恋愛小説 鉄壁の人気パターン5つを紹介!
「小説」と定義する読み物というのは非常にさまざまです。エッセイテイストの切り口であったり、純文学調であったりの語り口などの特徴から、ライトファンタジーやSFミステリ―などのジャンルの区分であったりと、広く分類されます。
今回は、「ファンタジー小説」や「ミステリー小説」などとジャンルによって振り分けられる「小説の定義」の中から、「恋愛小説」をピックアップします。
そして「恋愛小説」と呼ばれる「読み物」の中でも「鉄壁」と言えるであろう「不動の人気パターン」についての「定義」や「面白味」などをそれぞれにご紹介していきます。
やや古典ではありますが、参考となりそうな本も紹介しています。他にも、こんな本が該当するよ、というご意見あればコメントください。
「恋愛小説」人気パターン1.「ずっと会えない」
まずご紹介する「恋愛小説」不動の人気パターン1.「ずっと会えない」。
「遠距離恋愛」とも言い換えることができるのが、「ずっと会えない」という二人の間柄を描いた「恋愛小説」でしょう。転勤だったかもしれませんし、引っ越しだったかもしれません。
片思い中の出来事だったのかも、二人の恋が成立してからの出来事であったかも。離れ離れになってしまった恋人達が「会えなくなった距離」ゆえに生み出す葛藤やすれ違い、心模様などが面白味といえるパターンではないでしょうか。
参考作品として、KADOKAWA出版からその名もずばり「エンキョリレンアイ」をご紹介。
「恋愛小説」人気パターン2.「約束された破滅」
次にご紹介する「恋愛小説」不動の人気パターン2.「約束された破滅」。
最初から「ハッピーエンド」など有り得ないと知っていて、惹かれ合ってしまった関係。「約束された破滅」とは、そういったテーマを描いた「恋愛小説」ではないでしょうか。
こちらのパターンでご紹介しようと真っ先に浮かんだのは「不倫」を扱ったタイトルでした。
センセーショナルな展開などが流行語になった作品で、「失楽園」をご紹介します。破滅の道しか用意されていないと知りながら、人はどうしてそれを選んでしまうのか。このテーマが持つ面白味を存分に語り掛けてくれます。
「恋愛小説」人気パターン3.「愛し合ってはいけないふたり」
三つ目にご紹介する「恋愛小説」不動の人気パターン3.「愛し合ってはいけないふたり」。
恋愛小説不動の人気パターンの中でもかなり「王道」と呼ばれるものではないでしょうか。「愛し合ってはいけないふたり」。
身分、立場、続柄。「禁断の愛」や「許されない恋」とも言い表されるラブロマンスです。敵対する「立場」であったり、主従関係などの「身分」であったり、親子や兄妹などの「続柄」であったりと恋が許されない理由は広くあります。
このパターンの面白味は、やはりその関係性でしょう。本来は許されない心であると知りながら、惹かれ合ってしまった。自分の意思だけではどうにもならない人間の心というのを非常に鋭く切り取った要素をもつのが、「愛し合ってはいけないふたり」。参考作品としては、海外文学から古典中の古典を「ロミオとジュリエット」でご紹介します。
「恋愛小説」人気パターン4「最初は遊びだった」
続いては四つ目の「恋愛小説」不動の人気パターン4「最初は遊びだった」。
双方が「最初から遊びである」と考えていたのかもしれませんし、「遊び心」でしかなかった一方が次第に「本気の恋」へと心を変化させたパターンもあります。
前者であれば、お互いの心が揺れ動いた結果に待つものへのスリルなどを。後者であれば、「人の心」に「遊び」を覚えていた登場人物が辿る結末や、「遊び」を「本気」へと変化させたものとはなんだったのかなど、広いテーマと魅力を持つパターン。
もとは漫画作品ですがノベライズ化されています「オオカミ少女と黒王子」を参考作品のタイトルに。
「恋愛小説」人気パターン5「三角関係」
ラストにご紹介するのは「恋愛小説」の鉄板といえる不動の人気パターン5「三角関係」。
「彼」が好きなのは「私」の「親友」で、「私」は「彼」の幼友達で「彼」は「私」の「好きな人」……。鉄板中の鉄板とも呼ぶべき「恋愛小説」のテーマが、「三角関係」と呼ばれるものではないでしょうか。
複雑に絡み合う「好き」の方向性や「立場」が織り成すのは、繊細で人間らしい泥臭さを含んだ恋愛模様なら、それをして「三角関係」の持つ魅力をズバリ言い表しているかと思います。参考作品は、江國香織著書「落下する夕方」を記載します。
以上5パターン、ご紹介しました。恋愛小説を書く際には参考としてみてくださいね。
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