小説を書く上でNGなポイントとは?

2023年4月9日

 小説を書くとき、誰もが読まれたいという願望を持っているものです。しかし、読者にとっては、つまらない小説を読むことは時間の無駄になります。

 中でも、キャラクター同士の相性が悪かったり、読者を引き込む魅力的な場面がなかったり、作品のテンポが悪かったりすると、つまらない小説として扱われてしまうことがあります。

 更に、主人公が際限なく無双していたり、作者の自己顕示欲が強く出ていたりすると、読者に不快感を与え、痛い小説として扱われます。
 そこで、小説を書く上で避けたいNGなポイントを考え、それを克服するための書き方を身に付けることが必要です。

つまらない小説あるある

キャラクター同士の相性が悪い

 キャラクター同士の相性が悪い具体例としては、主人公とライバルキャラクターが険悪な関係であることが挙げられます。

 たとえば、主人公が明るく前向きな性格であるのに対し、ライバルキャラクターがクールで高飛車な性格である場合、二人が対立する展開が続くと読者は疲れてしまい、ストーリーに飽きが生じてしまいます。【対立を続けない】

 また、キャラクター同士の性格が全く違う場合、会話が成立せず、ストーリーが進まなくなることもあります。【会話の成立】

 さらに、主人公が好感度の高いキャラクターであるのに対し、相棒として登場するもう一人のキャラクターが無愛想でつまらない場合も相性が悪くなってしまいます。【メインキャラの好感度】

 このように、キャラクター同士の相性が悪いと、読者は物語に没入できずに興味を失ってしまうことがあるので、作者はキャラクターの設定に十分に注意する必要があります。

読者を引き込む魅力的な場面がない

 小説には、読者を引き込む魅力的な場面が必要不可欠です。書き出しや冒頭、設定、展開、そして最後の場面が特に重要です。

 例えば、主人公が窮地に陥っているシーンや、急展開が起こる場面、感動的なエピソードなど、読者を引き込む魅力的な場面は様々です。

 このような場面を作り出すには、世界観やキャラクター、ストーリーの設定などを工夫することが必要です。また、細かな描写やセリフ、戦闘シーンなども効果的に活用することで、読者の興味を引くことができます。

 さらに、具体例を挙げると、『名探偵コナン』の推理シーンや、『ハリー・ポッター』の魔法のバトルシーン、『キングダム』の大規模な戦闘シーンなどが挙げられます。これらは、読者を引き込む魅力的な場面があることで、人気を集めています。

作品のテンポが悪い

 小説や漫画などの作品において、テンポが悪くなると読者は退屈してしまいます。テンポの良い作品は、読者を引き込み、没頭させます。
 作品のテンポが悪いと感じる具体例として、展開が遅いことが挙げられます。例えば、主人公が長々と考え事をする描写があったり、場面が切り替わるのに時間がかかることがあります。そのため、読者は次に何が起こるのかワクワク感を持つことができず、興味を失ってしまうのです。

 また、文章が冗長であることもテンポが悪いと感じる原因の一つです。あまりに長い文章を読むと、読み手が疲れてしまい、ストーリーに没頭することができなくなります。読者が文章を読む速度と合わないと、文章を理解するのに余計な時間がかかり、テンポが悪くなってしまいます。

 さらに、シーンの説明が長くなることもテンポを悪くします。あまりに詳細に描写しすぎると、物語の流れが止まってしまい、読者の没頭感を妨げることになります。例えば、景色の描写に時間をかけすぎると、読者は次に何が起こるのか気になってしまい、テンポが悪くなります。

避けたい「痛い小説」の特徴とは

主人公が無双している

 主人公が際限なく無双する小説は、読者にとってつまらなく、予想通りのストーリーになりがちです。ここでは、無双させないためのアイデアを提供します。

 まず、主人公に限界を設けることが重要です。主人公に限界を設けることで、ストーリーに緊張感を与えることができます。例えば、主人公の能力に制限を設ける、敵を強くする、仲間を失わせるなどの方法があります。これによって、主人公が無双できないようになります。

 また、主人公の弱点を設定することも重要です。主人公に弱点を与えることで、彼が失敗することがあり、無双を防ぐことができます。例えば、主人公が魔法を使うときに体力を消耗する、強い攻撃を受けると精神的に不安定になるなどの方法があります。

新人漫画家「能力バトルを考えてるんですけど、いまいち展開に伸びしろがなくて」 編集「弱点と制限がないからじゃない?」 「弱点と制限?」 「本人にとってはネガティブだけど、それがあればピンチを描けたりドラマが生めるんだ。チートのみでなくそういう視点もあっていい」


 さらに、無双する展開を防ぐために、キャラクター同士の相性を意識することも重要です。仲間が力を合わせることで、主人公が無双することなく、ストーリーが盛り上げることができます。例えば、主人公が優れた戦闘能力を持っているが、仲間たちは魔法を使うことができるなどの方法があります。

 最後に、物語の展開を意識することも重要です。ストーリーの展開上、重要な場面で主人公が無双させる場合、敵側の力を強くし、主人公を苦しめてから、主人公に無双させるとスカッとするでしょう。

 また、主人公が戦闘以外の方法で勝利を収めることもできます。例えば、仲間たちと協力して、知恵を使って敵を打ち負かすなどの方法があります。

作者の自己顕示欲が強く出ている

 作者の自己顕示欲が強く出ている小説を避けるべきです。自分自身の願望や欲求を満たすために、読者に訴えかけるようなストーリーやキャラクターを作り上げ、自分自身をアピールするような小説は避けたいと言えます。

 自己顕示欲が強い作者は、自分自身の欲求を満たすために、ストーリー展開やキャラクターの性格などを偏らせがちです。

 このため、作品のバランスが崩れ、読者に不快感や退屈感を与えることがあります。例えば主人公が敵に延々と説教を行う小説です。このような小説は、読者を説き伏せるために作られているようで、読者は本来の小説の面白さや感動を感じることができません。

 自己顕示欲が強い作者は、読者からの評価や批判に敏感であり、その情報を利用して自己満足を得ようとする傾向があります。そのため、レビューサイトやSNSを利用して自分自身をアピールするような投稿を行っている場合があります。

 このような投稿には注意が必要であり、評価や批判をしているのか、自分自身をアピールしているのか、注意深く判断することが必要です。

地の文が気持ち悪いと思われる

情景描写が多すぎる

 情景描写が多すぎると、地の文が気持ち悪いと思われる可能性があります。
 小説や文章においては、読者にイメージを伝えるために情景描写は必要不可欠です。しかし過剰に行われると読み手にとってストレスとなる場合があります。

 例えば、山の風景を描写する場合、どの程度の詳細さで描写するかを考える必要があります。全体像を掴むために必要な情景描写は入れるべきですが、細かな描写が続くと読者は疲れてしまいます。例えば、
「朝日が山の稜線を照らし、鳥のさえずりが響く中、森の中の小道を歩いていると、そこに小さな池がありました。水面には風景が映り、その景色がとても美しかった」

 これは情景描写ですが、ただ情景を描写しているだけで目的がありません。物語にも進捗がありません。
重要なのは主人公の見える情景を描写すること、主人公の感情を含めること、セリフを加えることです。

セリフで表現することを意識する

 読者によっては、地の文を「作者が語っていること」と読み取る場合があります。そこで、物語を作者と切り離すため、登場人物のセリフを意識的に使いこなすことが必要です。
 セリフは登場人物が直接言葉を発することで、物語を動かす大切な要素です。
 セリフを意識すると、地の文が減り、読みやすくなると同時に、登場人物たちの言葉によって物語が深まります。例えば、主人公の台詞によって、その人物の性格や人間性が表現されたり、場面によってはセリフの言い回しが変わってくることもあります。

 また、セリフを使うことで、物語の世界観も表現されます。時代背景に合わせた言葉遣いや、英語のセリフを入れることで、物語がよりリアルに感じられます。

 セリフの表現力を高めるには、実際に演技や声優のレッスンを受けることも有効です。また、自分が書いたセリフを実際に声に出してみることも、セリフのイメージをつかみやすくなる方法です。
セリフは物語を表現する上で大切な要素であり、意識的に使いこなすことで、作品をより魅力的なものにすることができます。

ここまで読んで頂きありがとうございました。
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