執筆に集中できないとき「頭のゴミ」を捨てれば、脳は一瞬で目覚める!
頭がモヤモヤして勉強や執筆に集中できなくなることはありませんか?
そんなときにコーヒーを飲んで目を覚ましたりするでしょうか。たまにであれば良いですが、いつもコーヒーを飲むのは健康にもお財布にも悪いですね。
頭の中がモヤモヤするのは、頭の中のゴミが悪さをしている。そう教えてくれるのが今回紹介する苫米地英人さんの書かれた「「頭のゴミ」を捨てれば、脳は一瞬で目覚める! 」です。
1.感情を無視する
例えば小説を執筆しようと思ったときに「面倒くさいな」と感じたり、「執筆したところで読まれなかったら嫌だな」と感じたりすることはないでしょうか。
机の側に面白いマンガが転がっていたり、SNSで面白い記事を見つけると、感情にまかせてついダラダラと見てしてしまうことはないでしょうか。
これは感情のゴミによるものだと書かれています。
感情のままに生きていると、周囲に流されてダラダラと過ごし、何も成し遂げられないまま何年も過ぎ去ってしまいます。いわゆる成功者とよばれる人たちは、感情に流されず、決めたスケジュールやあゴールに向かって、その日の気分や感情に流されずに遂行していきます。
2.ゴールを持つ
では、感情に左右されず目標を達成するためにはどうすればよいでしょうか。
その答えはゴールを持つことです。
小説対象に応募するというゴールを持てば、残り日数で1日何文字ずつ書いていかなければならないかがわかります。そうするとプランを立てることができ、淡々と作業を進めて、ゴールに近づくことができます。
成功するために必要なことは「しつこさ」だと言われます。大事なことは特別なスキルやお金ではなく、やるべきこと、成し遂げたいことを感情に流されずに実行することです。1日1000文字書くと決めたのであれば「もういい」「疲れた」という感情に流されず、機械になったつもりで実行することが大事です。
このときネガティブな感情だけではなく、ポジティブな感情も無視するほうがよいと「「頭のゴミ」を捨てれば、脳は一瞬で目覚める! 」には書かれています。楽しさや幸せを追い求めると、同じ楽しくて幸せを感じる娯楽に逃げてしまうからです。楽しさや幸せを感じるのはゴールまで我慢することが大事です。
3.見てくれを気にしない
ゴールを持ち、感情を無視して進むことが目的達成に必要だと書いてきました。ですがゴールを決めるときにも注意が必要です。
ゴールは「他人から見てもっともらしい嘘のゴールにしない」ことが大事です。つまり10万文字なんて書ける気もしないし書く気もないのに、他人への見てくれを気にして、「あの小説大賞に応募する」などの本心でないゴールを設定してはいけないということです。
つまり周りの意見(小説家なら当然大賞目指すよねといった視線や期待)によって作られたゴールではなく、自分の本当にやりたいことをゴールにするべきだということです。
ゴールしたいと本気で思わないと、頑張ることはできませんからね。
4.過去の自分を捨てる
私たちには「ホメオスタシス」という能力があります。これは現状を維持しようとする人間の機能です。
現状を変えてまで「面倒くさい」ことをやりたくないと思う気持ちも、ホメオスタシスの影響でしょう。昨日までの自分なら、こんなことはしないという予測が働いてしまうのですね。
ホメオスタシスを打倒するためには、未来だけに目を向けることが肝心です。
例えば、できあがった自作品のことを誰かに話したいと想いませんか?
「この作品ができあがるまでは本当に辛かった、でもこの作品はこういう思いを込めていて〜」と自作品を自慢できるのは、書きあげた人だけです。良い作品が書けたら、完成するまでの辛い道のりも全部楽しかったと思える日が来ます(本当ですよ!)。
5.恐怖を捨てる
未来だけに目を向けることは大切ですが、それでも行動できないことがあります。その理由は「漠然と怖い」からではないでしょうか。
この「怖い」という感情は私たちのDNAに刻まれたリスク回避の本能です。それではなぜそんな本能が組み込まれているかというと、原始時代の人類は「死ぬかもしれない」という恐怖と日々戦っていたからです。
怖さを感じることができない人々は、肉食動物や巨大動物に突っ込んで死んでしまいます。ですが、現代の私たちは肉食動物や巨大動物に殺されることはありません。
「「頭のゴミ」を捨てれば、脳は一瞬で目覚める! 」には安全に暮らせるようになった現代社会において、「怖い」という感情は「娯楽」だと書いています。つまり怖さを感じる機能があるから、ジェットコースターやホラーゲームを楽しめるのだというわけです。
6.自分だけでなく他人も幸せにする
「「頭のゴミ」を捨てれば、脳は一瞬で目覚める! 」には、ゴールを設定するにあたっての1つのポイントとして、自分だけではなく他人も幸せにすることを考えるのがよいと書かれています。
誰かを貶めたり、優越感を抱くことを目標にして、誰にも応援してもらえませんし、目標を達成したとしてもファンは増えません。あくまでの自分との戦いでありつつ、読者の方を喜ばせられる目標を建てられたらいいですね。
以上、「「頭のゴミ」を捨てれば、脳は一瞬で目覚める! 」のご紹介でした。具体的な話はぜひ実際の本を読んでみてくださいね。
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