RTした人の小説を読みにいく 感想その7

2019年10月7日

9/24に#RTした人の小説を読みにいく タグをつけてTwitterで小説を募集しました。


少しずつですが、このホームページに読んだ小説の感想を書いていきます。
一度に複数の小説の感想を書くのは、自分の好きな作品だけじゃなくて、いろんな作者さんの物語に興味を持っていただけたらなという想いからです。

RTしてくださった方へ。
小説家になろうユーザの方に対してはブックマーク&評価等も順次させていただきますので宜しくお願いいたします。リツイートのみの方の作品は読むのが少し送れるかもしれません。Twitterで表示されたコメントの順に読んでいます。

本日5件。それでは感想いってみましょう。

新訳・少女と少女は鏡面世界をさまよう

https://ncode.syosetu.com/n8007fq/

キュア・ロリ・イタリアン様著
第06詠唱 銀の魔女ベティ・ロージャスまで読みました。

主人公はリリィ。表の世界と裏の世界を行き来しながら、記憶を取り戻すために旅をする、話と思います。

視点移動やら場所移動が多い作品で、かつ私の理解力がなさすぎて、途中でよくわからなくなっちゃいました。すみません。

個人的には健二のいる方の世界が気になったのですが(おそらく日本語の名前を見て親近感が湧いたため、一気に心惹かれたのかもしれません)、そちらはバックヤードなので、チラチラとでてきます。将来的にバラバラのピースがひとつになり、こういうことか!と納得するのでしょうね。

任侠桃太郎

https://ncode.syosetu.com/n9856el/

黒咲すてら様著
最後まで読みました。
桃太郎の新解釈。

カタカナ名の主人公がヨーロッパ風の世界で旅する作品が多い世の中で、桃太郎をリメイクするという発想が斬新で面白いです。

キャラクターが全員カッコよく、昔話とかけ離れたイメージを想起させます。

桃太郎。振る舞いから何からカッコよく、auのCMの桃太郎をイメージしちゃいます。
犬。義理深くて決めるところを決めます。イメージ的にはもののけ姫に出てくるくらいのサイズはありそう。
猿。喋り方が典型的な極道。しかし組織を抜けるかどうかで葛藤もあり、等身大のキャラクター。
雉。ほかのメンバーを鼓舞する姉さんポジションで、達観した雰囲気から火の鳥をイメージしました。

すごいメンバーです。キャラクターが濃いとそれだけで物語の牽引力がありますね。

鬼の悪業に関しても新解釈がされており、鬼イコール悪という固定概念を外す面白さがあります。エンディングの落とし方も王道でハッピーエンドにまとまりますので、桃太郎を信じて安心して読んでください。

わずか5話でこの展開が描けるのはすごいと思いました。面白かった!

そして少女たちは甘露を目指す ~マイナードリンクを愛することに理由などいらない!~

https://novelup.plus/story/196887576

留確惨様著
5話まで読みました。

導入のインパクトがやばいです!こういうつかみも有りですね。いかがわしいことを考えてしまうのは私の心が汚れているからでしょう。
そして実体験を踏まえたエッセイ的な物語ということで、表現が大変リアルで、キャラクターと一緒に体験している気分になります。

マイナードリンク好きというキャラクター付けも素晴らしく、物語が知的好奇心を満たしてくれます。

作者様には時間がかかってもいいのでずっと続けて欲しいですね!

迦具夜姫異聞~紅の鬼狩姫~

https://kakuyomu.jp/works/1177354054890023640

あおい彗星(仮)様著
二夜まで読みました。
かぐや姫のその後を描く意欲作。
地上を統べる帝へ宛てた手紙の内容に衝撃をうけます。

日本の誰もが知っているかぐや姫をモチーフにした世界観のため、キャラクターや世界観のイメージがしやすく、大変物語に入りやすいです。

ゼロから世界を構築し、読者を惹きつけるのが難しい時代ですから、このアイデアは秀逸です。入りやすいわかりやすいというだけで物語の牽引力はありますから。

彼岸と此岸、陰陽師など日本風の世界観でもまだまだ魅力的な世界はつくれるという可能性を感じました。

ストーリーの感想です。
かぐや姫の存在を匂わせて魅力的な世界観を構築しつつ、主人公である陰陽術師の神野緋鞠と銀狼が、佐野仁という少年と出会うところから物語は始まります。

一夜はそれだけで完結していて、文章も堪能で長さも最適、サクサク読めます。読み終わった後は、さわやかな春の息吹のような読後感があります。

第二夜で大和に入った神野緋鞠は学園都市という陰陽師養成所に入学します。学園モノでもあったのか!

陰陽師の学園都市という、いかようにも面白く展開できる余地を残しながら、二夜は終わります。

この感想の中で気になったキーワードのある方は是非続きを読みに行ってみてください。

嫌われ者と能力者

https://ncode.syosetu.com/n6052de

あめさか様著
教室 まで読みました。

嫌われ者の戸山望が、クラスの女生徒、七原実桜に呼び出しを受けるところから物語は始まります。

主人公がクラスのボスである藤堂さんに抱いた面倒くささに共感し、物語に引き込まれていきました。主人公に共感できるって、物語を読ませる大事な要素ですよね。

戸山はクラスではみ出し者にされてはいるけど、前向きで冗談も言えるタイプ。人のことを心配する優しさも持ち、共感できる主人公です。

七原は注意を向けた人の声が聞こえてしまう能力者で、自分に好意や嫉妬を向けるクラスメートが彼女の精神的な負担になっています。
そのクラスの中で、はみ出しものがゆえに人生に達観し、七原のことをなんとも思っていない戸山だけが七原の特別な存在になる点も面白いですね。

戸山と七原の掛け合いで場を温めてから、次の登場人物の登場につなげる展開も上手いです。
視点移動が多すぎると物語を見失うこともあるのですが、この物語は見失いませんでした。
文章が巧みなのと、主人公が好感できるキャラクターで続きが気になるからでしょうか。七原が可愛いのも大きいですね。キャラクターの物語の牽引力がすごいです。

七原以外にも、めちゃめちゃあざとい妹キャラなど、能力者はでてきますが、教室での出来事をメインに物語は進みます。クラスのはみ出しものが女の子を助けるという展開が熱いですよ。

好感の持てるキャラクターに惹きつけられる物語、ぜひ読んでみてください。