「エモい古語辞典」の魅力を検証してみた

2023年3月18日

偶然書店で見つけた「エモい古語辞典」は、手にできて良かったと思える一冊でした。

単純に読んでいて楽しいのもそうですが、趣味で小説を書く人にとっては沢山のネタが詰まっています。
間違いなく、本棚に置いておくと良い!と言える本です。

今回は、話題になっている「エモい古語辞典」のどのようなところがいい点なのか詳しくご紹介するとともに、読んだ人のレビューなどもあわせてご紹介していきます。

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新たな表現は古語から生まれる!

「好きなキャラをエモく表現するために、感受性を爆上げしたい! 」
そんなとき、いちばんの味方になってくれるのは、
古来、先人たちが歴史の中で積み上げてきたグッとくる表現の宝庫、"古語"です。

――うそうそ時に逢いましょう ――海月(くらげ)の骨のような恋をした
――可惜夜(あたらよ)を君とすごせたら ――そして二人は泡沫(うたかた)に還る

本書は、こんなふうに、胸がうずく、心がゆれる日本語表現を、
1654語、厳選して詰め込みました。
春夏秋冬、月や星、草花や色、「恋」など人の心を表す美しい言葉だけでなく、
「名おそろしきもの」――怖さやおぞましさで心をつかむ言葉、
様々な物語のイメージソースとなってきた神話や伝説、仏教の言葉、
知る人ぞ知る四字熟語、
現代の文章でも使える伝統的でみやびやかな雅語まで、まんべんなく収集しています。

中身には古文や近代文学からの引用を(現代語訳つきで)できるだけ入れ、
海島千本さんによる美しいイラストを付し、
パラパラと読むだけでも楽しいものになっています。

★小説・マンガ・歌詞などの創作活動全般に。
★お話作りやネーミングのアイデア集として。
★古文や近代文学を楽しむ導入として。
本書をぜひお役立てください。

「エモさにふるえても語彙力を喪失したくない。
むしろ語彙力でエモさを増幅させたい。これはそんな人のための辞典です。」(著者)

目次:
第1部 天文 ――時間/季節/宇宙/気象
第2部 自然 ――生物/植物/元素/色
第3部 人生 ――感情/人の営み
第4部 物語 ――神話・歴史/怪異/中国/仏教/禅
第5部 言葉 ――ことわざ/二字熟語/四字熟語/近世語/雅語

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辞典なのに世界観がありすぎる!

「エモい」とはあるけれど古語辞典なので少し硬いイメージだですけども、綺麗なイラストが豊富で想像力を刺激されます。

しかも古語だけでなく、近代のノスタルジックな言葉もあって調べている感じより読み物的な感じを受けがちです。

読了後は、言葉の引き出しがひとつ、いやふたつみっつ増えた気分になりました。

改めて日本語が母国語でよかったと思える一冊で、辞典を面白いと感じた初めての本でした。

古語を調べる辞典と云うより古語の表現を感じる辞典かも……辞典なのに世界観がある、まさにエモいってことかも知れませんね。

新海誠監督も古語にヒントを得た

新海誠監督は映画の題材に古典文学を参照されています。

例えば「君の名は。」は、平安時代後期に成立したとされている古典文学の『とりかえばや物語』が元ネタとされています。また、タイトルの元ネタは『万葉集』の以下の句からだとされます。

誰(た)そ彼と 我(あれ)をな問ひそ 九月(ながつき)の 露に濡れつつ 君待つ我を

クリエイターは、創作の元ネタとしてギリシャ神話や聖書を使いがちです。それは日本の読者の共通認識だから、という強みがあるためです(このことは以下のエントリーでも書きました)。

しかし、それと同じくらい、古典文学というのは日本人の共通認識になりえるんですよね。私たちが国語の授業で古い物語を見ても共感できるのは、日本人としての感覚がそれほど変わっていないためです。だとすると古典文学から抽出された古語をピックアップした「エモい古語辞典」は、クリエイターにとって強い武器となります。

その上、この本は現代の感覚でエモいと感じられる古語がまとまっています。それを元ネタにして物語を書けば、現代人にエモいと感じさせられますよね。

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エモい古語辞典を手にしたみんなのレビュー

『一気読みしました。辞典を最初から最後まで読むなんて初めての経験……』

『索引も完備、本物の辞典、でも挿絵もキレイで読み物としてもイケる』

『見聞きした言葉はあっても、意味などあやふやだったのですごく勉強になった。図書館で読んだんだけど自分でも買いたいと思う』

『創作のインスピレーションが刺激されてイイ本、デザインもしゃれていて、それこそエモい!……』

『古くから美しさにため息が出る感覚を言葉として表せる天才が沢山いたということに驚きとありがたさを覚える』

ご紹介しきれないほど皆さん絶賛していますね。

“創作のインスピレーションが刺激され……”は、小説家を目指している人にとって最高に役立つ辞典と感じてしまいますよね。

エモいとは?

エモいとは、エモーショナルを縮めた若者言葉です。エモーショナルとは、感情的や情緒的などのようすを意味する表現(引用:実用日本語表現辞典)です。

特に若者を中心に、なんとも言い表せない気持ちになった時に「エモい」が使われ浸透していきました。予期せず感動した時、また心地よいなつかしさやセンチメンタルに襲われたときなどに使うスラング(俗語)です。

また、1980年アメリカで広がったロックミュージックの一つのジャンル「Emo」(エモ・イーモウ)から派生との情報もあります。どちらにしてもエモいは、なんともいい感じの時に使う言葉のようですね!

クリエーターは勿論だけれど、ぜひ中高生に読んでもらいたい

小説家を目指している人や文筆業に携わっている人は勿論ですが、ぜひ中高生にも読んでもらいたいですね。

そもそもエモい古語辞典の企画がスタートしたのは、中学生からのリクエストからだそうですよ。

大和言葉を美しいまま残す。ということ

例えとして見かけたのですが、『鬼滅の刃の「上弦の鬼」「下弦の鬼」が仮に「一軍の鬼」「二軍の鬼」と名付けられていたら一気に学校の部活感が出て興ざめかも……』もう、大きく頷いてしまいました。

確かに!上弦・下弦という大和言葉を用いているからこそ、魅力を感じるネーミングとなっているのですよね。

まとめ 美しい日本語のつまった「エモい古語辞典」は超おすすめ!

「エモい古語辞典」は日本語を使う多くの人に読んでほしい本です。

この辞典を読むと改めて、日本語って本当にキレイ!と思えて美しい季語に情景まで浮かんでくるようでした。エモいを使う人使わない人は別にして一度手にしてもらいたいです。

特に文章に携わる人には絶対おすすめです。

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ここまで読んで頂きありがとうございました。
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