コードを書く手で、物語を紡ぐ。IT副業×ライトノベルのすすめ

このブログをご覧になっている方は、IT業界に勤めておられる方も多いのではないでしょうか。実はIT業界の副業でライトノベルを書くことって、相性が良いんです!!実際、現状IT業界に努めながらライトノベル作家になられた方がおられます。世間一般に、ITが人気の業種で、多くの方に仕事内容などが周知されてきたので、IT用語を使った小説なんかも、今後は増えてくるかもしれません。

IT業界で働きながらライトノベル作家を目指す皆様は、ぜひこの記事を読んでIT×ライトノベルの可能性について考えてみてくださいね!

IT×ライトノベル、副業にぴったりな理由

1. 論理構造に強いエンジニア思考が武器に

プログラミングと同様に、小説にも「起承転結」「伏線」「キャラ設計」といった設計フェーズが不可欠です。エンジニアの方なら、仕様書を書くようにプロットを練るのはむしろ得意分野。IT的な思考が活きるため、小説執筆との相性が抜群

2. 自分で完結する作業スタイル

エンジニアは基本「1人で黙々とコードを書く」作業が多く、これは小説執筆と非常によく似たワークスタイル。執筆時間の管理も習慣化しやすく、本業と両立しやすい点が強みです。

3. ネット+ツールで発信も執筆も楽に

カクヨム・小説家になろう・note・ブログなど、Web投稿文化が成熟しており、ITリテラシーが高いエンジニアならSNS発信やKindle出版もスムーズ。さらに、ChatGPTなどのAIツール活用でプロット支援・構成案・対話改善が可能で、副業スタートのハードルも下がっています。


IT出身で活躍するライトノベル作家たち

桜坂洋(Hiroshi Sakurazaka)

  • 経歴:元システムエンジニア(IT企業勤務)、2003年に『よくわかる現代魔法』でデビュー
  • 代表作
    • 『よくわかる現代魔法』:プログラムで魔法をロジック化する異色ファンタジー
    • 『All You Need Is Kill』(2004年):SF+タイムループもの。2014年にはトム・クルーズ主演でハリウッド映画化(邦題『オール・ユー・ニード・イズ・キル』)
  • ITとの親和性:プログラム思考を活かした魔法システム設計や、ループ処理における構成構築はまさにエンジニア視点そのもの
  • 応援メッセージ:エンジニアとしての構造化力がそのまま物語設計で武器に!副業でも「コード書くようにプロットを書く」からスムーズに習慣化できます。

木本雅彦(Masahiko Kimoto)

  • 経歴:UNIX/インターネットエンジニア。博士号取得後もシステムエンジニアとして勤務。ライトノベル作家としても活2
  • 代表作
    • 『声で魅せてよベイビー』(ファミ通文庫):ハッカー×声優というIT×オタク趣味の交差点を描いた青春ラブストーリー
  • ITとの関連性:「ハッカー」という専門職設定がキャラ描写に自然に息づいており、技術経験が作品世界にリアリティと彩りを与えています
  • 応援メッセージ:専門用語や技術知識は、読者への説得力に直結。自身のリアルな経験を生かしたオリジナル世界は、世界観の差別化に強力です。

遠野円城(Toh EnJoe)

  • 経歴:大学院では物理・自然言語処理を研究。ソフトウェア企業勤務後、硬質SF作品で文壇デビュー
  • 代表作:『Self‑Reference ENGINE』など、思考ループや言語理論を駆使した硬質SF
  • ITとの関連性:研究者・エンジニア的な視点で「自己言及」「AI理論」などを小説に昇華し、知的読者層にも届く深みを生んでいます

他にも続々、IT知見 × 創作の同人・商業活動

  • Web小説投稿サイトでは、「現役エンジニアです」とプロフィールに掲げている作者が多数活動。
  • 同人即売会(技術書典、コミケ)では、技術ネタ×創作領域で書いた同人誌が一定の支持を得ています。
  • 「AI補助でプロット立て」「技術ネタを題材にした短編コンテスト応募」など、新しい書き方・副業の形も広がっています。

まとめ:ITエンジニアがラノベ執筆で差をつけるポイント

  1. 設計力=物語構成力
    プログラミングの順序思考はそのままプロット構築の設計力になります。
  2. 技術ネタによる世界観の厚み
    ハッカー、AI、Web開発など、リアルなIT背景を持つことで世界観に信頼性+魅力がプラス。
  3. Web発信との親和性
    note、投稿サイト、SNS、Kindle出版などを使い、副業としての執筆+収益化の流れを構築しやすい。
  4. AIツールの活用で効率UP
    プロット案、キャラ会話、文章校正など、ChatGPTなどのAI補助手段の利用で執筆の壁がぐっと低くなっています。

これから始めるあなたに伝えたいこと

  • まずは投稿から:短編でも、1章でもWeb投稿して反応を見ることでモチベーションが生まれます。
  • 技術エッセンスを隠さない:プログラム記述・ネットワーク用語・AI理論など、得意分野こそアピールポイント
  • 投稿と本業のバランスを取る:週末や深夜など、細切れ時間で1話ずつ書いていくスタイルが継続のコツ。
  • 仲間と切磋琢磨:同人界隈やオンライン読書会など、仲間を作ることで刺激と継続が得られます。

あなたのストーリーが誰かの希望に

桜坂洋さん、木本雅彦さん、遠野円城さん――彼らはみなIT業界での実務経験を土台にして、その強みを作品へと昇華しました。これは、「本業×趣味」の副業スタイルが成立する好例です。

ITスキルと小説的センスを掛け合わせ、自分にしか書けない物語を発信すること。
その先には、Web投稿の読者からのフィードバック、書籍化、ひいては映画化やアニメ化の夢さえも、十分に可能性があります

「技術者だからこそ書ける物語」が、誰かにとっての“光”になる。
さあ、キーボードを叩く手をもう一度、小説へ向けてみませんか?
あなたの物語が、きっと誰かの明日を照らします。

ゼロベースからでも学べるよう、このブログにはたくさんの参考になる記事があります。ぜひ気になった記事を読んでみてくださいね。

IT業界の方は↓も是非プレイしてみてください!必ず心に引っかかる部分があるはずです(笑)

ここまで読んで頂きありがとうございました。
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