小説家を目指すあなたが出会う3つの敵

2021年9月7日

 今まで本を読むだけだったけど、自分の物語を書いてみたい。
 そう思ったあなた。小説家の道にようこそ。

 このエントリーでは、小説家を目指すあなたが出会う3つの敵について紹介します。

 「教育系YouTuber」の中田敦彦さんは、「人生って何やったっていいはずの、たった100年の時間じゃないですか」と述べています。私もまったく同じ考えをもっています。他人がなんといおうと、あなたの100年の人生は、何をやったっていい、あなただけのものです。

 その上で、夢に向かって歩き続けるあなたが今後出会う、3つの敵についてアドバイスをしたいです。敵に惑わされず、あなた自身の小説を紡いでください。

 

敵その①「味方のフリをした敵」

 あなたが何か新しいことを始めようと発起し、それを周りに話したとします。すると「味方のフリをした敵」に出会うことがあります。

 例えば「小説家になる!」と掲げたあなたに、AさんBさんが近づいてきて、下記のように話したとします。どちらが「味方のフリをした敵」でしょうか。

  • A「でも小説家って稼げないんでしょ? 恋愛とかできるのかな?」
  • B「小説家は稼ぎが少ないみたいだ。生活に困ったら、文章を書いてお金をもらえるバイトもできるよう、読者に寄り添った文章を書けるようにしとくといいかも」

 答えは当然Aですね。Aは相手のことを心配しているように見えますが、腹黒い人物で、「悪い情報」だけを告げ口してきます。こういう人は世の中に無数にいます。このAは、心配しているふりをしているけれど「そんな新しいことはやめようと、夢を諦めさせたい敵です」。誰かを心配する自分の姿に酔うのはいただけないですね。

 敵味方を見抜くためのポイントは、「プロジェクトを進める前提で心配している」のか、「辞めさせる前提で心配している」のかです。

 先ほどの例のBさんは、プロジェクトが達成されたうえで、問題にどう対処するかを話しています。こういった人は味方につけておきたいですね。ただ、Aさんは心配を全身で表現するでしょうが、Bさんは会話の時に感情を表に出さないタイプのはずです。あなたに興味がないように見えてしまうタイプです。

 Aさんのように心配を全身で表現する人が敵で、Bさんのように冷めている人が味方……というのは、知識として知っていないと誤解してしまいます。人間社会のバグのようですね。

 あなたも「味方のフリをした敵」に元気を奪われないようにしましょう。

 

敵その②「なかなか動かない敵」

 あなたが夢に向かってあるきだすと、必ず応援してくれる人がでてきます。「今月中に読むよ!」「次の機会にあなたの本を買うよ!」こういってくれる人はとても有り難いですね。

 ですが、読むよ買うよといいながら、なかなか行動してくれない人がいます。読むって言ったのに2週間も音沙汰なしか。感想を書くって言ったのに2ヶ月も音沙汰なしか。

 これを書いている私も、応援したい人の作品に感想を書けていなくて本当にブーメランで申し訳ないのですが…………この「なかなか動かない」人は、はっきりいって敵です。

 ここからは「なかなか動かない」私自身が懺悔も込めて書きます。「なかなか動かない」人は、あなたの才能に嫉妬しています。素敵な文章だったから、自分はどんな感想を書いたら報いることができるのかと悩んで手が止まってしまっています。素敵な文章を書いてくれてありがとうと伝えたいが、言葉にできていないです。

 ですが、それはあなたに伝わりません。「なかなか動かない」人はあなたにとって行動してくれない敵です。その人から感想がこないなと思い悩むことに時間を使わないでください。それでも「なかなか動かない敵」は、あなたに嫉妬していますし、心のなかでは称賛していますし、感謝しています。そのことを忘れないでください。

 

敵その「本気じゃない敵」

 あなたが夢に向かってあるきだすと、必ず本気じゃない敵に出会います。

 この敵は「自分も小説書いてるんですよ〜一緒に頑張りましょう!」などと甘言を吐きながら近づいてきます。ですが実際は新作を1年も書いていない。ずっとTwitterで物語論を語ったり、小説家になろうはさぁと愚痴を言っています。

 こういう「本気でやっていない」仲間は、敵です。いまは敵じゃなくても「自分が本気でやってるからこそ、本気でやってない人にイライラする」ことは当たり前で、いつの間にかイライラが募って敵になっていきます。

 「本気じゃない敵」と出会ってしまったときは、依存しないことが大事です。結局のところクリエイターは、孤高です。目的が同じで歩むスピードが同じ時だけは並走するけれど、スピードが違ってしまったら、別れる。ですが別れても、一緒に歩いた日々を噛み締めて未来に向かえばいいんです。

 私は、藤本タツキ先生のルックバックからも、それを読み取りました。

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まとめ

 今まで本を読むだけだったけど、自分の物語を書いてみたい。そう思ったあなたに、これから出会う3つの敵についてご紹介しました。

  • 敵その①「味方のフリをした敵」
  • 敵その②「なかなか動かない敵」
  • 敵その「本気じゃない敵」

 人生って何やったっていいはずの、たった100年の時間です。敵に惑わされず、あなた自身の小説を紡いでください。私はあなたの敵にならないよう、これからも頑張っていきたいと思います。今後ともどうぞ宜しくお願いします。