で実績のある著者ほど高額な原稿料が受け取れる傾向があります。

 

成功した小説家

成功している小説家は、出版業界を理解し、それを有利に利用する方法を知っています。つまり、小説家自身の成功を助けてくれる編集者、プロデューサー、クライアント、スタッフ等と良好なコミュニケーションをとり、成功のための正しいアドバイスを収集しています。

DKさんも「創作って食っていくことの難しさ」の原因を一つだけ挙げろと言われたら 「自分と他者とのコミュニケーション問題」だと書いています。

 

創作で、編集者、プロデューサー、クライアント、スタッフ等と良好なコミュニケーションをとり、彼らとより良い関係性を築こうとしたら、論理的に話す方法論が必要です。相手と建設的な意見を交わすため、日々創作について研究しています。

自分のジャンルの本や作家を読んだり聞いたりすることを心がけ、適切な出版社を見つけ、自分の本を最大限に活用するための研究をしています。さらに、成功する小説家は、成功が努力と一貫性と忍耐力から生まれることを理解しています。

 

一発逆転の職業でもある

「小説家になろう」等のWeb小説を読んで、小説に稼ぐことに興味のない人が、ウケ狙いで書いて、書籍化につながるケースもあります。

おすすめの副業を紹介するサイトでも、Youtuberやインスタグラマーと同列で「なろう書籍化」が挙げられています。一発逆転の職業ではあるが、書籍化自体は現実的な副業と捉えられているのでしょう。

Youtubeでニートスレまとめてる人の動画たまに見るんですけど、ひきこもりでも稼げる方法の一つに普通に「なろう書籍化」が挙げられてて、Web作家から書籍化するって「Youtubeの収益で稼ごう!」くらいに一般化してるんだなと思った今日この頃……(; ◜ ᵕ◝)💦
※さすがにネタですよね……?ね?

また、世の中には「絵を描けない」コンプレックスから、本当は漫画を描きたいが小説を書いている人も大多数おり、成功しているケースがあります。

文字を書くことができれば誰でもチャレンジでき、書籍化のチャンスがある点は、非常に魅力的ですよね。

作家界、「ホントは漫画とか描きたいけど無理だから小説書いてる人」というのがけっこうな数いて、かつ、その人たちが「小説が書きたい人」に実力的に全然引けを取らないせいで完全に魔境になってる

 

成功し続けるのは難しい

しかし小説家にとって最大の課題の1つは、長期にわたって成功を維持することです。多くの場合、1、2冊の本が成功しても、その後の本でその勢いを維持するのに苦労することになります。

本には著者の個性(好みやこだわり)が反映されます。作り出した1冊の本は著者自身といっても良い……。ですが似たような本を出し続けては、ファンにも飽きられてしまう可能性があります。

著者は提供するものを多様化し、市場で存在感を示す方法を常に模索し続ける必要があります。そのためにも継続的な努力が必要になります。

 

年収億越えの小説家もいる

小説家を長年続けている人の中には「年収億超えの作家が普通にいる」という話もあります。継続的に努力できる人にとっては夢のある職業です。どの業界にも3%はとてつもなく稼いでいる人がいると言われますが、小説業界も例外ではないようです。

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まとめ

成功した小説家の収入は、経験、執筆内容、契約条件、本の売れ行きによって大きく異なります。収入の大半は、本の販売価格に対する割合で計算される印税と、通常契約時に前払いされる原稿料から得られます。小説家として成功するためには継続的な努力、そして出版界への十分な理解が必要です。運の要素もあります。

さらに、本ごとに成功の可能性が異なるため、著者が長期にわたって成功を維持するのは難しいことです。

ここまで読んで頂きありがとうございました。
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