神々の食べ物(飲み物)について詳しく解説!ファンタジー小説の設定に使おう!

2022年4月6日

 神々の食べ物(飲み物)は、ファンタジー小説の世界設定で重要な役割を果たしています。例えばアダムの林檎は新世紀エヴァンゲリオンで知恵の実として表現されました。食べ物の特徴やイメージを活かすことで、自然と神のキャラクター性を読者に伝えることにつながるのですね。

 本記事では、神々の食べ物について詳しく解説します。

 「神々の食べ物の種類」や「神の食事シーン」がある有名作品の紹介もしていますので、ぜひ最後までご覧ください!

神々の食べ物(飲み物)とは?

 ギリシャ神話などでは、神々も大いに食べ、そしてお酒も飲みます。「バッカス」という、陶酔をもたらすお酒の作り方を考案した「酒神」まで存在するのですから、驚きです。

 こうした神々の食べ物を人間が口にすると、「この世のものとは思えない美味しさを味わえる」だけでなく、「不老長寿」と言った、さまざまな「奇跡的効力を発揮する」と言われています。

 そのため、神々の食べ物は、「一種の魔法薬」のような扱いを受けることもあります。

神々の食べ物(飲み物)の種類について

 それでは「神々の食べ物の種類」について紹介します。

 飲み物お酒甘さ薬効不死になる神のもの
禁断の果実
ネクタル
アンブロシア
アムリタ
ソーマ
ハマオ
甘露

 神々の食べ物の特徴を上の表にまとめましたので、それを見ながら、下記の解説をご覧ください。

旧約聖書の食べ物

 旧約聖書の食べ物といえば「禁断の果実(きんだんのかじつ、Forbidden fruit)」が最も有名です。旧約聖書『創世記』では、禁断の果実を善悪の知識の木の果実としています。

 禁断の果実は「それを手にすることができないこと、手にすべきではないこと、あるいは欲しいと思っても手にすることは禁じられている」と知ることで、かえって魅力が増し、欲望の対象になるもののことを言います。

 キリスト教では林檎として表現されますが、スラブ圏ではブドウと表現することがあります。またユダヤ教ではコムギとする考えもあり、バラバラです。
 キリスト教においてブドウやコムギは、ワインやパンとして分け与えるものとして登場したため、新たな食べ物として林檎と表現されたのかもしれません。

ギリシア神話の食べ物(飲み物)

 ギリシャ神話には、「アンブロシア(Ambrosia)」という食べ物が登場します。蜜より甘く、良い香りがすると言われている食べ物です。

 また、アンブロシアは軟膏として素晴らしい効力を発揮し、傷口に塗布すると、すぐに治癒し、口にした者を「不老不死」にします。

 ちなみに、ギリシア神話に登場する英雄アキレスの唯一の弱点である「アキレス腱」は、この「アンブロシアの軟膏」を塗っていなかったことが原因とされています。

 また、「ネクタル(Nectar)」という飲み物も登場します。「蜜の酒」、あるいは「特殊な植物の蒸留酒」で、香りがよく、味わいが絶妙です。ネクタルも、アンブロシアと同様に、「不死」と「永遠の若さ」を手にすることができます。

インド神話の食べ物(飲み物)

 インド神話には、「ソーマ(Soma)」という「神の酒」が登場します。神々に「不老長寿」と「力」を与えるのがソーマです。その証拠に、ソーマが飲めなくなった神々は力を失ってしまいます。また、ソーマを人間が口にすると、寿命が延び、霊感を得ることも可能です。

 ちなみに「ソーマ」は、神酒の原料となる植物そのものを神格化した、「インドの神」の名前としても使われています。

 また、「アムリタ(Amrita)」という飲み物もあります。「アムリタ」は、インド神話に登場する神秘的な飲料物の名前で、口にした者に「不死」を与えるとされています。

 神話では、「アムリタの作り方」に関する記述もあります。アムリタは、「乳海」と呼ばれる海に様々な素材を投入し、「マンダラ山」を攪拌棒に使って作られたそうです。ちなみに攪拌する期間は「1000年」と言いますから、よほど美味、あるいは濃厚だったのではないでしょうか。

ゾロアスター教の食べ物(飲み物)

 ゾロアスター教では、「ハオマ(Haoma)」というインド神話の「ソーマ」に相当するお酒があります。ゾロアスター教においてお酒は「狂騒をもたらす悪魔の飲み物」とされていますが、このハマオだけは、「神聖な酒」として特別視されています。

 ハマオの作り方は、「ハマオ草を搾って作る酒」だと伝えられていますが、かなり古い時代から、実物は手に入らなくなったようです。そのため儀式では、「ザクロの枝」などが代用品として使われています。

中国神話の食べ物(飲み物)

 中国神話では、天子が民を想う「良い政治」をおこなうと、天がそれを褒め、「甘い液体」が天から降ってくるとされています。これを「甘露」と言い、「天から降る霊薬」とも呼ばれています。

 ただし、甘露は「神々が人間に与えてくれた飲み物」のため、神の飲み物ほどの効果はないようです。

 また、「甘い」「おいしい」「良質なもの」という例えに、「甘露」と言う言葉を使うこともあります。

神々の食事が観られる有名作品

神々の食事が観られる有名作品を3つ紹介します。

千と千尋の神隠し

 「千と千尋の神隠し」は、2001年に公開された日本の長編アニメーションです。制作のきっかけは、宮崎駿監督の個人的な友人である、「10歳の少女を喜ばせたい」と言う想いから始まったと言います。

 内容は、主人公の千尋が、両親と共に不思議な街に迷い込んでしまう所から始まります。たくさんの屋台にはおいしそうな料理の数々を並び、それに手を出した両親は「豚の姿」に変えられてしまいます。実はその料理は、「八百万の神々」に饗するための料理だったのです。

 料理の見た目は中華料理風で、北京ダックや豚の角煮、フカヒレのように見えます。とてもおいしそうな見た目ですが、品のない盛り方や食べ方は、「不気味な神のいる世界観」に見事にリンクしています。

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デスノート

 「デスノート」は、2003年から週刊少年ジャンプで連載された、全12巻の人気漫画です。

 内容は、「デスノート」を拾った夜神月(やがみらいと)が、死神・リュークの落とした「デスノート」を使って、犯罪者を抹殺していき、理想の世界を作ろうとする物語です。

 デスノートの本来の持ち主である死神・リュークは、いつも夜神月に「好物のリンゴ」を貰いながら、夜神月の殺人を楽しそうに眺めています。

 リュークが言うには、「地獄のリンゴは不味い」らしく、「人間界のリンゴは美味い」そうです。本来、神の食事は「美味しい」と言うのが定説ですが、「地獄の神」である「死神」の食事なら、「不味いリンゴ」と言うのも不思議と納得できます。

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ワンピース~空島編~

 「ワンピース」は、1997年より週刊少年ジャンプで連載がスタートした、発行関数100巻を超える超人気漫画です。

 その膨大なシリーズの中でも、「空島編」では神が登場します。空島・スカイピアでは「神・エネル」と呼ばれる「悪い神」が国を治めていて、エネルはよく、リンゴやバナナを食べています。

 リンゴは「禁断の果実」としても有名ですが、バナナは特に「神様の食事」に関係していません。ただ、エネルがバナナを食べているシーンに違和感はなく、絵面としてとても自然です。

 これがもし「麺類」や「丼もの」だと庶民的すぎますし、かといって「宮廷料理」のような華やかな食事だと、「気怠そうな空気感を纏う悪神」としてのエネルのキャラに違和感が生じます。

 「ワンピース~空島編~」は、そうした「神の食事内容のチョイス」が絶妙なので、参考資料としておすすめです。

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まとめ

 いかがでしたか?

 今回は神の食べ物(飲み物)について紹介しました。

 内容を簡単にまとめると以下の通りです。

  • 神々の食べ物は、「美味」であることが多い
  • 神々の食べ物を人間が食べると、「不老長寿」と言った、さまざまな「奇跡」が起こる
  • 神々の食べ物は、「作品の世界観」に合わせて選ぶことが大切

 神々の食べ物は、ファンタジー小説において、「神の設定」や「世界観」を読者に伝える上でとても重要です。小説の世界設定を考える際は、ぜひ「神々の食べ物」も活用しましょう!

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ここまで読んで頂きありがとうございました。
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