1巻完結の名作小説を紹介!まずはこれを読む!
小説家として成功したいとは思っていても、ゼロから始めるとなると、その道のりは長く、複雑なものです。そこで、まずは1巻で完結する小説を読むのも一つの方法です。小説家を目指す人にとって、魅力的なストーリーの作り方を学ぶ良い教材になるはずです。しかも面白いので勉強している感覚はなく、夢中になって読めます!
今回は、一巻で完結している小説のメリットと、おすすめの小説をご紹介します。
一巻完結の小説を読むメリット
一巻完結の小説には、以下のようなメリットがあります。
- 1巻に絞ることで、読者は物語の始まりと終わりを明確にすることができます。伏線が回収され、作品がハッピーエンドなのかバッドエンドなのかが1巻で確定します。小説家の教材として、自分好みのエンドを迎える作品を数冊選ぶことで、魅力的な物語の作り方を学ぶのに最適なツールになります。
- 最小限のキャラクター数で、物語を展開する術が学べます。キャラクターの動かし方や、各キャラクターの過去の掘り下げ方、キャラクターがどう変わっていくかを学ぶことができます。
- 文章の書き方を学ぶ上では、本を模写するのも一つの方法です。1巻完結のライトノベルは模写しやすく、物語をどう展開していくかもわかりやすいのでオススメです。
- 1巻で完結しているので、お小遣いで完結した小説を購入することができます。コストメリットに優れています。
つまり、これから小説を書こうという人に、まさにオススメの教材です。ストーリーテリングの仕組みを学べるだけでなく、自分の物語に応用することもできます。また、コンパクトにまとまっているため、一気読みも可能で、学びながら作品を完成させる満足感も得られます。1巻完結のライトノベルは、作家を目指すにはもってこいのアイテムなのですね。
そもそも一巻で完結する小説がもっと増えてもいい(小説界の今後の展望)
メリットでも書きましたが、一巻で完結している小説はストーリーが綺麗に完結し、伏線も回収され、コストメリットもあります。これは読者にとってもありがたいです。
さらに、読者は1巻の小説のストーリーとキャラクターを覚えればよいので、物語の重要な部分をより簡単に記憶することができるようになります。 作家としてはシリーズ物を連載するほうが印税収入も多くなり、長期連載ともなればアニメ化やゲーム化、漫画化など様々なメディアミックスを目指すこともできます。(人気作品は長期連載してもらうほうが出版社としても嬉しいです)
ですが、私自身は一巻で完結する小説がもっと増えてもいいと思います。
世の中には多種多様の娯楽が溢れています。今は時間の奪い合いなんですね(Youtubeもショート動画に注力しています)。もしかしたら今後は1巻完結で感情を動かしてくれるような作品が好まれる時代になるかもしれません。小説の界隈にも、動画文化のスピード感が持ち込まれている、と感じたことを以下エントリーで書きました。
1巻で完結する小説から物語の書き方を学び、自分自身も1巻で綺麗に完結する作品を書いてみるのも良いでしょう。
1巻で完結するおすすめのライトノベル
さて、ここまで1巻で完結する小説のメリットや、今後の展望について述べてきましたが、ここからは名作をいくつかご紹介していきます。
「All You Need Is Kill」
「All You Need Is Kill」は、桜坂洋さんによる日本の軍事SFライトノベルで、イラストは安倍吉俊さんが担当しました。この小説は小説家仲間から広く賞賛され、この小説を原作とした映画も2014年に公開された「エッジ・オブ・トゥモロー」です。この小説は、時間ループに巻き込まれ、戦闘の最後の日を繰り返し追体験することになった兵士を描いています。印象的なビジュアルと魅力的なプロットで構成された、魅力的なアクション満載の物語です。
「ステラ・ステップ」
林星悟さんの「ステラ・ステップ」は隕石によって地球が荒廃した世界を描いた、刺激的で斬新な物語です。この世界では、国家間の戦争手段としてアイドル同士が戦っており、レインは広大な砂の砂漠に覆われた土地で最強のアイドルとして君臨していました。リハーサルでハナに負けたことで、レインは今まで知らなかった感情を知ることになります。これはまさに必見です!荒廃した世界で描かれる、アイドルガールたちのユニークな姿に唖然とすることでしょう。パワフルな歌と踊りで、脳を揺さぶり、感情を揺さぶる。言葉を失うこと間違いなしです。
「夏へのトンネル、さよならの出口」
八目迷さんの『夏へのトンネル、さよならの出口』は、読者の必読書リストの上位に入るにふさわしいライトノベルです。高二の塔野カオルは夏休み、森の中で不思議なトンネルに入り、そこから不思議な世界へと導かれる。この世界での彼の旅は、冒険と予想外の展開に満ちた忘れられない旅となる。比較的少ないページ数にもかかわらず、優れた人物描写と強い物語性で、感情移入できる冒険物語を提供してくれます。単行本を読み終えた時点で物語は終わってしまうが、この珠玉のライトノベルに出会った幸運な読者は、その衝撃的なテーマが心に残ることでしょう。
「涼宮ハルヒの憂鬱」
谷川流さんのライトノベル作品「涼宮ハルヒの憂鬱」は、1巻完結ではないですが、極めて優れた構成と読みやすい文章で書かれた小説ですので、ぜひ参考にしていただきたいです。涼宮ハルヒは、クラスの自己紹介で、普通の人に飽きたこと、超能力者を探すのが自分の使命であることを大胆に宣言します。それを受けて、クラスメイトのキョンは超常現象をテーマにしたクラブを立ち上げることを提案します。涼宮ハルヒが当然のようにカルト的な支持を得るのに、そう時間はかかりませんでした。個性あるキャラクターが涼宮ハルヒに翻弄され、綺麗に収束する物語はとても参考になります。
まとめ
一巻で完結する小説は、短時間で満足のいく読書をしたい読者にとって最適な選択肢です。小説家を目指す人にとっても良い教材になるはずです。ぜひ1巻完結の小説を読んで、心に残るストーリーを楽しみながら、自分の作品に活かしてください。
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