「作品宣伝のための集客サービス」を注文した作家さんが「小説家になろう」から警告を受け、作品を削除される事件が発生

「ココナラ」から「作品宣伝のための集客サービス」を注文した作家さんが、「小説家になろう」から警告を受け、作品を削除される事件が発生しました。
このサービスは「SNSでの宣伝によるPV増を期待させるような商品説明」になっていましたが、実際には「大量の複垢からポイントを投入して無理やりランキングにねじ込み、PVを増加させるもの」でした。
当然、不正なポイント操作として小説家になろう運営に検知されました。アカウント削除もありえた事案でした。

現在、金銭を対価に作品への不正な評価入力等を請け負う外部サービスを確認しております。 該当サービスを利用した場合、違反として対応を行う可能性がありますのでご注意ください。

みなさんも、「作品宣伝のための集客サービス」を謳う業者に注意してください。

 

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作家さんの「集客サービス」の利用についての所感

本件に関しては様々な意見があるかと思いますが、私は、作家さんが「自分の作品を読んでほしい」という気持ちを尊重しますし、集客サービスを利用した気持ちも尊重したいです。

世の中にはスコッパー(掘り出し物作品を探して宣伝する人のこと)がたくさんいらっしゃいますが、作品数はスコッパーでピックアップ可能な数を超えているでしょう。
また、作品を宣伝するかどうかはスコッパーのセンス次第であり、スコッパーと感性が合わなければ一生宣伝されません。

 

作家であれば、スコッパーに宣伝されてPVが伸びた作品と自分の作品を比べて、自分の作品の方が優れていると考えることもあるでしょう。
つまり「宣伝さえあればPVは伸びるはずだ」と考えても仕方ありません。

宣伝サービスが合法のものであれば、実際にPVが伸びて書籍化が実現するかもしれないんです。この状況で宣伝サービスを利用する心理は大変理解できます。
だから私は、作家さんが「自分の作品を読んでほしい」という気持ちを尊重しますし、集客サービスを利用した気持ちも尊重したいです。

※SNSをつかって自力で宣伝しろという人も多いでしょう。しかしTwitter等でバズるツイートを投稿して、注目をあつめられるのは、限られた人だけです。バズらせるのは才能がいります。めちゃくちゃ難しいんですよ。凡人はバズったツイートを必死に研究することから始めなきゃいけません。
※現代はマルチタレントを求めすぎています。時間も労力も限られている現代人に、小説執筆とSNS運用をダブルでやれというのはあんまりです。小説の才能はずば抜けているが、SNS投稿が下手な人なんて、いくらでもいます。自分の苦手はアウトソーシングするという考え方に、もっと寛容であるべきです(でないと自分が苦しくなります)。以下、覚えておきたい言葉です。

凄い人って、たいてい何かを諦めている。「自分は時間が守れないから会社勤めは無理」とか、「物の管理や掃除ができないからお金払って業者使う」とか平気で言う。「中学生レベルの英語さえわからない」とか、「人の気持ちがわからない」とさえ言う。その分誰かに頼んだり、補償したりがとても上手い。

 

同じ問題に巻き込まれないために

本件は、作家さんも被害者だったと考えます。
不正なポイント操作で集客しているなど明かされていないわけですからね。だとすると、同じ問題に直面する人が出るかもしれません。

注意するならば「ココナラ」などのスキル販売サイトでは、実績が少ないサービス、仕組みがわからないサービスは安易に購入しないようにしましょう。可能なら実際に顔を合わせて話ができる人を選びたいところです。クラウドワークスで仕事を依頼する方が良いかもしれません。↓↓

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もし、すべての商品が疑わしく見えてきたあなたは、宣伝のことは一旦頭の隅において、執筆に集中しましょう。結局、面白い作品をコツコツと毎日投稿する以上の宣伝はありませんからね。

啓発エッセイ

作家さんご本人からも「ランキングの不正の件についてのお詫びと啓発」というエッセイが発表されています。誰もが手を伸ばしてしまいそうな誘い文句で、勧誘があったそうです。皆さんも気をつけてくださいね。

https://ncode.syosetu.com/n8322if/

ここまで読んで頂きありがとうございました。
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