RTした人の小説を読みにいく 感想その3

2019年9月30日

9/24に#RTした人の小説を読みにいく タグをつけてTwitterで小説を募集しました。



少しずつですが、このホームページに読んだ小説の感想を書いていきます。
一度に複数の小説の感想を書くのは、自分の好きな作品だけじゃなくて、いろんな作者さんの物語に興味を持っていただけたらなという想いからです。

RTしてくださった方へ。
小説家になろうユーザの方に対してはブックマーク&評価等も順次させていただきますので宜しくお願いいたします。リツイートのみの方の作品は読むのが少し送れるかもしれません。Twitterで表示されたコメントの順に読んでいます。

本日も6件。それでは感想いってみましょう。

セイクリッド・パニック ~ホーリーブラッド編~

https://ncode.syosetu.com/n9536ff/

緋路雪(ひろゆき)様著
奇跡の確率まで読みました。

聖水と同じ効力を持つ聖なる血の持ち主 貴船暁とエクソシストの出会いから物語は始まります。

聖なる血はある程度成長しないと持ち主かどうかわからず、暁は聖なる血の持ち主と発覚したせいで悪魔や妖魔に狙われてしまう。
これによって、これまでなぜ戦いに巻き込まれなかったのかや、なぜ戦闘に巻き込まれるのかという細かいツッコミにも耐えられる奥行きが出ています。

魔族(悪魔や妖魔)が人間として一生を終えることもあるという設定もいい味を出していて、ヒロインの加茂川摩耶が実は魔族なのですが、彼女がいまにも悪魔になってしまうんじゃないかと緊張感を感じながら物語を読み進められました。

聖なる血を持っているがために、ヒロインと手を繋ぐことすらできないという展開が、各設定を活かしきった展開で大好き。エモい。

最後はハッピーエンドで終わるのも、読後感がとてもよかったです。皆さん。安心して読んでみてください。

世界が魔王過多で、勇者が泣いています

https://novel18.syosetu.com/n4741fs/

かばパパ様著
エロ注意。

洞窟まで読みました。
主人公は駄女神最後のチャンスで召喚された毒島 祐太郎。無骨と見せかけて軽いキャラです。

net shoppingという特殊能力が非常に面白い。制限付きの四次元ポケットみたいな感じで、物語のトリックとして使い勝手が良さそうです。
もちろん作品世界でモンスターを倒すことでnet shoppingで使えるお金も増え、それを使って金策に走ったりします。

エロもありますので、趣向が合う人にとっては願望充足系の物語としてオススメです。

魔王については今読んだところまでだと特に言及されていません。魔王過多の世界っていうアイデアも面白いのでここからどう展開されるか楽しみです。

崩壊世界で嗤う者

https://kakuyomu.jp/works/1177354054890921183

台所醤油様著
11話まで読みました。
第1話で母と妹が死に、絶対に神を殺すと誓う主人公が、名前なんだっけ状態のまま体を乗っ取られるというチャレンジングな展開。

神が転移者を使って人類を皆殺しにするという設定が面白いです。転移者という概念からはいろんな発想ができますし、物語のギミックとして奥行きがあります。

僕の読解力が低く、こいつ誰だ状態になってしまったので、名前はもう少し早めに明かしていただけると助かります。

銀河一、永い家路

https://kakuyomu.jp/works/1177354054891042515

未完成ポッキー様著
覚悟まで読みました。

村に伝わる勇者ウェルバーの物語「星の勇者」を信じる少年コウと、謎の生物と出会った二人の少女のロードムービー。

どこか懐かしいファンタジーな世界観が広がっています。三本の矢を放つオリオンの弓矢、適性がある人しか読むことができ

ない上級魔法の本、傷を治すユニコーンダガー。なんでも願いを叶えるという星の力を使って魔王を倒した勇者ウェルバーに習い、伝統的に受け継いできたムーンストーンを探すブレイバーカーニバルの習わし(毎年優勝者が石を隠しにいく)。こういった小物が物語を彩ります。

全編通して優しい物語です。
変にうがった見方をせず、おとぎ話を読むように安心して読んでみてください。

面白かった。

<海狼>の系譜 第1部 海神の娘

https://cervan.jp/story/p/4728

時枝香樹様著
第1部読みました。
これは人間を描いた作品です。

奴隷の娘 菫が海賊七部族長のひとり海狼ベルクリフに見初められるところから物語が始まります。

前半は菫と菫の救った奴隷二人、ベルクリフの従兄妹、前妻との間に生まれた息子、弟たちを通して、ベルクリフという英雄の強さが描かれていきます。

しかし次第に薫はベルクリフの強さに恐怖を感じ始め、物語は薫を中心に動き始めます。

ベルクリフが前妻のことを話してくれないとこに対し、話したくないほど愛していたと解釈して自信を失う菫。海賊の長に見初められたというのに、それを幸運とはとらえず、逆に恐怖と不安を抱いてしまう。まわりの人間はそんな薫とベルクリフの間にあらぬ噂を立てたり、憎しみを抱いたりします。

ベルクリフが自分の話したくない過去を話した後も菫は悩み続け、これほど女性は男性を信じられないものなのかと男である僕は苛立ちましたが、その苛立ちがスカッと解消される展開が待っていました。マイナスからプラスへ心が動き、本当に楽しいと感じることができました。

最後までベルクリフはかっこよく、周囲の家族にもハッピーエンドが訪れ、ジンと涙が滲みました。どちらも悪くない二人の間に生まれた誤解が解け、和解する展開にはグッときますね。

心の機微を描く名作です。

1話が3万文字ほどあるので、なろうやカクヨムに慣れた人には読みづらいかもしれません。本読みで鍛えた胆力のある読書家なら、これは楽しめるんじゃないでしょうか。

ヒガンウタ

https://kakuyomu.jp/works/1177354054889883933

塚野 自由様著
10話まで読みました。
主人公は人類が妖怪によって滅ぼされた世界にただひとり取り残された少女。

妖怪が思ったよりもいいキャラで、異世界旅歩きという感じです。

妖怪と仲良くなって親妖怪となった少女が、宇宙に脱出した人間と対峙して葛藤するような物語になれば面白いかもしれません。