復讐をテーマにする小説が読者を惹きつける理由

 復讐をテーマにする小説が読者を惹きつける理由について考えます。ざまぁ小説なんかも、復讐をテーマにしていますよね。どうして私達は復讐劇に惹きつけられるのでしょうか?

 本エントリーは生物学的な観点からの検討結果を踏まえ、復讐を禁止する理由を説明します。また、復讐を禁止することによって、社会がどのような利益を得るのかについても詳しく説明します。

 この記事を読むことで、復讐が禁止されてきた背景を理解し、その上でフィクションにおける「復讐」の魅力について、理解を深めていただけると思います。ぜひご一読ください。

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復讐の社会的タブー

 そもそも人類の歴史において、宗教や法律といった社会の基礎となる文化は、復讐を禁止することで社会を平穏に保ってきました。報復はほとんどの社会が設定した道徳規範に反し、不道徳と見なされてきたのです。

 あらゆる道徳規範や法律の根幹には、正義という考え方があり、悪事に対する罰は、個人的な復讐をせずに公平に行われるべきであると規定しています。復讐を禁止することで、社会秩序を維持し、情緒不安定になることを防いでいるのです。復讐は、心拍数の増加やアドレナリンなどの生理的興奮を伴う感情の混乱を引き起こします。復讐は心身の健康を損なう可能性があるため、社会的に許されない行為とみなされ、家族を犯罪者に殺されても、復讐したいという心は表だって語ることができませんでした。

復讐を禁止するメリット

 復讐を禁止することは、社会全体にとっていくつも利点があります。

 まず復讐を禁止することで、社会におけるある種の望ましい行動を促し、復讐に伴うリスクを取り除くことができます。また、復讐を抑制することで、公平な正義を実現する余地が生まれます。これは、目撃者と証拠の両方を平等に考慮する公平な制度に依存します(裁判官を憎み、復讐することを許しては、公平な社会は実現できませんね)。そして、復讐に対する反撃の可能性も排除されます。反撃はしばしば、さらなる被害と憤りをもたらす可能性があります。

フィクションにおける「復讐」の魅力

 社会的にタブー視されているにもかかわらず、復讐は本や映画の中で強烈な魅力を放ち、人々を惹きつけてやみません。「禁断の怒り」とは、ジャック・カッツがその著書『犯罪の誘惑』の中で名付けた造語で、個人的な満足のために復讐することの魅力であり、何世紀にもわたって人々を復讐劇に惹きつけてきました。

 復讐を糾弾し、正義を推進するにもかかわらず、国民のかなりの部分は復讐の魅力に抗うことができません。なぜならなぜなら、世の中に不正義がある限り、復讐は正義の象徴的行為として、また道徳的秩序を是正する方法として残るからです。文学や映画において、復讐は満足感やカタルシスを与え、人間の報復本能を利用するものです(映画Jokerを思い出しますね)。

復讐をテーマにしたライトノベル紹介

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1.長月辰平著「Re:ゼロから始める異世界生活」は、謎のファンタジー世界に放り込まれた青年スバルが、姫を救うため、そして自分を陥れた者たちに復讐するために奮闘する姿を描いた作品です。

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2.アネコユサギ著「盾の勇者の成り上がり」は、四大勇者の一人として異世界に召喚された岩谷尚文の物語。彼は、幾度となく大地を襲い、市民に災厄をもたらす「大災害の波」からメロマルク王国を守ることを使命とし、ナオフミは自分を陥れた者たちへの復讐の旅に出かけ、最終的にこの国で最も強力な戦士となる。

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3.ユウシャ・アイウエオ著「ああ、勇者よ、君の苦しむ顔が見たいんだ」。御宮星屑は、勇者として召喚されたいじめっ子・鳳崎遼生に巻き込まれる形で異世界に降り立ちます。過去に悲劇的な出来事を経験した星屑は、自分の不幸の原因となった人物に復讐するため、着々と準備を進めていきます。

まとめ

 結論として、復讐は社会的にも心身の健康的にも負担が大きいため、社会から抑制される行為です。生物学的な観点からは、復讐を禁止することは、心理的ストレスを軽減し、反撃の可能性を低くすることができるため、個人にとってメリットがあります。

 それにもかかわらず、復讐が文学や映画で人気のあるテーマであり続けるのは、復讐が正義を理解するための手段であり、禁じられた怒りを行使するためのプラットフォームだからです。

 ライトノベルで「復讐」をテーマにすると、多くの人を魅了することができるかもしれません。けれど結局のところ、復讐はその場では満足できるかもしれないが、正義を自分の手で行うことの危険性と、その結果予期せぬ結果が生じるかもしれないことは、覚えておく必要がありそうです。(復讐者を絶対的な正義として描くと、問題がでるかもしれませんね)

ここまで読んで頂きありがとうございました。
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Posted by QTK