どうすべき?執筆中の自分の作品に似ている作品を見つけてしまった!

2022年1月18日

執筆中、ふと自分の作品設定に似ている作品を目にしてしまった。そんな経験はありませんか?自分としては完全にオリジナルだし自信がある、でももし盗作だと思われたらどうしよう。こんな場合、世の中の小説家はどう対処しているのでしょうか?

この記事では「執筆中の作品に似ている作品を見つけてしまった時の対処法」について説明します。
これを読めば、設定被りへの恐怖が消え、再び自信を持って筆を進められるようになります。

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似ている作品を見つけて絶望するあなたへ

一生懸命考えて、何度もプロットを練り直して、「よし、これはいける!」と書き始めた矢先に、まったく同じような設定の商業作品や人気Web小説を見つけてしまう。
これは、小説を書いている人なら誰もが一度は通る「通過儀礼」のようなものです。
SNSで同じような設定の作品がバズっているのを見てしまい、手が止まってしまった人も多いのではないでしょうか。

しかし、結論から言います。
「設定が似ている」程度で、あなたの作品の価値が下がることは絶対にありません。
どうしてそう言い切れるのか、これから論理的に紐解いていきましょう。

なぜ設定被りは避けられないのか

そもそも、小説において「まったく新しい設定」を生み出すことは、現代ではほぼ不可能です。
人類が何千年もかけて物語を紡いできた結果、大筋の「アイデア(設定)」はすでに出尽くしていると考えてください。

たとえば、「自分の中に封印された強大な悪魔の力を使い、怪異と戦う主人公」という設定を聞いて、あなたは何を思い浮かべるでしょうか。
『NARUTO-ナルト-』でしょうか。『呪術廻戦』でしょうか。それとも『チェンソーマン』でしょうか。
このように、大きな枠組みとしての設定は被って当然なのです。

大枠の設定(アイデア)具体的な作品の例違いを生む要素(表現)
デスゲームに巻き込まれる『ソードアート・オンライン』『今際の国のアリス』仮想現実か現実か、ゲームのルール
異世界に転生してスライムになる『転生したらスライムだった件』など多数キャラクターの性格、建国か冒険か
退学を賭けたエリート学園闘争『ようこそ実力至上主義の教室へ』『賭ケグルイ』特殊能力の有無、頭脳戦のベクトル

表を見ていただければわかる通り、「設定(アイデア)」は重なっても、「どう描くか(表現)」が違えば、まったく別の名作として愛されるというわけです。

似ている作品を見つけた時の3つの対処法

設定被りは気にする必要がないと言われても、同じような作品が出回っていると知ってしまったら、焦るのが人間ですよね。
そんなとき、具体的にどう動くべきか、3つの対処法をお伝えします。

1. その作品を読むのを即座にやめる(深追いは最大の罠)

一番やってはいけないのは、「どこが似ているのか確認しよう」と、その作品を熟読してしまうことです。
似ている部分を見つけるたびに「ここも同じだ!」と落ち込み、逆に違う部分を見つけると「自分もこっちの展開にしようかな」と無意識に引っ張られてしまいます。
似ている作品を見つけたら、タイトルをそっと閉じて、二度と見ない。これが鉄則です。
情報を遮断して、自分の世界に引きこもる勇気を持ってください。

2. キャラクターへの愛着を信じて書き切る

設定が似ていても、あなたの物語に登場するキャラクターは、あなたにしか生み出せない独自の悩みや価値観を持っていますよね。
「この主人公なら、この場面でなんて言うだろうか」と、キャラクターの感情の動きにフォーカスしてみてください。
キャラクターに寄り添って執筆を進めれば、最終的な結末や読後感は、似ていたはずのあの作品とはまったく違うものに仕上がっているはずです。

3. 一部だけ設定を明確にずらしてみる

どうしても「パクリだと言われないか不安で筆が進まない」という深刻なスランプに陥った場合は、少しだけ設定にスパイスを加えてみましょう。

• 主人公の性別や年齢を変えてみる

• 舞台を中世ファンタジーから近未来SFにスライドさせる

• 語り手を主人公から、傍観者の脇役に変える

これだけで、物語の景色は劇的に変わります。
もともとの自分が書きたかった「芯(テーマ)」さえブレなければ、着せ替えをするように設定を変えることは逃げではありません。

大ヒット作も最初は「何かに似ている」から始まる

世の中で「神作」と呼ばれている作品のクリエイターたちも、初めは過去の名作に多大な影響を受けています。
たとえば、『僕のヒーローアカデミア』の作者である堀越耕平先生も、アメコミからの影響を公言されています。
自分の好きなものを詰め込んだ結果、何かに似てしまうのは、あなたが「王道の面白さ」を本能的に理解している証拠でもあります。

あなたの紡いだ言葉のテンポ、登場人物のセリフの温かさ、情景描写の美しさは、世界中のどこを探してもあなただけの「表現」です。
誰かの作品と似ていることを言い訳にして、執筆をやめてしまうのはあまりに勿体ないと感じます。

まとめ

本記事では、執筆中の作品と似ている作品を見つけてしまったときの心構えと、具体的な対処法について解説しました。
設定被りは悪いことではなく、むしろ物語のジャンルが読者に認知されやすい(=読まれやすい)という武器にもなります。
さあ、今日も物語を書きましょう。あなたの傑作を待っています。


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