物語制作2つのアプローチ【トップダウン、ボトムアップ】

2019年6月18日

こんにちは。

小説書いていますか?

え?小説を書きたい想いはあるけど、そもそも物語の作り方がわからない?

この記事はそんなあなたのヒントになるかもしれません。

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物語制作2つのアプローチ

私が小説を書く際には、2種類のアプローチを使い分けます。

それはトップダウン型とボトムアップ型のアプローチです。

トップダウン型

トップダウン型はストーリーのプロット(物語の筋)をオープニングからエンディングまで決めてしまい、そのプロットの流れにしたがって物語を書いていく方法です。

私が物語を書く際は、こちらのアプローチで書くことが多いですね。

特に「境界を超えろ!」第1~3巻については、オープニングからエンディングまでプロットを考えて物語を書いていきました。

つまり、世界中から愛される最高の王を描くという目的を持って、アインが世界から愛されるためにはこれとこれと、こういう実績が必要だよね。だからこういう展開が必要だよねという形で物語を書いています。

例えば

最高の王には最高の師匠が必要だよね(ヴォルター・K・グインのこと)や、最高の参謀が必要だよね(ライロック・マディンのこと)、
もちろん最高の嫁も必要だよね(リングリット・ラインカーネーションのこと)

といった細かな目的も果たせるように物語を組んでいきました。

目指すべき目的(テーマ)が明らかなら、その目的を果たすために必要なものを描くだけでも、あっという間に本1冊の分量になります。

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ボトムアップ型

ボトムアップ型は、キャラクターの詳細設定を詰め、ストーリーのオープニングプロット(物語の筋)だけを決めて物語を書いていく方法です。

私はこちらのアプローチで物語を書くことは少ないのですが、例えば「境界を超えろ!」4巻の混沌開闢ではこちらのアプローチを使いました。

いわゆる見切り発車といえなくもないですが(笑)

ボトムアップ型のアプローチでは、登場させる人物だけ予め決めておきます。

例えばディバイド・エックスであれば

・クラリス・レイヤー(優柔不断な美しい偶像)
・ファリス・レイリーン(ハキハキ喋る社長)
・エンドラル・パルス(英雄アインの影を追っていたが、ある出来事を経て自分のできる範囲で世界を変えていけばいいと気づいた)
・タイナ・ミノウ(男尊女卑、陰陽術士)
・ユン・ウェイ(リングリットの親友。元アイドル)

実際はもちろんもっと詳細までキャラクターを詰めてから描き始めますが、ざっくり上記のような特徴を持ったキャラクターを設置しました。

そしてキャラクターができたら、主人公クラリスに目的を与えます(私はルクシオンをヒトの争いの輪廻から救い出し、再び特色ある部族の国として蘇らせたい )。

物語を動かすためには、主人公の目的に共感するもの、反対するものがもちろん必要なので、タイナを彼女を邪魔するキャラクターとして設定しています。

あとは、
タイナがクラリスに嫌がらせをするとしたらどうするかな?
クラリスは嫌がらせされたらどうするかな?
と考えてコンフリクト(衝突)させると、物語が始まります。

最終着地点としてクラリスも成長し、タイナも変化すると、物語の終着点としては収まりがいいでしょう。そういう意味ではディバイド・エックスは大成功した作品だと考えています。

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まとめ

物語の作成方法には2つのアプローチがあります。
それはトップダウン型とボトムアップ型です。

トップダウン型の参考フローは下記。
キーワードは「そのためにどんな展開が必要?(How to do)」
「なぜ、その展開は起こった?(Why)」

ボトムアップ型の参考フローは下記。
キーワードは「目的は?(To be)」、
「そのために何をする(What to do)」、
「どうなる?(What will happen)」

ぜひ参考に物語を書いてみてくださいね。

ここまで読んで頂きありがとうございました。
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